平塚柾緒(太平洋戦争研究会)のレビュー一覧

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

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    物語の最初の「戦死者」の描き方※を読んでしまい、これを描くの凄いなと思い連載中から毎号追っかけた漫画の最終巻。(※世間一般にはおそらく知られていないのでは)

    100人いれば100人の戦争体験があると言われ続けてきたが、タイミングとして、かなり重要な季節を今迎えている。
    テーマは『戦争は女の顔をしていない』同様か。

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    2021年08月08日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

    tak

    購入済み

    涙が止まらない

    淡々と終戦から日常に戻る過程が丁寧に描かれていて、それが逆に戦争の悲惨さを際立たせている。涙が止まらない。

    #泣ける #切ない #感動する

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    2021年08月08日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

    購入済み

    繰り返し読み続けています

    先日1巻無料試し読みに偶然出会った作品です。
    続きが気になり、全巻試し読みをし、たまらなくなりこちらの最終巻を購入。
    そしたらやっぱり全巻読みたくなり、結局冊子版で全巻購入しました。それから何度も読んでいます。

    素晴らしい作品です。
    考えさせられ、胸に深く残ります。でも読みやすい。
    最終巻を読んでからまた読み返すのも面白い。
    全部が史実ではないが、史実もあり…色々考えさせられる作品です。
    今の若い人にたくさん読んでほしい本。
    学校でも推奨してほしい本。
    将来子どもたちに読ませたい本となりました。
    本当にオススメです。

    #切ない #深い

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    2021年08月08日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

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    ★5つじゃ足りないのだけれど、感想を言葉にすると野暮なものにしかならない気がして、書き始められなかった。そんなすごい漫画の最終巻。


    戦争は悲惨だとか、してはいけないとか、わかっているけれど、わかっているのに、わかっているからこそ、戦争物といわれる漫画や小説を好んで読むのだけれど、ここまで読み終わってから言葉にできない気持ちがブワッと湧き上がることってあんまり経験がなくてどうしていいかわからない。

    以下、どうにもならないから羅列する言葉。若干のネタバレあり。注意。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ・表紙、楽園だ。楽園だったのに。鎮魂の1冊。
    ・最初から「あ、吉敷くんじゃん」っ

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    2021年08月06日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

    ネタバレ 購入済み

    当事者と生き証人

    最初から最後まで目が離せませんでした。
    終戦を迎え帰国した後の生活を語る田丸くんと、取材という名目で聞き出し壮絶な体験に引き込まれる孫。
    読者であるわたしも孫と同じようにどんどん引き込まれ、最後まで気が抜けませんでした。
    笑って過ごせられる平和な生活をもっと大切に、亡くなった戦没者たちに冥福を祈ります。
    わたし自身、もっと祖父たちから戦争体験を聞いておけばよかったと後悔しています。

    #感動する #深い

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    2022年09月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 11巻

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    人の数だけ、背景があり、身近な人間にほど言い出せない…
    海にいる
    見つからない
    どう受け止めればいいのかわからない。
    現代の感覚では量ってはいけない何かがそこにある。

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    2021年07月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

    無料版購入済み

    主人公が請け負った、兵士がどう勇ましく戦ってどう勇ましく散っていったかを書き留める功績係という役目。確かに犬死では遺族も納得できないだろう。優しい嘘も時には必要と感じさせた

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    2021年05月11日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

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    ペリリュー島が激戦地であったことと日本軍玉砕の島であったことは
    知識としては知っていましたが、終戦後も戦い抜いていた人たちがいたことは
    恥ずかしながらこの作品で初めて知った。

    とにかく島での戦いは終わった。
    次巻最終巻とか。

    巻末の島民のレモケットさんの
    「あなたはこの島にまた戻って来ますか?」との問い。
    島田少尉との会話。
    色々と考えさせられます。

    ”ビルマの竪琴”読み返したくなりました。

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    2021年02月19日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

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    何度も読み返している、全ての人に読んでほしい戦争漫画。
    最終巻、ではなかった。11巻がエピローグらしい。でもペリリュー島での戦いは終わった。終わってくれた。終わってしまった。戦争が終わってから、何人死んだんだ。ちゃんと、終わらせろよ。終わったんなら、末端までちゃんと、ちゃんとしてよ。なんで死んだんだよ、なんのために死なないと行けなかったんだよ。

    戦中の死と違う。本来の、日本のためですらない死。憤って、涙がポロポロ出た。

    ----------------ネタバレ

    小杉さん、死んでしまった。20代だった。若かった。飄々としていて、でも筋を通した人だった。吉敷くん、まっすぐで素敵な人だった。最

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    2021年02月16日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

    ネタバレ 購入済み

    素晴らしい

    投降という命をかけた行動に感動を覚えました。終戦を信じない残された日本兵とそれを「crazy」と語る米軍が、初めて人間同士として交わるシーンは印象的でした。

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    2022年09月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

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    戦争とは何なのか…
    ホント考えさせられる。
    やわらかい絵のタッチが、戦争の過酷さをより際立たせている。
    ぜひ、読んで欲しい。

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    2021年02月01日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

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    うあぁぁぁぁぁぁ

    読後、言葉が出て来ず、慟哭。
    これが、戦争か。

    復員された方々は、それこそその数だけの何かがあったんだろうと想像せざるを得ない。

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    2021年02月12日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

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    必死で生き延びようとする日本兵たち。
    しかし、米軍は掃討を完了したものとして、攻勢は弱まります。

    そして敗戦。

    米軍は少しずつ撤退を始めますが、ペリリューの兵たちはその事実を知らず、反攻の機会を待って潜伏を続けます。

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    2020年08月30日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6巻

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    ひとつ、上手くいくようになったと思ったのもつかの間、米軍陣地への侵入に失敗した部隊から潜伏場所がバレ、襲撃をうけます。
    なす術もなく殺されてゆく日本兵たち。
    いい奴かどうかは関係なく、無慈悲に命が奪われてゆく様は、改めて戦争な悲惨さを感じさせます。
    米軍指揮官の「敵も見方も狂っている」という言葉には、例え優勢だとしても、狂っていないといられない、戦争という過酷な環境を示しているように思います。

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    2020年08月28日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

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    再び生き残った日本軍の兵士が集合し、米軍の基地から糧食を盗み出すことに成功します。
    各隊から集まった当初は、それまでの経緯や以前からの上下関係や確執もありましたが、次第に一枚岩になってゆきます。
    「持久に徹する」という大本営の指示を思い出し、長期戦の備えを始める彼らの裏で、日本では東京大空襲がおこるなど、銃後も大きな被害を受けるようになっていきます。

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    2020年08月27日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 9巻

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    文句なし。戦争の悲惨さをこんなに可愛い絵で、こんなに切実な物語にかえる筆者さんはすごい。

    アメリカ軍への投降計画がバレ、扱いの変わった主人公たち、アメリカ軍に自分も同じ人間だと最期に語り掛ける仲間、報復の射撃、ああ。ああ、戦争は嫌だ。

    「なんでだよ…」
    読みながら5回くらい勝手に口が呟いていた。

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    2020年08月06日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 9巻

    ネタバレ 購入済み

    圧倒されます

    戦争が終わっても、ペリリュー島に残る兵士達にとって戦いは終わっていない。その中で投降するか否か、銃を向けられた主人公が選択を迫られるシーンがすごく良かったです。

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    2022年09月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    開戦から74日、天皇陛下からの「御嘉賞」は11回という異例の多さを誇ったペリリュー島の守備隊も、組織的な戦闘を終えます。
    「玉砕」という勝ち目のない突撃を命じられ、効果を上げることなく死んでいった兵士たちも悲劇ですが、「玉砕」すらゆるされずに補給もないまま「持久戦」を強いられ、病魔に苦しみながら戦う兵士たちもまた悲劇だと強く感じます。
    むしろ、本部の指示系統から離れて一日いちにちをひたすらに生き抜こうとする者たちの方が、”解放感”があるように描かれていると感じます。

    いずれにせよ、戦争という行為の恐ろしさや、国際法にもとづく「降伏」という手段を決して認めず、理論的に思考せずに困ったときには精

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    2020年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

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    ペリリュー島にある飛行場の確保をめぐって始まった激戦でしたが、ペリリュー島の陥落を待たずにアメリカ軍がフィリピンへの侵攻を開始したことで、そもそもの戦闘の意義がなくなってゆきます。
    日米両軍の被害が拡大するなか、日本軍(守備隊)は水や食料を確保するために命懸けで壕から出て探索におもむき、銃弾に倒れてゆきます。

    降伏勧告のビラが全島に散布されるなか、「徹底抗戦(持久戦)」を指示する司令部を、過大報告された戦果に対する大本営や天皇からの「御嘉賞」が後押しし、泥沼の状況が続きます。

    地図や盤面の数字ではなく、戦場にいる兵士も一人ひとりの人間であることを改めて感じます。

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    2020年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

    Posted by ブクログ

    平成天皇皇后両陛下が慰霊訪問を行ったことで有名になったペリリュー島の戦闘を描いた作品です。

    温かみのある、どこかほっとする絵柄で描かれている戦場の「無慈悲」な様は、あらためて平和の尊さを感じさせます。
    この巻で初めて知った「功績係」という仕事。
    戦死した兵士が「いかに勇敢に戦って死んだか」を遺族に知らせるための仕事です。
    たとえ、戦闘でなく事故で死んだとしても「勇敢に戦って死んだ」ということにしたり、また「玉砕」ではなく「持久戦(突撃するのではなくその場に踏みとどまって戦局を長引かせる)」を命じたりするなど、兵士一人ひとりの人生や人格を無視した(そうでないと軍隊として機能を維持したり戦闘を継

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    2020年07月27日