【感想・ネタバレ】猫間地獄のわらべ歌のレビュー

あらすじ

江戸の下屋敷におわす藩主の愛妾和泉ノ方(あいしょういずみのかた)。閉ざされた書物蔵で御広敷番(おひろしきばん)が絶命した。不祥事をおそれた和泉ノ方は“密室破り”を我らに命じる。一方、利権を握る銀山奉行の横暴に手を焼いている国許(くにもと)では、ぶきみなわらべ歌どおりに殺しが続くと囁かれ……!? 大胆不敵なミステリ時代小説、ここに誕生!<文庫書下ろし> (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ物が苦手なワタクシですが、これはシリーズ化してほしい!というほどにすべてのキャラが魅力的で良い!

が!結末的に静馬グループの方はダメそうなので、奥村・忠吉の猫間グループあたりでひとつ。

また、時代小説ならではの現代でいうところの正義側でないところも良い。とても良い。今のところないんですが続き読みたいなー。

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2017年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

"バカミス"との評価が高い作品だが、なんかそこまでバカじゃないような...
「川が逆流する」という自然現象を使ったトリック、そして紐を括り付ける柱となる船を動かすというトリック、どちらも悪くはないが、"バカミス"というほどの突き抜ける意外さはなかったかな。
盤で明かされる語り手が犯人という事実、そしてそれを著者自身が正当化するメタ的構造は割と好みだった。

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2021年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代劇に密室殺人(それも変化球)と連続殺人事件の要素を取り込み、これでもかと有名ミステリーのパロディ、リスペクト?まで盛り込んだ盛りだくさんのミステリー

盛り込みまくってるので豪華だし、寄り道しまくってるのに、収斂のさせかたはスマートだし、良くできてるミステリーだとは思うのだが、俺にはちょっと苦手ジャンルかな。

入ってきたい人はどうぞ、中でワーワーやってますが分からん人には分からん世界です。分かる人だけ楽しんでくれたらいいと思います。というウチワ世界が感じられた。

それが悪いわけではなく、SNSや同人誌の類、いや商業ベースにのっている媒体でも多かれ少なかれそういうウチワで盛り上がっている世界はあるわけで。ただ俺にはどうも入りこみづらい世界だったということ。

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2018年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時々すんごくメタ。
好みは分かれると思いますが、まあ、たのしめました。
珍念和尚が好き。なんか可愛い。みんながあの謎のわらべ歌を歌いたがる下りは面白かったです。

ちょっとミステリーは中途半端な感じがしたかな……。
私的にはこれはあり、です。

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2012年08月20日

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