【感想・ネタバレ】猫間地獄のわらべ歌のレビュー

あらすじ

江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方(あいしょういずみのかた)。閉ざされた書物蔵で御広敷番(おひろしきばん)が絶命した。不祥事をおそれた和泉ノ方は“密室破り”を我らに命じる。一方、利権を握る銀山奉行の横暴に手を焼いている国許(くにもと)では、ぶきみなわらべ歌どおりに殺しが続くと囁かれ……!? 大胆不敵なミステリ時代小説、ここに誕生!<文庫書下ろし> (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

時代小説にまさかのガチガチ本格ミステリーがはいってくるとは!嬉しいかぎり!!
この質でたくさん書いてほしいですね〜

ぜひ〜

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2023年03月13日

購入済み

面白かったですねー!
ミステリと時代物の見事な融合。普段時代物は読まないのですが楽しめました。
ただ、少し人を選ぶかも。ややコミカルな部分と、突然メタ会話があったりするのでそういうのが苦手な人は注意です。

#ハッピー

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2021年07月31日

Posted by ブクログ

これはねー(笑)
面白かったですよ。
時代もので、ミステリーで。
密室? 見立て殺人?
トリックもダイナミック。
私は最後の最後まで、●●トリックには一切気がつきませんでした。
いやー、参ったな。
面白かったです。

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2018年11月20日

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ネタバレ

シリーズ物が苦手なワタクシですが、これはシリーズ化してほしい!というほどにすべてのキャラが魅力的で良い!

が!結末的に静馬グループの方はダメそうなので、奥村・忠吉の猫間グループあたりでひとつ。

また、時代小説ならではの現代でいうところの正義側でないところも良い。とても良い。今のところないんですが続き読みたいなー。

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2017年06月11日

Posted by ブクログ

最後に、やられたという感じでした。
読み終わった後、またついつい読み返してしまいました。
とても面白かったです。

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2013年06月26日

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時代物ミステリということで、ホラー寄りのタイトルといい多いに期待していたのです。
いやぁ、ホントいい本でした。
ネタバレ何も触れずに感想書くのは非常に難しいから、ちょっといつもと違うの読もうかなって時におすすめしたい。
ホント良くできてるんです。

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2017年07月18日

Posted by ブクログ

賛否両論あるようですが私は楽しめました。

似たようなオチの「葉桜〜」より、最後の最後までオチも分かりませんでした。細かい所に粗さは感じますが、社会正義のために頑張る藩士に好感が持て読後感も悪くありません。

「上州〜」も読んでみよう。

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2015年08月12日

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 うまいなぁ。そしていい意味であほである。
 バカミスの脱力小説に見せかけてだまさえれると痛い目を見るぞ!

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2013年12月30日

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猫関係なかったのか~wでもこのノリ結構好きかも…メタ展開笑っちゃう。身分や役職の解説が分かりやすく挿入されていたのも好感。壮大な真相より、伏線トリックの種明かしがなんとも爽快な驚き。
惜しむらくはわらべ歌の歌詞がうやむやだったこと。ホラー好きなのでそこはがっかりしたけど、ホロリな結末で全てが丸く収まる。作者の勝利だなぁ。

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2013年07月19日

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大富豪同心シリーズがとても好きで、その作者の新作と言うことで購入。
結果、買って良かった。

始まりからの"俺"の心の声等も面白く、いい感じだなと思っていた矢先のメタ展開。
ここで私はちょっとガッカリしたのだが、読み進めると慣れてしまった(笑)。

国許の奥村のターンではわらべ歌に悶絶。
通勤電車内で読んでいた時だったので、笑いをこらえるのが大変だった。
マスクしてて良かった…。

やけに衆道の気をプッシュしているのが気になっていたけど、最後の最後で成る程&微笑ましい結末でニンマリしてしまった。
最後のネタを知った後に、改めて最初から読み直したい…そんな作品。

館シリーズや読者への挑戦状のパロディ…色々とクスリとさせられる。
元ネタを知らなくても、ちょっとフザケた感じが大丈夫なら充分愉しい、読みやすい作品だと思う。

同一主人公での続編は難しいかもしれないが、登場人物や藩が被ってるような、同じようなタイプの作品でシリーズ化して欲しいなぁ。

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2013年02月14日

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j時代劇ミステリー?と言うにはちょっと違うある意味とんでも本。にやにやしながらなんだかなあ、と思って読んでいたがルール違反は沢山あれど最後に騙されました。

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2012年09月12日

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いわゆる捕物帳と呼ばれる
時代劇ミステリーに、
密室トリック
見立て殺人
館もの
SF的メタ表現
など、やりたい放題にぶち込み
コメディーで味付けしたカオス作。

しかし何故かキレイにまとまっている。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

"バカミス"との評価が高い作品だが、なんかそこまでバカじゃないような...
「川が逆流する」という自然現象を使ったトリック、そして紐を括り付ける柱となる船を動かすというトリック、どちらも悪くはないが、"バカミス"というほどの突き抜ける意外さはなかったかな。
盤で明かされる語り手が犯人という事実、そしてそれを著者自身が正当化するメタ的構造は割と好みだった。

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2021年05月26日

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ネタバレ

時代劇に密室殺人(それも変化球)と連続殺人事件の要素を取り込み、これでもかと有名ミステリーのパロディ、リスペクト?まで盛り込んだ盛りだくさんのミステリー

盛り込みまくってるので豪華だし、寄り道しまくってるのに、収斂のさせかたはスマートだし、良くできてるミステリーだとは思うのだが、俺にはちょっと苦手ジャンルかな。

入ってきたい人はどうぞ、中でワーワーやってますが分からん人には分からん世界です。分かる人だけ楽しんでくれたらいいと思います。というウチワ世界が感じられた。

それが悪いわけではなく、SNSや同人誌の類、いや商業ベースにのっている媒体でも多かれ少なかれそういうウチワで盛り上がっている世界はあるわけで。ただ俺にはどうも入りこみづらい世界だったということ。

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2018年06月04日

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同著者作品の「大富豪同心」シリーズからやってきたせいか、同じエンタメ時代モノでも、本書の作風には驚いた。確かにこの作風は、時代モノでは見たことなかったかも。ミステリとしても禁じ手ばっかりだったけど、これだけ重ねればお見事。わらべ歌の見立ての結末は私は結構好きだし、最後の仕掛けもどこかで見たことあるモノだけど、本を放り投げることはなかった(笑)。確かに途中いくつも違和感はあったんだよね、、、。バカバカしさを感じつつも、最後まで楽しく読める一冊でした。

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2015年08月31日

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普通に、ミステリ時代物(?)と読み進めてたらメタ視点あったり、違う意味での「読者への挑戦状」があったり…嫌いじゃないぜこういうのw面白く読みました!最後のトリックは不意をつかれ、いい驚きを。(むしろ誤解してたw)

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2015年07月20日

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この“やりたい放題感”がよいですね。「四の五の言わず、楽しんじゃえ!」って感じで読みましょう(笑)。

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2014年12月28日

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どうなんだろうなあ…
バカミスで、いろいろミステリ趣向やらメタやら取り入れてはっちゃっけているんですが、何か作者が楽しみすぎて、ついていけない感じでした。

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2014年03月03日

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ぶっちゃけ、コメディである。(^^;
作中人物がメタ的に話し始めるし、何かとおかしいところが多くて、読者を選ぶんだろうなぁとは思います。
話の実際の筋はちゃんと推理小説しているし、背負い投げも用意されているから、楽しめると思うんですけどね。
ま、怒り出すミステリファンがいても不思議には思いますまい。
許せる人にだけお薦め。

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2013年10月05日

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傑作か迷作か、それが問題だ。

「このミス」で話題をさらったので興味本位で古本入手。結果、300円の価値は十分にありました(笑)。でも作者の遊びゴコロが許せない人は、途中で怒って本を放り投げるかも?

ひと言でいうと軽いノリの時代小説×本格っぽいミステリ。メタフィクション云々・・・はまあ軽い座興程度

なんちゃって密室殺人、わらべ歌に乗せた見立て連続殺人、顔のない死体、被害者のすり替え、鉄壁アリバイの館モノ?殺人と、ミステリの常套手段を駆使した縦横無尽の展開。最後にあっと驚く?どんでん返しまで待っていて、これはたしかにてんこ盛りの賑やかさ。ある意味、ツウ向けです。

バカバカしいと思っているとちゃんと推理小説として成立していて、二度読みすると伏線の緻密さに気づかされる。最後のびっくりは歴史、時代小説好きなら予想できるはず!・・・なのがますます悔しい(笑)。

あなどっていると思わぬ落とし穴にはまり、真剣に読むと途中でアホらしさにげっそりする。相性の合わない読み手にはツライかもしれませんが、イマドキの時代劇テイストのライト・エンタメだと思えば腹も立たない。

わらべ歌がタイトルにするほど効いていないことや、江戸とお国許で起こる事件の繋ぎなど、あと一歩足りないと思うところもありますが、これはこれで面白い。冗談のわかる大人に、読んでほしいと思います。

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2013年12月26日

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時代小説ミステリー。おどろおどろしい内容なのかと思ってたら、かるーい感じでした。
途中、途中でメタ的会話が挟まれるのが、自分にはちょっと残念。
ミステリーや謎解きを自体の内容を楽しむというよりも、メタ的視点での展開を楽しむみたいな感じで、物語に入り込めませんでした。

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2012年12月28日

Posted by ブクログ

今回は帯の勝利です。「お江戸で密室」「館ものに見たて殺人」って、何それ…買うしかないじゃん…。
時代小説は正直、食指が全く動かないジャンルの一つなんですが、「ミステリ時代小説」というエンタメ感丸出しの今作はさくさく読めました(*^^*)意外と取っ付きやすいなと思ったけど、普通の時代小説はこうはいかないのかしら…。

何と言っても、物語の随所に差し挟まれるメタ展開が面白い(笑)。「左様か」とか「しからば」とかしかつめらしい顔で話してたちょんまげ侍達が、「密室とか言っちゃっていいんすか?」「こーゆーメタ展開、読者はうるさくないすか?」っていきなりメタ談議始めるのが面白い(笑)。ミステリファンには好みが分かれるお馴染みの仕掛けですが、時代小説ファンには「突然何やってんのこいつら?」な戸惑いを与えること間違いありません(笑)。

キャラ達がふざけたり歌ったりしながら物語の真相に徐々に肉薄していくのですが、ここまで「見たて殺人」と「首切断」がピッタリ嵌るミステリはなかなか無いのではないでしょうか。斬首や切腹が刑罰として残る時代の中で発見される首なし死体は、薄気味悪くも違和感なく探偵役達の前に現れます。そして、そこでも繰り返されるメタ談義!(笑)うーん、楽しい(笑)。

「お偉い皆様を集めてさてと言い」をする前に挟まれる読者への挑戦状も、作者の茶目っ気たっぷりで、終始面白おかしく書いてるなこいつ…と思わせておいて、最後にし掛けられた思わぬトリックに、ミステリファンは「ぎゃふん」と言わされることと思います。
あと、時代小説ファンの皆さん。今作に仕掛けられた最大のトリックを、皆さんなら冒頭から見抜いてしまわれるかもしれません(そうでなくとも違和感は感じられるのかも)。




藩主の妾が住む屋敷の蔵で、藩士が腹を切って自死した。誰がどう見ても「自殺」にしか見えない密室という状況下だったが、スキャンダルを恐れた妾によって「他殺でっち上げ」を依頼された俺は、頼りない目付の男と「真相捏造」に乗り出すが…。
一方、国元では不気味なわらべ歌になぞらえて次々と殺人事件が発生していた。

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2012年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時々すんごくメタ。
好みは分かれると思いますが、まあ、たのしめました。
珍念和尚が好き。なんか可愛い。みんながあの謎のわらべ歌を歌いたがる下りは面白かったです。

ちょっとミステリーは中途半端な感じがしたかな……。
私的にはこれはあり、です。

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2012年08月20日

Posted by ブクログ

江戸時代を舞台に密室、見立て殺人、館ものとミステリ的趣向を大胆に盛り込んだ時代小説。正統派の本格を期待すると肩透かしを喰らうけど、バカミスとしてみればなかなか愉しい。随所に挿入される自虐的なメタ展開や人を喰った「読者への挑戦状」も、好みは別れるところだろうけど、個人的にはありかな。

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2012年07月18日

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