藤本タツキのレビュー一覧
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無料版購入済み
前々から気になっていたのだが、やっと読めた
結構グロいです
主人公のデンジの性格が最高
ジャンプらしくないというか、ぶっ飛んでいて本能で生きている感じがダークヒーローみたいで良かった
あとマキマさんがかっこいい
読んだあとにアニメも見よう -
Posted by ブクログ
マンガ家を志す、藤野と京本2人の努力と成長、苦悩、そして別れのストーリー。
一文字ずつとると藤本になるのは、自己の過去を投影しているからか。
好きなシーンは、京本にサインを求められた藤野が、帰り道に土砂降りの雨の中、踊りながら家に帰るシーン。努力を人に認められることの尊さ。
京アニの事件から作られた?と言われる作品。
他の人のレビューを見て、最初と最後のページに書かれた英単語に気づいた。
マンチェスターでのテロ事件追悼集会で、集まった人たちが自然と合唱したというオアシスのDon't look back in anger。
世に作品を送り出してくれている、創作活動をしている人々へ、感謝。 -
ネタバレ 無料版購入済み
まだ見てないけどアニメ版は大層な人気のようなのでとりあえずマンガから入ってみることにした
もっと殺伐とした話かと思ってたら犬猫のエピソードにほっとする
目玉も別の玉も復活してよかったね
練馬駅周辺の描写が、リアル -
ネタバレ 購入済み
『ルックバック』レビュー
藤野と京本、2人の関係性は、正直ちょっとしたサンドバッグの打ち合いみたいだ。京本が才能のパンチを繰り出し、それを受けて藤野が「私も!」と必死に反撃する。でも、試合が終わった後に「やっぱり京本には敵わないや」と藤野がリングの隅っこでしょんぼりしている、そんな図が頭に浮かぶ。創作って、こういう痛みを伴うものなんだろう。
藤野がランドセルを背負ってスキップするシーンは、まるで子どもがクリスマスプレゼントをもらった瞬間みたいだった。光が反射する水たまり、風に揺れる髪、そのすべてが「私の人生、これでいける!」と叫んでいるようだった。この感情の振り幅はアニメならではで、そんな「喜び」が爆発する瞬間こそが創作の原動力なんだろうなと思う。
京本にとって藤野は「外の世界」だった。それまで引きこもっていた彼女が、藤野という名の観覧車に乗せられて「こんなに広い景色があるのか」と驚く。そしてその観覧車を降りた先に、人生という遊園地が広がっていた。引きこもりだった京本を外の世界に引っ張り出した藤野は、彼女にとってまさに神様だったに違いない。
でも、藤野にとっての京本はどうだったのか?京本があまりにも絵が上手いせいで、藤野は「私なんて」と自分を否定する。それでも、京本と一緒に漫画を描く時間は藤野にとって何よりも特別だった。「背負うもの」だった京本との時間が、最終的には「抱くもの」になったというのは、映画で特に強調されていたと思う。人間関係って、こんな風に変わるものなのかも。
このマンガを語る上で、京アニ事件の影響を無視するのは不可能だ。美大襲撃事件は、現実の悲劇に対するレクイエムとして描かれているように感じた。京本を襲った悲劇は、「創作が持つ影の側面」を否応なく思い出させる。創作が他者に与える影響力って、時に想像を超えてしまう。
『ルックバック』は、創作の苦しさと喜び、その両方を描き切った作品だった。藤野と京本の関係性を通じて、「なんで描いてるの?」という問いを観客にも突きつけてくる。この問いに対する明確な答えはない。でも、それでも続ける理由が、あのラストの藤野の背中に詰まっているように思う。
観る人それぞれが、自分の背中を振り返りながら、この映画をどう受け取るかが問われている。『ルックバック』は、観終わった後にも自分の中で会話が続いていく、そんなマンガだった。 -
Posted by ブクログ
【Re幸福と破滅の目次録】
世の中にはビルド型とビルドスクラップ型の漫画に分けることが出来ると思っている、チェンソーマンはビルドスクラップ型の作品で「GANTZやベルセルク」的な要素を持っていると思う。
ビルド型は「キングダムや鋼の錬金術師」など緻密に構成で漫画という構造物を建築していく。
ビルドスクラップ型は建設した構造物を意図的に破壊しながら、破壊したパーツを利用して、もしくはリサイクルして、漫画を構築していく部類だと思う。
ビルドスクラップ型の作品で非情に完璧な作品、作品も狂っているが、作者はもっと狂っている、ここまで破滅的狂気と創造を共存させた作品は類を見ない。
「チェンソーマン」が新時代の漫画のある種の指標になっていくのは間違いないと個人的には思う。それぐらい感嘆した作品であった。
〇〇の〇〇という、良くある構文系作品だが、圧倒的に面白い。
エッセンス的にはアトラスのメガテン・ペルソナシリーズに近い感じで、キャラクターの魅力や、スタイリッシュかつ構成力が素晴らしい。
作者曰く構成の為にキャラクターが存在するという作風でありながら、キャラクターの魅力を存分に引き出す、心理的描写や表情の機微、ワードセンスがレベチ。
脚本構成に関しても、散りばめられた伏線を予測不可能に展開させていてレベチ。
仮に、「早川家と公安四課の日常」的なバトル要素を入れない所謂、日常系作品としても成り立ち、中の上程度のは面白いだろうというのが、この作品の恐ろしい部分だと思う。
【次男デンジ】
・心臓にチェンソーが生えていて、えっちぃな事と普通の生活が叶えば、後はなんだって良し、なんだってする、かなり頭のネジが外れている
【長男アキ】
・イケメンで生活力があり、生真面目で一見すると冷たい人間に見えるが、情に脆く、常識人で何だかんだでデンジとパワーのお世話係兼兄貴分
【末っ子パワー】
・人外だが自分のルックスが可愛い事を自覚している。わがままで、極度の虚言癖があり、強きに弱く、弱きに強い。「人間と野菜は嫌いじゃ!」「お前が悪いワシは悪くない。だからお前が悪い!」「夢はノーベル賞を取って、総理大臣になり人間を苦しめるために消費税100%ジャー!」頭にツノが生えている属性モリモリ女
【公安四課姫野パイセン】
・酒・煙草を愛し、酒乱かつ酔っ払うとキス魔になり、下呂キスをお見舞いする。美人で狂人になろうと努めているが、実はかなりの常識人
【公安四課新人コベニ】
・驚異的な身体能力を持つが、極度のビビりで自分達が死なないためなら、誰かを殺すことも厭わない、家が貧乏で兄を大学に行かせるために、公安で泣く泣く働いている。「人の金で飲む酒って美味しいですね!」実は一番の狂人かもしれない...
【マキマ】
・美人で肝が据わり過ぎていて、狂気と冷酷さと同時に温かさを併せ持つ。ミステリアスな雰囲気で男子のハートはみんなLOVE。「初めての間接キッスはチュパチャップスのコーラ味」。好きな物は犬、仕事が出来るサラリーウーマンでみんなのボス。
この登場人物+αだけで、仮に日常系特化の作品だとしても、今現在、世に出回っている、日常系作品に引けを取らない、もしくは上回る。
なのにバトル系で「登場人物>全体構成人物」という哲学で作品を展開していくので末恐ろしいクオリティの作品。
予測展開が不可能で上下左右に振れ幅の大きさ起伏を点と線で結んでジェットコースターのような構造になっていて、凄い面白い。
レゼ編はNARUTOの波の国編と同等に完璧で美しく儚い、プロットだった。
『多分〇〇が居なくなっても涙が出ない、〇〇が死んでも3日ぐらいへこむだけ。あれ...、俺って、あの時、心まで壊れてしまったのか?』という台詞は人の心の根源的な闇の部分。
デンジの開けてはいけない扉の描写はPTSDそのもの、の描写で、心の機能不全を自覚している自分としても、凄く刺さるシーンだった。
「欲望」とは「愛」とは「破滅」とはその根源の「心」とは何か、問うそんな作品
1部で完成され尽くしたと、個人的には感じていて。2部でギアが下がった感は否めないが、過度な期待はせずに、これからどうなるのか楽しみ。