【感想・ネタバレ】夏宵の斬のレビュー

あらすじ

手習師匠として平穏な日々を過ごす老人・内村清左衛門。元侍の彼は苦い過去を背負っていた。とある経緯で再会したかつての主からもたらされた事実。それは故郷・越後国大前郡における、藩政改革を志す本覚党の蠢動だった。35年前、大志の下に清佐衛門らが結党し、目的を果たせず無残にも壊滅したはずの一団が、何故再び……!? 著者渾身の剣劇と人間ドラマが光芒を放つ!

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Posted by ブクログ

これまで幡作品では大富豪同心シリーズなど、コミカルな時代小説をもっぱら読んできたが、今作はうって変わって、終始重苦しい雰囲気。35年前の自身の過ちを清算するのはいいのだが、もう少し救いのある終わり方でも良かったのではないかなぁと思った。せめて未来ある若者の命は残してほしかったな、と。剣戟シーンは意外にも(?)本格的で分量もあり、読みごたえがあった。大富豪同心シリーズの印象が強いからか、意外な作品でした。

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2016年04月04日

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