幡大介のレビュー一覧

  • 股旅探偵 上州呪い村

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    幡大介の"本格"時代ミステリ第二弾。今回は股旅物に横溝オマージュやクトゥルフ要素まで詰め込まれた贅沢?仕様。お約束のメタレベルからのツッコミにも思わずニヤニヤさせられる。

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    2014年02月24日
  • 大富豪同心 9 卯之吉子守唄

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    自身番に女がやってきて卯之吉にと赤ん坊を託した。いきなり赤ん坊を預かることになって大騒ぎの八巻邸だが、卯之吉は女は産女ではないのかと変な興味を持って調査に当たる。そのうち、盗賊の一団がその赤ん坊を狙っていることがわかり…
    相変わらず娯楽時代劇のような安心して読める面白さ。今回は三国屋が登場しなかったのと、水谷&由里之丞の見せ場が少なかったのが残念。

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    2014年02月12日
  • 大富豪同心 13 春の剣客

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    大富豪同心シリーズ13作目。ここまで来るとパターン化されてて先が読めるんですが、
    脱力系の卯之吉が妙に味があって次も読みたくなるんです。


    今回のゲスト出演者は浪人です。
    それも相当不景気な浪人です。
    ニュースではいろいろ良さげに報道されてきてますが、
    実際にはまだまだ不景気な現実を生きる者として身に詰まされたりして。
    逆に卯之吉の散財っぷりで癒されました。
    あまりの馬鹿馬鹿しさがいっそ清々しいくらいです。


    卯之吉の剣豪だという名声を陰で支える美鈴様と水谷様ですが、
    今回はちょっと危なかった。
    件の浪人がやたら強くて、同心八巻の化けの皮がとうとう剥がれるかと。
    まあね。
    そこはあの卯之吉

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    2017年10月14日
  • 大富豪同心 12 甲州隠密旅

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    大富豪同心シリーズ12作目。前作で助けた権七郎の再びのピンチを救うべく、
    卯之吉が江戸を出て甲州街道を行く話でした。


    それにしても。
    同心は江戸の外へ出られない決まりとは知りませんでした。
    勉強になります。
    ただし町人に成りすます隠密廻り同心だけは例外だとか。
    という訳で、急遽卯之吉が隠密廻り同心に任命されます。
    助けられる側の権七郎も助ける側の卯之吉も、
    町人として育てられているのでちっとも危機感がありませんが、
    大身旗本の坂上家の一大事なのです。
    卯之吉の上司、沢田様には同情します。
    こんな部下いたらストレス溜まりまくり。
    絶対嫌だろうな。
    そして卯之吉はやっぱり卯之吉なので、
    流され

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    2017年10月14日
  • 大富豪同心 11 湯船盗人

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    大富豪同心シリーズ11作目です。
    湯船を盗むってどゆこと?と思いましたが、
    卯之吉も分からなかったので企みに乗っかってみたら・・・、
    という話でした。

    内容紹介によると、
    あの卯之吉が遂にやる気を出したかのようですが、
    そんなことは全然ありませんでした。
    卯之吉はやっぱり卯之吉、極楽トンボでした。
    被害者が知り合いだったこともあり、
    好奇心も手伝って首を突っ込んだはいいが、
    寒いだの何だのですぐにへこたれるし、
    周りの空気を読まずに遊蕩に走るし。
    卯之吉の本性を知っている美鈴様や銀八と遊蕩仲間が、
    その度に袖を引いてフォローしてます。
    まあ、そういうところがこのシリーズの面白いところです。

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    2017年10月14日
  • 大富豪同心 8 刺客三人

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    卯之吉を狙うお峰が小伝馬町の牢から脱走し、前巻でも活躍した山嵬坊と結託して再び卯之吉暗殺を企む。荒海ノ三右衛門や美鈴は必死に守ろうとするが、肝心の卯之吉は夜遊びを我慢しきれず吉原に出かけてしまう有様で…
    山嵬坊が雇った三人の刺客が三人三様で面白い。卯之吉ばかりか身代わりの由利之丞まで偶然で助かってしまい、そのうえ凄腕と勘違いされてしまうのはどうかと思うが、その由利之丞の金に執着する意地汚さも事件解決に役立っているところはさすが。

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    2014年01月05日
  • 大富豪同心 7 水難女難

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    長雨による水害で米不足に陥り、飢餓にあえぐ江戸の町。
    卯之吉を狙うお峰たちはこの機に町人を煽動して打ち壊しによる治安破壊、同時に卯之吉暗殺を狙う…
    このような水害で江戸があっという間に餓えてしまうとは知らなかった。全編雨に降られてジメジメした巻だが面白かった。出番は少なかったが卯之吉の祖父、三国屋の太っ腹がかっこいい。

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    2014年01月05日
  • 大富豪同心 6 お化け大名

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    今や卯之吉の剣客、凄腕同心という噂は大名にまで轟いている。
    ある大名の屋敷で起きた幽霊騒動を解明するよう藩主に頼まれてしまった卯之吉は、屋敷に赴くが大の怖がりなのでドキドキ。しかもそこには彼を狙う一味の罠が待っていた…
    相変わらずダメダメな放蕩者だが、周囲の助けや誤解で事件を解決してしまう卯之吉。今回は美鈴さんが大活躍で可愛い。

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    2014年01月05日
  • 大富豪同心 11 湯船盗人

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    シリーズものと知らずいきなり読んだため、ボンボンなのに同心で世間の評価が実体と違って、という設定に気づくまで時間がかかった。一巻から読んだらもっと面白いんだろうな。ちょっとうらなり過ぎなので、美形とかかれてあってもピンとこない。

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    2014年01月03日
  • 大富豪同心 3 一万両の長屋

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    盗賊、夜霧ノ治郎兵衛一味が江戸に舞い戻ったというので探索に懸命な奉行所。卯之吉は一人、長屋の大家殺害事件を押しつけられて慣れない探索にウロウロするが、二つの事件はつながっていた…
    相変わらずとぼけた味の肩がこらないエンターテイメントである。卯之吉の祖父三国屋や荒海の親分、剣客の弥五郎などのレギュラー陣も絶好調。序盤から捜査陣だけでなく治郎兵衛やその手下の視点からも描かれているので、読む方には事件のからくりはすぐ明らかになるが、様々な誤解と偶然、思い込みでそれがどう転がっていくかが笑いどころで面白かった。

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    2013年12月12日
  • 大富豪同心 13 春の剣客

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    第十三弾
    本当に何もしないで事件を解決
    しかもうまく問題も解決
    廻りの人々の勘違いと本人の適当さがうまくマッチ

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    2013年11月28日
  • 大富豪同心 5 遊里の旋風

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    シリーズ第5弾。
    吉原で上司の同心が遊女殺しの濡れ衣を着せられたことから、卯之吉が真犯人を調べることに。しかし吉原では放蕩者の若旦那として顔を知られている彼は、同心として乗り込むことはできない。そこで影武者を立てることにしたのだが…
    今回は大好きな吉原での事件とあっていつもにも増してダラダラしている卯之吉。しかし剣の腕はともかく頭脳労働ではなかなか鋭いところを見せるようになってきた。影武者に起用した役者のノリのよさもあってますます凄腕同心の名前が一人歩きしているが、彼を仲間の仇と狙う女も現われて今後の展開が楽しみである。

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    2013年10月12日
  • 大富豪同心 4 御前試合

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    シリーズ第4弾。
    町道場の火事に出くわした卯之吉。押し込み強盗につけ火されて家宝の名刀を盗まれたという。凄腕同心として名を轟かせている卯之吉に、道場主は刀を取り戻してほしいと懇願する…
    ストーリーはありがちだが、美少女剣士が登場して華やかになった。旗本の三男坊源之丞と荒海の親分のかけあいも楽しい。
    でも卯之吉が凄腕と勘違いされて虚像が一人歩きしていく過程が、こう続くとさすがにちょっと出来過ぎの気が。

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    2013年10月12日
  • 大富豪同心 2 天狗小僧

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    シリーズ第2弾。
    油問屋の一人息子が神隠しにあって戻って来たという事件の探索を命じられた卯之吉。例によって世間知らずののほほんとした言動を周りが誤解して、凄腕の名が高まってゆく。
    脇役のキャラ造型も深まってきて、荒海の親分の面倒見のよさ、上司の沢田のオッサン爆発ぶりなど楽しい。
    ストーリー自体は意外にシリアスで、「善行をなすために悪事を働くこと」に対するくだりにはなるほどと思った。

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    2013年10月12日
  • 猫間地獄のわらべ歌

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    ぶっちゃけ、コメディである。(^^;
    作中人物がメタ的に話し始めるし、何かとおかしいところが多くて、読者を選ぶんだろうなぁとは思います。
    話の実際の筋はちゃんと推理小説しているし、背負い投げも用意されているから、楽しめると思うんですけどね。
    ま、怒り出すミステリファンがいても不思議には思いますまい。
    許せる人にだけお薦め。

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    2013年10月05日
  • 大富豪同心 1 八巻卯之吉 放蕩記

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    『猫間地獄のわらべ歌』が面白かったので、同じ著者のこれを読んでみた。
    豪商三国屋が孫の卯之吉の将来を心配して、同心株を買って彼を定町廻同心にしてやった。今まで色々やっても続かなかった卯之吉は、これも面白い遊びかもと流されるようにお役についてみるが、剣の腕はからきしでのんきな性格なのに、放蕩時代の人脈と知識、金の力で事件の核心にせまっていく…
    タイトルからしてコメディだろうと思ったらやはりそんな感じ。『富豪刑事』とちがって、少なくとも今作では事件解決のために途方もない大金を使う計画を立てるようなことはなかったが。
    孫を溺愛する祖父が先輩同心に虐められたり危険な目にあったりしないように色々手を回し

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    2013年09月11日
  • 猫間地獄のわらべ歌

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    傑作か迷作か、それが問題だ。

    「このミス」で話題をさらったので興味本位で古本入手。結果、300円の価値は十分にありました(笑)。でも作者の遊びゴコロが許せない人は、途中で怒って本を放り投げるかも?

    ひと言でいうと軽いノリの時代小説×本格っぽいミステリ。メタフィクション云々・・・はまあ軽い座興程度。

    なんちゃって密室殺人、わらべ歌に乗せた見立て連続殺人、顔のない死体、被害者のすり替え、鉄壁アリバイの館モノ?殺人と、ミステリの常套手段を駆使した縦横無尽の展開。最後にあっと驚く?どんでん返しまで待っていて、これはたしかにてんこ盛りの賑やかさ。ある意味、ツウ向けです。

    バカバカしいと思っている

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    2013年12月26日
  • 大富豪同心 11 湯船盗人

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    第十一弾
    チンケな内容かもしれないが、意外と最後まで読める
    これまでの時代物と一風、違っているのがいいのか
    実際にはこれまでもよくは憶えていない。

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    2013年05月03日
  • 大富豪同心 10 仇討ち免状

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    第十弾
    本当に調子よく事件が解決していく。
    本人の意思とかかわりなく、廻りの人によって進む
    かえって心地よいか

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    2013年04月18日
  • 猫間地獄のわらべ歌

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    時代小説ミステリー。おどろおどろしい内容なのかと思ってたら、かるーい感じでした。
    途中、途中でメタ的会話が挟まれるのが、自分にはちょっと残念。
    ミステリーや謎解きを自体の内容を楽しむというよりも、メタ的視点での展開を楽しむみたいな感じで、物語に入り込めませんでした。

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    2012年12月28日