森薫のレビュー一覧
-
購入済み
胸がいっぱい
お風呂屋さんの文化が見れました。
姉妹妻というおもしろい文化も初めて知りました。
母親同士、というのだから、心強いですよね。
ところで、2番目の妻に親友を推すのだけれど、文化的にはこれって肉体関係も持つのでしょうか?日本人ならここは義理があるから単にお世話し、されるだけの経済的援助であるはずだけれども…。どういう考えが普通なんだろうかと未だに不思議です。 -
購入済み
お兄さん達カッコいい!
草原で体張って生きてるとこうなるのかなぁ。
早くカルルクさんがあぁなるといいのに。
早くてあと4年くらいかしら?
5年も経てばアミルと釣り合いそう。
そんなことを想像してしまいました。
眼福♡ -
購入済み
結婚式の伝統や山羊や鷹
双子の結婚式の様子は、学者のような視点と本人達の視点が合わさり、見事な描写に。
また、山羊は実際にあのように崖を登るけれど、人を乗せてるのは見たことがないので、新鮮でした。
鷹に対する姿勢はペットという習慣がないとあのようになるのかと思いました。
毎日、生き物を殺して食べる牧畜文化は、動物と人を決して同列にみなさないんだということも伝わってきました。 -
購入済み
元気のいい女性
2巻では立場の弱い女性について描かれてましたが、今回は元気いっぱいの女の子たちが登場!
まだ未婚の子供だからか、自分の人生を良くする為に果敢に挑戦する姿が微笑ましい。
-
購入済み
国境警備
ロシア人がイランの辺りの国境を脅かしてた時代なんですね…
どの皇帝の時代だったのかな…
きっと文化的には同じで、言葉も通じるし食べ物も一緒だったんではないかと、主人公たちの反対側から想像してみました。
作中に出てくるのはピラフの元になったと言われるプロフですね。中央アジアでは羊の肉がメインの。
これは作中のやり方で作れば美味しいですよ。ニンニクも入れるのを忘れずに!
-
購入済み
女性の立場
今回のお話はアミルが危うく実家に利用されそうに…
嫁いでも取り返すって発想がなんとも…。
嫁ぎ先が町ぐるみで守ってくれて良かったね、アミル。
-
ネタバレ 購入済み
新刊!!
今回はどちらかといえばカルルク・アミル夫妻よりもスミス達の動向にスポットライトが当たっていました。
ペルシャにて富豪さんの家に再びお世話になり、アニス・シーリーンの姉妹妻の写真をこっそりタラスが撮ってきたり。
これから双子のいるアラル海岸沿いを経て、カルルクたちのところまで戻って写真を撮るのかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ其々の日常の穏やな時間が描かれます。
スミスの旅はその道程を逆になぞる、行きと違うのは横にタラスがいる、そして写真という「時」を切り取る道具を携える。
タラスの浮かべる表情は、哀しみ?慈しみ?戸惑い?不安?でも、スミスの何ということのない呼び出しに頬を染める表情も見せる。
ペルシャでのアニスとシーリーンとの3人の語らいの時間が、タラスに自分を語る場と新たな世界と違った文化を引き合わせる。彼女は、同年代の女性との交流は少なかったはず、穏やかな笑顔が印象的。また、写真機の操作といい、タラスの聡明さが際立つエピソードとなっている。
女性の行動が抑制される中、湯場で女たちとアニスの交友が広がってゆく -
購入済み
安定の森薫クオリティ
細かい描写、人びとの暮らしの雰囲気、気持ちの表現、なにもかも素晴らしい。
正直中央アジアになにも興味はありませんでしたが、森薫先生の漫画を読むととても行きたくなりますね。 -
ネタバレ 購入済み
今回も素敵過ぎ!!
待ってました!
今回も異国文化をガッツリと味わうことができました。
髪の話なんて本当に素敵。
自分と違う文化は排除、な人たちに読ませてあげたい。
あのあっさりして見える夫婦に、こんな時間があるなんて思いもよりませんでした。 -
購入済み
美しい
とにかく美しい作品です。
描写、時代背景、とにかく細かいところまで書き込まれていて一気に世界観に引き込まれます。
歴史についても調べたくなりました。 -
購入済み
「エマ」以来のファンです
「エマ」もそうだが、自分達の知らない世界(エマの場合は19世紀の英国上流社会、乙嫁語りの場合は中央アジアの世界)に対して、わかりやすい形で知見を広めてくれること、男女の愛情を絡めた読みやすく引き込まれるストーリー展開、絵の緻密さ等が好きです。おそらく、全巻買うことになるでしょう。
-
ネタバレ 購入済み
一夫多妻という言葉だけで、その文化がすごく批判されたりすることがありますが、一夫多妻制にはこの作品で描かれているように、寡婦救済の意味があったとも言われます。
もちろん、その制度を悪用して女性を搾取することは許されませんが、この作品の旦那様は、客人をもてなし、妻を愛し、困っている人を助ける大変徳の高い方のようですね。良かった、良かった。
異文化に対して、抗弁や批判ではなく、シンプルで心温まるストーリーと美しい絵で迫る森薫さん、本当に素晴らしいと思います。 -
Posted by ブクログ
この物語の中には愛情/生活/文化/人生の全てが詰まっていて、新しいページをめくるほどに胸の内がじんわりと温まるような気持ちになれるんです。
中央アジアの過酷な生活環境ではあるけれど、大自然のたおやかな流れに逆らわずに自分達もその一部分として寄り添って助けあって生きていく姿に感動を覚えます。
家族も夫婦も相手を愛おしむ姿を見ていると何か心洗われる気持ちにさせられますね。
それでも19世紀はたくさんの戦争が起こって国が滅んだり生まれたりした時代でもありますのでこれからこの物語にも不幸な風が吹き荒れてしまうんではないかという気配が描かれているのは穏やかでは要られませんね(笑)
もうすでに11巻は出版