平塚柾緒(太平洋戦争研究会)のレビュー一覧

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

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    アメリカ軍陣地に潜入して敵の物資を盗んで戻ってくる。こんな作戦、あまりにすごくて、「え?フィクション?」と思ったけど、ノンフィクションだった。

    糧食さえあればある程度人はまともな「生活」に戻れることがよくわかる。食事もないのに持久に徹して1人でも多く敵を殺してなんて、無理だ。

    一番ショッキングな話は38話生存本能2 。
    コンクリ攻めされた穴を掘り出すことに成功し、片倉兵長たちを救出することに成功するのだが…
    黒塗りで描かれないからこそ、彼らの惨状を想像させられる。
    生きるために。
    死なないために。
    人はいくらでも残酷になれるし、体より先に心を失うんだなぁ。悲しくて、怖い。
     

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    2019年12月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 4巻

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    片倉兵長怖い。
    吉敷くん尊い。
    少尉殿と泉くん、良い…。

    玉砕、初めて人を撃つ主人公、コンクリ攻め。
    島に残った子供たち。

    お腹が空きすぎてまともな判断ができなくて、人を殺して見せしめにして、敵の飯も味方の飯も奪って、地獄になった楽園だけど、今回は少し幸せな時間もあって、ホッとした。

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    2019年12月30日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    ネタバレ

    美しい表紙は玉砕の電文。

    7巻まで読んでから戻ってきてるので、もう泉くんの姿に涙が止まらないよ。島田の決意、優しさ、漢気。そうだよね、泉くんはそこに憧れて惹かれて尊敬してたんだよね。

    イマイチ小杉がわからんが、彼には彼なりの哲学みたいなものがあって、彼なりに最良を選んで生きてるんだろうなあ。

    吉敷くんは、なんか本当に頼りになるし強いけど、どこか脆くて、でも素直で本当にいい奴。

    鬼畜米兵か。仲間を焼き払って、爆撃で殺して。だから日本兵はあんな風に死体を、あんな。ああ、戦争なんて本当に嫌だ。本当にクソだ。

    本巻はついにさくらさくらの玉砕。Wikiのこの部分も本当に熾烈。この数ページのコマ

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    2019年12月27日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

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    小杉伍長と吉敷くんと。だんだん戦場で感覚が麻痺していく主人公田丸。そして、読者。
    よかった田丸くんが無事だった、吉敷くんが生きてる、よかった。アメリカ兵が涙を流して死んでも、伍長が死んだかもと分かっても。そうやって安心している自分に気づく。

    wikiによると、最初は日本がかなり優勢にことを進めていたことがわかる。島を要塞化して堅実に守っていた。でも、圧倒的に人も物も足りない。

    飄々としているどこか信用できない小杉。目が大きいイケメンぽい主人公感あふれる優しい頼れる推しの吉敷。できる男の包容力、みんなのカリスマ島田少尉。おっとり穏やかたおやか系男子泉くん。なんか怖い目付の片倉兵長と彼の率いる

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    2019年12月27日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    Twitterで紹介されて、ネットで試し読みしたらいてもたってもいられなくて、電子書籍で7巻まで買って、泣きながら一気読みして、今から落ち着いて一冊づつ感想を書きます。
    電子書籍で買ったことを後悔してる。人に貸せないから。つまり、そう言う本です。

    激戦地、ペリリュー島。聞いたことはあったけど、Twitterで見た数コマの絵、真っ黒く塗りつぶされて描かれた「死ねる」ことを喜ぶハエにたかられている兵士たち。その絵が、なんとも丸っこい、頭身の低い、可愛い絵なのだ。

    主人公は漫画化志望の「兵士意識希薄め」の普通の青年。本巻は、彼が漫画家死亡故に「功績係」として戦死した仲間のことを記録する係となるこ

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    2019年12月26日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

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    ペリリュー島の敗残兵が、米軍基地に忍び込んで食料を盗みながら生き永らえる様子がリアルに描かれている。しばらく戦闘が起きないうちに(=戦局が定まったのちに)半年がたち、本国では無条件降伏による敗戦が決まってしまった。ペリリュー島では、そのことすら知らずに時が経っていく。。。

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    2019年08月10日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    ネタバレ

    たまに
    これ戦争だよな?
    と思うほど平和な空気が流れるのだけれど
    現実に引き戻される
    戦争が日常で
    日常が戦争

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    2019年05月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6巻

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    ペリリュー島でのサバイバル。日本軍の敗残兵は、米軍の倉庫から食糧を盗んで、何とか食いつないできたが、潜伏先の洞窟を米兵に見つけられてしまう。ついには味方の死体を食うか食わないかというところまで追い詰められていき…

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    2019年05月24日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    借りたもの。
    激戦地となったペリリュー島で何が起こったか――
    南国の楽園的雰囲気は、1話目の小山一等兵の不慮の事故死、島民と言葉を交わし彼らが疎開したから次第に不穏な空気に包まれてゆく……
    持久戦であると明言する指揮本部(つまり退路も補給路も無い)。
    戦い慣れしていない兵士たち。正面対決をしていなくても、常時戦闘中であり、空爆で壕の入り口付近にいた兵士が跡形もなく消し飛んでいた……
    アメリカ軍による上陸作戦、塹壕での戦闘――ほとんど日本側は特攻が戦術――は目も当てられない。
    配置を変えることもなく、無残に的にされる砲台……
    戦略も無い。

    死んでゆくアメリカ軍兵士の姿、何の戦果も出せぬまま死ぬ

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    2019年01月23日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

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    先の大戦の日本軍を描いた実録コミック。ペリリュー島の攻防戦はすでに決着がついているのだが、「降伏させてもらえない」日本兵は、食料を求めて夜陰に紛れて米軍基地に忍び込んだり。もはや何のために生きているのかも分からない。旧日本軍の戦い方は、あまりにもひどすぎる。大本営には「国民あっての国家」という発想がないんだな。

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    2018年11月19日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

    「平成」の終わりに

    さよならタマちゃんから作者の作品を愛読しています。本当に優しい線描で、とてもあのSF作品を支えてこられた方とは想像ができません。
    その「タマちゃん」での課程で、その繊細なタッチといのちの手触りを昇華させた作者が佳作「おやこっこ」を経て挑む超大作「ぺリリュー」。そのサブタイトルの「楽園のゲルニカ」。楽園とゲルニカ。この異常なまでのコントラスト。漫画史に残る名作だと思います。

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    2018年08月06日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    世界で唯一、戦争と言う大義名分の元、民間人を大量虐殺すると承知の上で、原爆を落とされた国に住む者として、日本と言う国は何があろうと二度と戦争を行って欲しくないし、そう思える心を繋いでくれるこの作品が生まれる日本の漫画文化を応援する、死ぬまで。

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    2018年07月04日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

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    先の大戦におけるペリリュー島防衛戦を描いた作品の第3巻。すでに日本軍の守備隊は壊滅しており、生き残った兵士たちは、ただ生き延びるためだけの戦い(水と食料の確保)に明け暮れる。そして司令部は玉砕を決断し、トップ以下は自決。主人公たちはすでに本隊からはぐれているため、まだ「戦い」は終わらない…。
    ちなみに表紙の桜は、電文で玉砕を表す隠語「サクラ」に由来している。

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    2017年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

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    先の大戦におけるペリリュー島防衛戦を描いた作品の第2巻。米軍の上陸をいったんは阻んだ守備隊であったが、2度目の上陸であえなく突破され、生き残った兵士たちにも水・食料・薬がなく、ただ必死に生き延びようとする様子が痛ましい。

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    2017年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    ホリエモン一押しの作品。珍しく私の興味と一致した。先の大戦におけるパラオ戦線のペリリュー島防衛戦の様子を生々しく描いている。この第1巻では、防衛陣地の設営から米軍の上陸第一波を退けるまでが描かれた。

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    2017年07月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    戦死公報にのっけから触れていく漫画は初めて読みました。
    アニマルも読んでますが、迷わずこちらも購入。楽しみにしてます。

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    2016年07月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

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    水や食料の問題がつきまとう…。
    水のために一体どれほどの人間が死ぬんだ。
    とある雨のシーンでうわっ…って声が出た。

    戦争を思うとき、その時代の価値観を反映する部分があっていいと思うのだが、田丸や吉敷がわりと現代人的感覚なのも読みやすさに繋がっている気がする。
    田丸は繊細すぎるので、戦いに向いてなさすぎる。
    自分のずるさとかいろいろなことを内省できる繊細な人が戦争を目前にして考えてしまったらおかしくなる…。

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    2026年01月05日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

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    アニメ映画にもなったペリリュー。
    まず、緑色の楽園らしい風景と、かわいい絵柄で描かれたキャラクターが目に飛び込む。
    この作品のタイトルを知るまでは、ペリリュー島のことを知らなかった。

    楽園と呼ばれた島。
    この時代に、12000人の日本兵と米国兵が戦いに赴き、日本兵が生存したのは34人だった。
    玉砕の島、とか呼ばれているとのこと。

    あの時の戦争について、こうした漫画などを元に関心を寄せることは多い。
    本作も戦争を考えるきっかけになるのに十分な人間のドラマが描かれている。
    歴史上の数字のみだと、たくさんの人が戦争して死んだんだなと省略してしまう。
    歴史を学ぶのにはそれでいいと思う。
    けれど、戦

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    2026年01月05日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

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    ネタバレ

    もう戦争は終わっているのに
    仲間同士で殺し合うなんて、なんて悲劇だろうか。

    吉敷くんが死んでしまったのは本当に辛い。
    必要の無い犠牲だったのに。
    田丸くんがひとりでも投降したのが偉いと思う。

    彼らを説得する為に、少将が現場に呼びかけたことはあったのだろうか。
    手紙というのは田丸くんの功績係という職も活かした
    素晴らしい提案だったと思う。

    結果的にそれがみんなの命を救ったのだし、
    みんながそれに感謝し謝ってくれたのは良かったけれど
    未だに快く思わない者もいるのは悲しい。
    本国が投降しているのに他に方法があっただろうか。

    島民の方の仰り用はちょっと納得がいかなかった。
    勝利してここが本当に

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    2026年01月02日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 8巻

    購入済み

    人数が多ければ多いほど、認めない流れになるだろうな・・・負けイコール家族の死んでいる可能性も高くなるし、
    信じたくないってなりやすいかもなど思いながら読みました。

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    2025年12月22日