藤本タツキのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
『ルックバック』レビュー
藤野と京本、2人の関係性は、正直ちょっとしたサンドバッグの打ち合いみたいだ。京本が才能のパンチを繰り出し、それを受けて藤野が「私も!」と必死に反撃する。でも、試合が終わった後に「やっぱり京本には敵わないや」と藤野がリングの隅っこでしょんぼりしている、そんな図が頭に浮かぶ。創作って、こういう痛みを伴うものなんだろう。
藤野がランドセルを背負ってスキップするシーンは、まるで子どもがクリスマスプレゼントをもらった瞬間みたいだった。光が反射する水たまり、風に揺れる髪、そのすべてが「私の人生、これでいける!」と叫んでいるようだった。この感情の振り幅はアニメならではで、そんな「喜び」が爆発する瞬間こそが -
Posted by ブクログ
【Re幸福と破滅の目次録】
世の中にはビルド型とビルドスクラップ型の漫画に分けることが出来ると思っている、チェンソーマンはビルドスクラップ型の作品で「GANTZやベルセルク」的な要素を持っていると思う。
ビルド型は「キングダムや鋼の錬金術師」など緻密に構成で漫画という構造物を建築していく。
ビルドスクラップ型は建設した構造物を意図的に破壊しながら、破壊したパーツを利用して、もしくはリサイクルして、漫画を構築していく部類だと思う。
ビルドスクラップ型の作品で非情に完璧な作品、作品も狂っているが、作者はもっと狂っている、ここまで破滅的狂気と創造を共存させた作品は類を見ない。
「チェンソーマン」