吉田秋生のレビュー一覧

  • 海街diary 9 行ってくる

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    とうとう終了。結末まで描き切ったのは三女くらいで、他の姉妹たちについては、未来をある程度示して、みたいなところで完結。なかなか味わい深い最後でした。

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    2019年07月11日
  • 櫻の園

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    花開く乙女心をしたためて・・・

    春は終わりと始まりの季節。何かを失くし、何かを手にし、何かを想う乙女達。一度しかない青春時代の花の盛り。刹那の一幕を情緒深く綴る香しい群像劇・・・と言うと堅苦しいですが、正直そんな堅苦しさもあります(笑)だって堅苦しい上に垢抜けなくて澱んでて古臭くて晴れ晴れしない・・・誰もが学校と言う空間に対して少なからず思いませんか?
    この漫画はそんな平凡な女子高の空気を切ないにおいを伴って表現し、女とは?青春とは?と問いかける傑作です。
    「櫻の園」を上演する食傷気味な伝統を背負う演劇部員4人の悩みは、どこか似てたり似てなかったりする思春期特有の物ばかり。
    彼氏と喧嘩する子あれば男を蔑む子、失恋する子

    1
    2019年07月18日
  • 海街diary 4 帰れないふたり

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    店長さんのヒマラヤのアネハヅルの話が良かった。仲間が困難な状況の時、自分たちはどうすることもできないけれど、それでもじっとしていられない…その気持ちがいかにかけがえのないものか。
    すずと風太がお互いの気持ちに寄り添いあえるような良い関係になっていくのがとても見てて微笑ましかった。しらすトースト美味しいのかな?気になる。

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    2019年05月31日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    成長がうれしい

    三年間の物語なのにとても成長しているみんなを見られてよかったです。

    1
    2019年05月29日
  • 海街diary 3 陽のあたる坂道

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    すずが香田家三姉妹と鎌倉で暮らすようになってから1年。すずの中で止まっていた時計がまた動き出してほんとうに良かった。
    恋の終わりと、そして始まりの予感がいろいろ…。
    由緒ある鎌倉の町が生み出す人情とか情緒、良いなぁ。

    0
    2019年05月31日
  • BANANA FISH 1

    ネタバレ

    10年連載して完璧な最高の漫画

    連載された頃、私は小学生でしたが内容も難しいのにハマり、ずっと大好きな漫画です。
    一番好きな漫画。
    こんなに内容がしっかりして設定も無理がなくリアルであるのにストーリー展開が面白く、心理描写もちゃんとしてて、こんなクオリティが高い漫画は他にないと思う。

    アッシュを敵対視するオーサーや月龍、愛情の裏返しで激しい怒りを持つゴルツィネ。それぞれの敵対する理由、それに至る感情も見えたり、奥深いです。

    何度も泣くシーンはありますがやはり、最後の英二からの手紙で号泣しました。
    人を殺したから、簡単にアッシュは普通の幸せは得れない、血なまぐさい世界で生きるしかないから、このラストなのも納得

    4
    2019年05月28日
  • 海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

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    鎌倉で暮らす3人姉妹のもとに15年前に家を出ていった父の訃報が届き、葬儀のために赴いた山形で3姉妹は腹違いの妹に出会う。父と母を幼くして亡くした妹すずに、長女の幸は一緒に暮らさないか?と持ちかける。そしてすずも共に鎌倉の家で共に暮らすようになり4姉妹の生活が始まるのであった…。
    鎌倉の由緒ある土地柄の中で生きていく彼女たちを、あたたかい人情や切ない感情がとりまいていく様が、深い人間味を感じさせてくれる。親がいないことは悲しいことなのだろうけど、姉妹たちだけでときには喧嘩しながらも仲良く暮らしている様子がほのぼのして癒される。今までダメな親達のために子供らしく甘えることも出来なかったすずが3人の

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    2019年05月12日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    『海街ダイアリー』は、鎌倉で暮らす4人姉妹を中心に繰り広げられる人間ドラマ。

    この漫画には、あらゆる年代の人が登場します。
    この漫画を読んで思うのは、
    「人にはそれぞれ特徴がある」ということ。

    そりゃそうだろう、というツッコミは承知の上。
    だけどやはり思ってしまうのです。

    アイドルにいそうなかわいい顔の女子がいたり、
    ある人から見たらブスと言われるような顔の子がいたり、
    しっかり者のおねえさんがいたり、
    大酒飲みのおねえさんがいたり。

    金持ちの子で、さらにイケメンでもある男子がいたり、
    ワアワアうるさくてどうしようもない関西男子がいたり、
    心を表に出すのが苦手な鎌倉男子がいたり。

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    2019年02月21日
  • 海街diary 7 あの日の青空

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    鎌倉住んでみたいな

    何回読んでも心が暖かくなる。もともと鎌倉好きだけど、より魅力的に感じる。一度でいいから住んでみたい街。

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    2019年02月10日
  • 海街diary 7 あの日の青空

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    ネタバレ

    すこしづつ、変わっていく、時とともに。そこが、何ともいえずいい。第1巻に詳しく書きました、そちらを読んでいただければ嬉しいです。

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    2019年01月29日
  • 海街diary 6 四月になれば彼女は

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    表紙が、青くて、美しい。お話と、ちゃんとつながっている。第1巻に書きました、そちらを読んでいただければ嬉しいです。

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    2019年01月29日
  • 海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

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    ネタバレ

    我が家では吉田秋生については、うかつなことは書けない。読みたければ、いつでも読めるのだが、「ちょっと、それ、ページをぎゅーって開かんといてくれる。」とか言われちゃうので、読むのも、少々気を遣う。とはいいながら、映画「海街diary」を観て、ここは、どうしてもという気分で、原作の「海街diary1~8」(小学館)をトイレなんかに持ち込まずに読み終えた。

    吉田秋生のマンガの特徴について、一般論というか、マンガとしてどうなのかということは、ここでは、あまり言う気はない。一つだけいえば、クローズアップの描線の鋭さ、それと、おそらくセットになっている登場人物の表情の厳しさ。その結果、傑作「バナナフィッ

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    2019年01月29日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    ネタバレ

    「喜望峰の風に乗せてThe Mercy」という映画を観終わって、町を歩いていて、このマンガを思いだした。 吉田の「行ってくる」という題の付け方にとても感心して、マンガの内容は端折るけれど、「行ってくる」に対して、「待っている」人や場所がある。マンガはそこがいい。それで覚えていたのだけれど、この映画では「待っている」けれど、「帰れない」。そこが辛い。どっちもあるよな。

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    2019年01月29日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    ついに完結!
    姉妹たちは勿論、各キャラの人生が区切りのいいところで終わった感じ。まだまだ人生が続いていく様子も感じられて、良い終わり方だと思います。

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    2019年01月27日
  • 海街diary 3 陽のあたる坂道

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    人格的完成と大人であることは等しくないことを踏まえて
    この作品は大人だ
    人間の成長することのひとつの達成か

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    2019年01月10日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    番外編「通り雨の後に」に登場した、大人になったすずちゃん。帽子の陰で表情は見えなかったけれど、きっと、美人さんに成長したんだろうなあ。

    河鹿川のすぐそばを流れている小さな詩歌川。二つの川は決して交わらないそうだけど、いつか、見てみたいな。

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    2019年01月10日
  • 河よりも長くゆるやかに 1

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    ネタバレ

    1983年の漫画なのですが、当時、この漫画が「プチフラワー」「別冊少女コミック」という少女漫画に連載されていた、というのは、驚きですねえ。あっけらかんと、男の下ネタ満載なのですが、男子高校生の実態生態、ここまで赤裸々に、少女漫画で暴くかね?というくらいに、どセキララです。ある意味、ほぼ下ネタで成り立っている漫画。凄いぜ吉田秋生、1983年で、ここまで攻めていたのか。これ、今だと、逆にネタにできないんではなからろうか?感心しますね。

    季邦(としくに)、深雪(みゆき)、秋男、という3人の男子高校生が主要主人公?な感じなのですが、メインは季邦、深雪の二人。秋男は、ちょっとサブ的ポジションですね。

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    2019年01月03日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    あ~ 帯に「完結!」と書いてあるので、なんだかすぐに読み始められなかった。大好きな小説は、早く先を読みたいけれど、物語が終わってしまうのが嫌でぐずぐずと先延ばしにしてしまうこともある。この海街diaryも、私にとっては終わってほしくない物語の一つでした。
    いつかまた1巻から読み直すまで、しばしのお別れかな。

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    2019年01月01日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    終わっちゃった〜Σ(゚Д゚) いい終わりだったから文句は無いけど。みんな幸せになるといいな。
    番外編は予想外だったけど良かった。すずが置いてきた弟達のその後はなんだか複雑(+_+) 親がしっかりしてないと、割を食うのは子供なのね。智樹もおじさんとこ残れば、まともに育ったかもしれないのに。次世代海街はまだ二人しかいないのかな? 

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    2018年12月19日
  • 海街diary 9 行ってくる

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    ついに完結してしまった。率直に言おう、『海街Diary』は僕にとって一生で唯一、発売日を心待ちにしていたマンガとなるだろう。

    鎌倉で舞台にした4姉妹の物語は、4姉妹それぞれが自らの道を進むことでいったんの完結を迎えた。最終巻となる本巻では、本作の途中に登場する人物の思いがけない再登場も良いアクセントであり、その人物が語る「みんなそれぞれ新しい道なんだなあ」という言葉に全ては示されている。

    意外だったのは本作の後日談となる「番外編 通り雨のあとに」であった。蝉時雨で始まった物語が、通り雨の後に終わりを告げるという点で、一つの円環が閉じられようとする感覚が強い。傑作『BANANA FISH』の

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    2018年12月17日