平塚柾緒(太平洋戦争研究会)のレビュー一覧

  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

    Posted by ブクログ

    アメリカ人も闘いたくない。日本人も。何の為に戦うのか。個人には、恨みもない。戦争は、不条理。人は、愚かだ。

    0
    2021年02月13日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 10巻

    Posted by ブクログ

    ついに、田丸らの「戦争」が終わりを迎える日が来た。しかし、そこまでに払った代償はあまりに多い。信じてきたことが崩れる衝撃。受け入れられる者と受け入れられない者、理性と感情…交錯し衝突し、誰も幸せになれない事態に陥っていく。「生き残ろうぜ、絶対」このことばの重みが痛いほど心に響き、涙がこぼれます。次が最終巻。どのような幕引きとなるのか。

    0
    2021年01月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1巻

    Posted by ブクログ

    戦争の愚かさ、恐ろしさを伝えるものが必要と考える。戦争の記憶を持つ者がほとんど居ない現在、分かりやすく伝えるものが大事だろう。この漫画は、素晴らしい。

    0
    2020年10月15日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 8巻

    Posted by ブクログ

    相手を倒す、戦闘に勝つ、という目的や機会の無いままに潜伏を続け、次第に隊の規律も緩み始めます。
    避難先から戻った島民女性を襲おうとするもの、米軍基地のゴミ箱から持ち帰った新聞で敗戦の情報に触れて動揺するものたち、戦闘とは異なる「辛さ」が続きます。

    0
    2020年08月30日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 9巻

    Posted by ブクログ

    まもなく昭和22年…ペリリュー島の日本軍兵士たちにまだ終戦は来ない。わからない事実を知ろうとする者、これまでの信念を固持しようとする者、それぞれに動揺を抱えて日々を重ねていく…。「本当のことがわからず、先が見えず」という状況はコロナ禍にも通じるものがあるなぁと感じました。死への不安の重さは比ぶべくもありませんが。訪れた嵐に、状況はどう動くのか?

    0
    2020年08月01日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 8巻

    ネタバレ 購入済み

    辛い…

    戦争が終わっても知らされず、戦いをやめられず、病にかかっていく。その島で命を落とす兵士たちの姿がリアルです。

    0
    2022年09月29日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 8巻

    Posted by ブクログ

    昭和21年。ペリリュー島。
    戦争は終わった。
    でも、彼らの戦いは終わっていなかった。
    あの苛烈な生き残り戦は鳴りを潜め、
    生命の危険からは少し遠ざかったようにも感じる。
    が、終戦を知らず、ましてや敗戦など想像することも
    受け入れることもできない彼らにとって、
    この生殺しのような「ゆるやかな緊張」は
    どれだけ消耗を強いる日々であることだろうか。
    ある意味7巻までよりもキツさを感じる8巻でした。
    吉敷と田丸の決断は、どのような局面を導くのか…。

    1
    2020年02月04日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

    Posted by ブクログ

    ペリリュー島で孤立し、必死に生きる兵たち。
    常に死と隣り合わせのまま過ぎていく日々。
    日本では沖縄に侵攻され、原爆が投下され、
    そしてついに「その日」が訪れる…。
    正直、「あと少しだ」と思っていました。
    「その日」さえ訪れれば、彼らの苦しい生活にも
    終わりがくるのだと。でも、戦争は、孤立は、
    そんなに簡単なものではありませんでした。
    まだ続く彼らの「戦い」の日々。
    彼らへの救いの手は、いったいどこからどうやって
    もたらされるのでしょう。悲痛。でも目を逸らせません。

    0
    2019年09月25日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6巻

    Posted by ブクログ

    東京大空襲のあった時期。
    もはや消耗の一途をたどる戦局。
    米軍からの糧食奪取失敗から、
    ますます追い詰められることとなった田丸たち。
    襲撃に遭い、疲れや飢えや傷に倒れ、
    仲間たちが次々に命を落としていく。
    つらい。苦しい。胃にずんとくる重さ。
    でも、目を離せない。「離してはいけない」という
    思いもあるけれど、そんな中でも息づく
    「生きようとする力」に心引かれる…。
    こんな経験をしなくてもいい、それがどんなに
    素晴らしいことだろうかと感じます。

    0
    2019年02月18日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    表紙の桜は最後に玉砕を伝える電文「サクラ」を暗示するものだった。

    洞窟で火炎放射器で一掃される負傷兵。
    自身の死後、家族に恩給が支払われることを望む。
    補給も退路も用意されず(できず)、本部からは玉砕も許されず……
    極限状態で死を望む空気が蔓延する。

    燃料も食料も、医薬品もあらゆるものが底を突き、万策尽きた机の上。
    暗い壕内には他に誰もおらず、黒くシルエットだけになった大佐の姿。目だけが白く浮かび上がって見える。
    周りには蝿が飛び交い、描くことができない血と膿と腐臭がすることを感じ取る。
    その死が近いことも……

    大佐の慟哭は何であろうか……
    国のためという大義名分ではなく、単純に「敗北」という無念だと思った。
    無念…敗北という「失敗」を認めたくない、認められないという理由だっただろうか?おそらく当時の空気感はそうではなかったのだろう。
    機密保持だけでなく、誰のせいにもできないことが解っているから自害するのだろうか?しかしそれは今となっては無責任となってしまった。

    見せしめとして屈辱的な姿にされたアメリカ兵の遺体。
    その遺体が持っていた薬によって命を繋ぐ、その皮肉。

    単独行動をしていた小杉伍長は洞察力に優れ要領がいい…
    彼が最善の行動を取っているともいえる。

    0
    2019年01月18日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2巻

    Posted by ブクログ

    もはや戦略の体をなしていない。
    アメリカ軍との戦闘ではなく、最低限のライフラインの確保――水を得るため――に、兵士が命を落としている。制圧された地域へ行かなければ水を得られないという、本末転倒な状態だった。
    その虚しさと極限状態に声を上げて泣く主人公。その声も銃声に殆どかき消されている。
    人を殺すことに慣れた(あるいは心を閉ざして無感動になった)兵士の姿、死んだ兵士たちの気配を感じ取る兵士……心霊現象というよりはPTSDの可能性もある、
    異国の地で散った兵士たちは、洗脳されていたのだろうか……?本音と建て前が去来する。
    生還することで自身も家族も後ろ指を指される可能性がある風潮(世間体)が垣間見れる。

    戦地の兵士の視点から、最後の一話でが指揮官たちの視点と、俯瞰で見た戦略が描かれる。
    フィリピンでの戦闘を食い止める最前線と位置付けられたペリリュー島だが、陥落する前にフィリピンはアメリカ占領下になっていた。
    それをペリリュー島の旧日本軍は、おそらく知らない。
    正しい情報から分析もできず、わかっていてもそれを共有しない指揮官。
    現実的な手段ではなく精神論で動く空気……
    (指揮官の見栄か、そんな兵力など無いことをわかってか)本土へ支援を要請する案が出る描写がない。

    0
    2019年01月16日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

    Posted by ブクログ

    ついに東京大空襲を迎える時期。
    本土でも戦況がますます困窮を極めてくる中、
    遠く離れたペリリュー島でも、
    事態はより重く苦しいものになりつつあった。
    仲間との合流や米兵からの糧食奪取作戦など
    明るい材料が見える反面、だからこそ
    より深刻さを増して突きつけられる現実がつらいです。
    でも、かつて現実にあったこと。目を逸らしてはいけない。

    0
    2018年08月30日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 4巻

    Posted by ブクログ

    ペリリュー島の攻防で日本軍は壊滅し、敗残兵が食料を求めて逃避行を続ける巻。米が腐ることを初めて知った私は、幸せな時代に生きていると思う。

    0
    2018年03月14日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 4巻

    Posted by ブクログ

    仲間が一人また一人と減っていき、生き残っていることの罪悪感も伴って、外から内からどんどん追い詰められていく…。食べる、絵を描く、人とふれあうなど、日常的なほんの些細なことができる「平穏のひととき」の重さを感じます。史実ベースなので結末は…。どのようにその展開を迎えるのかが怖いです。

    0
    2018年03月08日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話題になってるのは知ってたんですが、
    どうにも読むのは避けてたんですな・・・。
    書店で桜満開の3巻のこの表紙を見て思わず
    購入して読みましたよ・・・

    「お 終わり・・・ じゃ じゃあ もうっ 俺たち 死んでもいいのか・・・」

    0
    2017年08月07日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7巻

    Posted by ブクログ

    例え誰にどんな秘密が有ってもどんな夢が有っても_死んだらそこで終わってしまうんだ 軍属とは、軍人では無いが、軍隊に勤務していた非戦闘員を指す。 時間を持て余した時は将棋を指して知性と心の修養をしろっ! 「玉音」とは天皇の声を、「詔勅」は、天皇が公に意志を表示する文書をそれぞれ意味する。 資料本を先に読んで選り分けてくれたり

    0
    2026年09月03日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 6巻

    Posted by ブクログ

    便乗していたB29の機体が煤煙によって黒くなったという 小事に囚われ大事を忘れた 日中戦争後は戦意高揚のプロパガンダとして 不思議だ怖い筈なのに_何だか高揚感がある

    0
    2026年09月03日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 5巻

    Posted by ブクログ

    レーション_糧秣だ それは2月の硫黄島上陸や4月の沖縄戦の為に運ばれたもの 身体が…独りでに動いて…俺は…知ってしまった_自分の身体が…あんなに生きたがってたのを 誰も幸せにしないホントの事が此処には有るから 舟艇を離れての行動を余儀無くされた為 逆上陸作戦には、ペリリュー島から脱出しパラオ本島に到着したが、上官からその行動を「脱走」として咎められ「懲罰部隊」として、送り返された人間も参加していた。 なるほどな上の者が軽々しく下の者を断罪した為の混乱か 東京_昭和20年3月10日深夜

    0
    2026年08月31日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 4巻

    Posted by ブクログ

    玉砕「玉が美しく砕けるように、名誉や忠義を重んじて、潔く死ぬ事。」 間違えるな此れは全滅を避ける戦いではない_死ぬ迄に一人でも多く敵を殺す_単純な話だ職務を果たせ あてもなく唯逃げ回る敗残兵だ 手足の先が擽ったいのは急に血流が良くなったから? 日本の海軍はパラオを含むミクロネシア地区を占領 そいつあー破傷風だな_筋肉が引き攣ってんだ こうして昭和19年が暮れ昭和20年が明けた

    0
    2026年08月30日
  • ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 3巻

    Posted by ブクログ

    元々こりゃ軍の糧食なんだしな 守備隊本部玉砕迄の間に昭和天皇からは11回の御嘉賞の御言葉が贈られた 最新の御激励の言葉に対し「恐懼感涙に咽ぶ」との返電が残っており 主に目・口・陰茎・肛門等の粘膜部に病変が見られます 幼き頃より_覚悟のある武人の死は美しいものだと思っていた_だが今間近に来て知る_死というものは_実に汚らわしく悍ましく無残な悪臭を放つ

    0
    2026年08月25日