藤本タツキのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
『ルックバック』レビュー
藤野と京本、2人の関係性は、正直ちょっとしたサンドバッグの打ち合いみたいだ。京本が才能のパンチを繰り出し、それを受けて藤野が「私も!」と必死に反撃する。でも、試合が終わった後に「やっぱり京本には敵わないや」と藤野がリングの隅っこでしょんぼりしている、そんな図が頭に浮かぶ。創作って、こういう痛みを伴うものなんだろう。
藤野がランドセルを背負ってスキップするシーンは、まるで子どもがクリスマスプレゼントをもらった瞬間みたいだった。光が反射する水たまり、風に揺れる髪、そのすべてが「私の人生、これでいける!」と叫んでいるようだった。この感情の振り幅はアニメならではで、そんな「喜び」が爆発する瞬間こそが -
Posted by ブクログ
【Re幸福と破滅の目次録】
世の中にはビルド型とビルドスクラップ型の漫画に分けることが出来ると思っている、チェンソーマンはビルドスクラップ型の作品で「GANTZやベルセルク」的な要素を持っていると思う。
ビルド型は「キングダムや鋼の錬金術師」など緻密に構成で漫画という構造物を建築していく。
ビルドスクラップ型は建設した構造物を意図的に破壊しながら、破壊したパーツを利用して、もしくはリサイクルして、漫画を構築していく部類だと思う。
ビルドスクラップ型の作品で非情に完璧な作品、作品も狂っているが、作者はもっと狂っている、ここまで破滅的狂気と創造を共存させた作品は類を見ない。
「チェンソーマン」 -
Posted by ブクログ
映画は既に観てて「良い話だな」とは思ったけど、何に良いと思ったのかが自分でもわからなくて泣けるほどの感動はできなかった。
世間の評価がこんなにも高いってことは自分が理解できていない部分があるんじゃないかと思って原作を読むことにした。
結論、自分のペースで噛み砕きながら読んだら、懐かしさとかやりきれなさとか悔しさとかたくさんの感情が詰まっててめちゃくちゃに心揺さぶられた。気になって人の考察もたくさん見てメタ的な解釈があることも知って、この作品ほど作者の感情がダイレクトに伝わってくるものに出逢ったことないと思った。この余韻のまますぐ配信観よう、、 -
Posted by ブクログ
観たかったのに映画館に観に行けずにいたやつ。
次男君が友達と観に行ってしまって、私は行く機会を逃してしまった笑
しかし今日アマプラで配信されてるの気づいて!!
結果、映画館行かなくてよかった…
こんなの…
こんなの…
こんなのって………
おうちで1人で号泣して観るやつーーーーーーー
。・゚・(*ノД`*)・゚・。
ゔゔーーひっくひっく
漫画も良かったけど映画はもっと良かったーーー!!
とにかく胸が苦しくてまぶたがヒリヒリ熱いです
映画の方は背景とかすごい力入れてるなぁって
そこも素敵すぎた(語彙力…泣)
とくに空の色!
東の空のヴィーナスベルトとか
2人が