幡大介のレビュー一覧
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シリーズ第29弾。
前巻で利根川の爆発に巻き込まれて安否がわからないままになっていた美鈴さんですが、なんと記憶を無くして、“世直し衆”の濱島先生の元で洗脳されてしまいます。
一方、“世直し衆”を操る、尾張家附家老・坂井主計頭は幕府弱体化への謀略を推し進めていて・・・。
前半は坂井主計頭の悪だくみや、やたら腕の立つ清少将の暗躍にヤキモキさせられましたが、後半以降は“チーム卯之吉”(勿論、幸千代様も含む)の面々が其々まんべんなく活躍して悪事を阻止するという、胸のすく展開となっております。
そして、いつもだったら“チーム卯之吉”の主要メンバーのはずの美鈴さんが、濱島先生に“三国屋は敵”だと洗脳さ -
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シリーズ第28弾。
ここ数冊の“世直し衆”がらみのストーリーは、どうもドラマのノベライズのようですね。
(ドラマは見ていないのですが、話の構成がそんな感じなので・・)
さて、この巻は
第一章「名声の浮橋」、第二章「利根川決壊 化け物現る」
の、二本立てとなっております。
第一章では“世直し衆”の一人、“軽業師くずれの燕二郎”が由利之丞の昔の兄貴分だったことが判明し、それに付随して、由利之丞の過去や役者になる前の名前も明らかになります。
同郷で共に貧しい幼少時代を過ごした燕二郎の悪事を止める為、苦悩する由利之丞。
そして、そんな由利之丞を心配する弥五さん・・うん、やっぱこのカップル(笑)好き -
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シリーズ第27弾。
不況が続く中、暗躍する“世直し衆”を裏で操る尾張家附家老・坂井主計頭。
どうやら卯之吉の生家・三国屋がターゲットになっているようで・・。
前巻でシリーズ再開したのは嬉しいのですが、このターンになってから、どうも設定が雑になっている気がしないでもない・・ま、細かい事は気にせず読むことにしませう。
黒幕・坂井主計頭の“悪の目論み(ざっくりww)”に巻き込まれた者達の悲劇と、“チーム卯之吉”の面々の悲喜こもごもを描いた連作3章でお送りします。
個人的に、弥五さん&由利之丞のカップル(笑)が好きなので、第二章「悪行の橋」で“仇討ちに討たれてやってもいいかも・・”と言い出した弥五 -
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こちらのシリーズ、前巻で終了したと思っていたのですが、知らない間に私に無断で(←?)再開されていました。(どうもドラマの新シリーズに合わせての再開らしいです)
ということで、久々のシリーズ第26弾です。
豪商の若旦那にして、切れ者同心(と、皆に誤解されている)八巻卯之吉の活躍(?)を描く連作3章構成となっております。
天災が続き、かつてないほどの不景気且つ治安が悪化している江戸の町。
これを機に卯之吉の生家・三国屋を追い落とそうと目論む悪徳商人が出現。さらに、尾張家の附家老が悪計を図って暗躍している様子が・・・。
相変わらず適当な卯之吉。なんだかんだで、本人がよくわかっていないうちに問題 -
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大富豪同心シリーズ、23作目。
前作との間にテレビドラマ化があったからか、随分と久しぶりに読んだ印象。ドラマの方はチラと観た段階で自分のイメージと全く違ったのでそれ以上観ていませんが、原作のこちらは急に新章が始まった感じ。前作との繋がりがいまいち解らず。ドラマ化される中で何かあったのでしょうか、、、。
相変わらず楽しく読めたものの、卯之吉にそっくりな御落胤は今後も登場するのかな。魅力的なキャラではあるものの、私としては卯之吉の活躍を読みたいんであって、貴方ではないのよ、という気分。前作から間が空いたから(?)か、たて続けに続刊が出ているので、とりあえずしばらく様子見て読むことにしよう。