平塚柾緒(太平洋戦争研究会)のレビュー一覧
-
無料版購入済み
壮絶
絵柄が可愛いので、何とか読めました。軍隊も、色々な人がいて、みんな家族のことを思っている。戦争が無ければ幸せに暮らせていたかもしれない、若い人達の命が、簡単に散っていく。感情を押し付けるのではなく、淡々と描かれているので、自分の感情を使って読む必要があり、結果、心に刺さりました。
-
Posted by ブクログ
日本の戦争を扱った漫画は精神的にツラくてそんなに読んだことはなかった(はだしのゲンぐらいか?)が、あまり苦しまずに最後まで一気に読めた。
たぶんキャラクターが可愛く書かれているのがよかったのではないかと思う。
ただし内容自体は戦争物なのでハードかつ残酷。
当時の日本について強い非難も美化もしていない、フラットな感じがするところも読みやすい点かと思う。
可愛い絵柄だがしっかりとリアリティが感じられる良い作品だった。
解説もほどよく入っているので、戦争についてあまり知らない人でも読みやすくおススメ。
こういった極限状態を生きた作品をみると、眠れないとか体重がちょっと増えたとか、子供がイヤイヤ期 -
購入済み
すでに本土の空襲が始める中
拠点としての意味を失ったペリリューで日本兵たちは生きるために食料を盗み、隠れる。この戦いが実際に戦後何年も続いたという事実。
-
購入済み
生きても地獄、死んでいくのも…
玉砕、の二文字は死を美化している。そんなのただの無駄死にだ。でも、それが命令される。不条理だ、理不尽だ。そんな時代を祖父母たちは生きていたのだ。
-
購入済み
あの戦争はなんだったのか
無駄死に、犬死にしたいと思う人なんて誰一人いない。けれども極限の状況に放り込まれ、戦うしかない中でどれだけの命が無駄に散っていったか。平和の大切さを思う。
-
購入済み
知らなかった悲劇の島
太平洋戦争末期の激戦地、ペリリュー。NHKで特集されるまで知らなかった、その番組でこの漫画を知った。狂気の島、と言われたペリリューでの日本兵の戦争を描く。
-
Posted by ブクログ
ついに完走。コレがマンガになって本当に感謝。知らなかったことばかりで、今知ることができて本当に良かった。等身大の普通の人の戦争の話。絵柄がかわいいけれど、中身はひどく悲惨。死ぬ原因も戦うだけでなく、餓死、事故死、自死、病死、内ゲバで亡くなる…あまりにも理不尽すぎる。
この巻は戦後70年を一気に。食料や服を取られたり、子どもに財布をすられたり、遺族を回っても、辛く当たられたりされても、怒らない田丸くん、良い人すぎる。いろんな人の戦後があって、いろんな人生があるということ。アニメ版も楽しみ。
あとは、ふと思ったのが主人公たちは、若くて体力があったから生き残れたのかも…。 -
Posted by ブクログ
1巻1話から想像以上の出来事が起きてしんどい。
完結との話を聞いて大人買いしたのですが、この重さは何か。久々に読む力が必要な漫画。
自分の理想とは違う死に方をしてしまった小山くん。本人が一番したくなかった無駄死にの極みとでもいうべき死に方だったけども、自分が信じ続けた父親の生き様が、作られたものであったかもしれない、という事実に気づかずに逝けたことは幸せであったのかもしれない。
とにかく、どれだけ効率的に敵を殺し味方を殺すか、を追求される戦場。人の命を数字でしか見ない世界でも、人間一人一人は一瞬一瞬を生きています。
田丸くんがパラオで経験したのは、どんな物語だったのだろうか。
ちょっと、 -
購入済み
ペリリュー島
天皇皇后両陛下のご訪問前のことです。パラオに旅行した時、ペリリュー島の一日観光ツアー(旧日本軍の歴史中心)がありました。
歴史好きな私♀は参加したかったけれど、同行者♂がダイビングにしか興味なくあきらめました。
この漫画に出会って、なぜ一人でも参加しなかったのか後悔しました。コロナが終息したら是非訪れたいです。アニメ化も決まったとのこと。本当に楽しみにしています。