吉田秋生のレビュー一覧
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優しい気持ちになれる
登場人物が全て魅力的です。
それぞれ個性が描きわけられており、
それぞれの台詞が染みる。
鎌倉の海と山の青と緑がいつも心に広がっている…そんな気持ちで読める物語です。
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購入済み
海外ドラマを見ているような
少年たちが抱える思いは様々で、ニューヨークという街に来た事情も各々違っている。その中で、共感し、バックヤードの違う互いを認め合って関係性を構築していく姿が丁寧に描かれています。
まるで海外ドラマを見ているようです。
1巻を読む限り、BANANAFISHやYASHAのようなド派手なアクションはありませんが、自然と作品の世界に引き込まれてしまいます。流石、吉田先生です。
全巻まとめ買いしたので、続きを楽しみに読み進めていこうと思います。 -
購入済み
すずの成長
鎌倉を舞台に、異母姉妹がそれぞれの人生を歩みながら成長していくという話。日常の何気ない出来事や死生観も語られ、何度も読み返してしまいます。すずのこれからの更なる成長も楽しみです。
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購入済み
アクションもサスペンスもないのに、この抑制の効いた緊張のあるストーリーが秀逸でした。
長すぎず短すぎず、複数の人物の人生の一区切りを描ききった作者の手腕に、脱帽。
またこのような素晴らしい作品を読ませてもらいたいと思います。
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ネタバレ 購入済み
花開く乙女心をしたためて・・・
春は終わりと始まりの季節。何かを失くし、何かを手にし、何かを想う乙女達。一度しかない青春時代の花の盛り。刹那の一幕を情緒深く綴る香しい群像劇・・・と言うと堅苦しいですが、正直そんな堅苦しさもあります(笑)だって堅苦しい上に垢抜けなくて澱んでて古臭くて晴れ晴れしない・・・誰もが学校と言う空間に対して少なからず思いませんか?
この漫画はそんな平凡な女子高の空気を切ないにおいを伴って表現し、女とは?青春とは?と問いかける傑作です。
「櫻の園」を上演する食傷気味な伝統を背負う演劇部員4人の悩みは、どこか似てたり似てなかったりする思春期特有の物ばかり。
彼氏と喧嘩する子あれば男を蔑む子、失恋する子もいて皆落ち着かない。女性であればそんな女心のざわつきに頷いてしまう場面が少なからず見つかると思います。
舞台の本番は描かれませんが、元々「櫻の園」は過去や愛を胸に巣立つ人々の喜劇とも悲劇ともつかない人生の物語。各々の恋や疑問や葛藤を経て変わったヒロイン達にぴったりで大成功だったはずです。
敢えて本番の代わりに演劇部OGの感慨深い再登場で話が締めくくられる演出が粋です。最初は苦い初恋の思い出に涙し、物語に影を落としていた彼女ですが、「感情だけが支配する場所、夫を持たない王女達だけ」と評される学園で桜を仰いだ頃を笑って夫に語る姿は、季節と共に何かを乗り越えた王女達の未来の姿に違いありません。 -
ネタバレ
10年連載して完璧な最高の漫画
連載された頃、私は小学生でしたが内容も難しいのにハマり、ずっと大好きな漫画です。
一番好きな漫画。
こんなに内容がしっかりして設定も無理がなくリアルであるのにストーリー展開が面白く、心理描写もちゃんとしてて、こんなクオリティが高い漫画は他にないと思う。
アッシュを敵対視するオーサーや月龍、愛情の裏返しで激しい怒りを持つゴルツィネ。それぞれの敵対する理由、それに至る感情も見えたり、奥深いです。
何度も泣くシーンはありますがやはり、最後の英二からの手紙で号泣しました。
人を殺したから、簡単にアッシュは普通の幸せは得れない、血なまぐさい世界で生きるしかないから、このラストなのも納得。
殺されてしまうけど、最後に英二の手紙で彼の気持ちがアッシュの心だけは救っていて、バッドエンドなのに、アッシュの幸せや希望も見えたり、ラストまで最高でした。
80~90年代の話なのに、当時は普及してなかったPCでハッキングしたり、武器のマニアックな情報や麻薬を調べ資料を纏めるアッシュの頭の良さは、当時は最先端で斬新で驚いたのを覚えています。
これが少女漫画に練習されてたことも凄いです。ハードボイルドに近い作品ですが、所々で少女漫画特有の表現もあり、他の漫画とは比べられない作品。
内容の構成、戦闘シーンのアクション、心理描写等、どれもちゃんと表現されていて、一番好きな漫画です。これを読まずにいたら損だと思います。
それほど面白い!
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Posted by ブクログ
鎌倉で暮らす3人姉妹のもとに15年前に家を出ていった父の訃報が届き、葬儀のために赴いた山形で3姉妹は腹違いの妹に出会う。父と母を幼くして亡くした妹すずに、長女の幸は一緒に暮らさないか?と持ちかける。そしてすずも共に鎌倉の家で共に暮らすようになり4姉妹の生活が始まるのであった…。
鎌倉の由緒ある土地柄の中で生きていく彼女たちを、あたたかい人情や切ない感情がとりまいていく様が、深い人間味を感じさせてくれる。親がいないことは悲しいことなのだろうけど、姉妹たちだけでときには喧嘩しながらも仲良く暮らしている様子がほのぼのして癒される。今までダメな親達のために子供らしく甘えることも出来なかったすずが3人の姉たちの愛情を受けてだんだんのびのびしていく様子がとても良かった。 -
Posted by ブクログ
『海街ダイアリー』は、鎌倉で暮らす4人姉妹を中心に繰り広げられる人間ドラマ。
この漫画には、あらゆる年代の人が登場します。
この漫画を読んで思うのは、
「人にはそれぞれ特徴がある」ということ。
そりゃそうだろう、というツッコミは承知の上。
だけどやはり思ってしまうのです。
アイドルにいそうなかわいい顔の女子がいたり、
ある人から見たらブスと言われるような顔の子がいたり、
しっかり者のおねえさんがいたり、
大酒飲みのおねえさんがいたり。
金持ちの子で、さらにイケメンでもある男子がいたり、
ワアワアうるさくてどうしようもない関西男子がいたり、
心を表に出すのが苦手な鎌倉男子がいたり。
その子供たちを守るように存在する、
父親、母親、おばあちゃん。
近所のおじちゃん、おばちゃんたち。
海と山、寺のある街、鎌倉。
ああ、世の中にはいろんな人がいるなあ。
みんなそれぞれ、特徴があるなあ。
ああ、この人はあの人が好きなんだな。
このおじさんはおばちゃんのことが好きなんだな。
誰かが誰かを思う気持ちが、
物語のそこかしこにあふれている。
その気持ちにふれるたび、
読者の心は震える。
なんでもない人たちの、
なんでもない日常。
「すごくなくていいの」
「無事に帰ってきてくれれば」
作中のある人物が言ったセリフが、
この漫画のすべてを物語っている気がしました。
すごくなくていい。
ただそばにいてほしい。
そばにいてくれるだけ、
ただそれだけで幸せなの。
そんな彼女の思いが、
私の胸を熱くさせる。
『海街ダイアリー』は、
そんな物語でした。