古舘春一のレビュー一覧
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2セット終盤、ピンチサーバー山口の投入で追いつく烏野。もうヘタレの山口はいません。しかし、その2セットを取ったのは青葉城西。及川のサーブからの攻撃でした。
「現代バレーボールにおいてサーブはブロックという壁に阻まれない究極の攻撃となる」。
2セット終盤の攻防で挟まれたこの一文。最高のアオリ演出。そういえば、アニメの及川のサーブもすごかったなぁ。ボールの歪みとスピード感。あれはアニメならではの演出だよなぁ。
フルセットの準決勝。泣いても笑っても最後のセット。ここ取った方が決勝へ進みます。お互いの持ち味を発揮しつつも、新たな力を生み出す熱戦。
そしてついに試合は3セット終盤。スコアは烏野23- -
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烏野の準決勝の相手は、因縁の青葉城西。IH予選で屈辱を味わい、そこから這い上がり新たな力をつけるべく、負けに負けてきた夏合宿。過去を振り払い、未来へと羽ばたくためには格好の待望の垂涎の相手です。
強烈なサーブの応酬で始まった序盤。日向の新神業速攻で、敗北のイメージを打ち砕いた1セット取ります。そのセット終盤に投入された京谷が、2セット目から牙を剥きます。
整然と構築されたコンビネーションが強みの青葉城西に、紛れ込んだ異分子・京谷。彼を部品の一つとして嚙合わせることが強さになるのでなく、異分子であるがゆえに燃焼させる
素材として組み込むことが、強さへとつながる。
監督の戦略の目論見通りの活躍し -
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春高バレー宮城県代表決定戦開幕。1回戦はお祭りチーム条善寺。テンションの高さと、自由奔放なプレースタイルから。
伝統や実績が培ってきたわけでなく、今から新たな条善寺を作り上げようとしている最中。過去を捨てて前だけ向いている彼らですが、つながれていくものというものはあるものです。その役目をマネージャーが担うというのがよい。
たぶん、条善寺のメンバーは、ずっと頭あがらないだろうし、どっかに憧れの人となって残るんじゃないだろうか。
先輩から後輩へ、その連続が伝統となっていくんでしょう。
1回戦突破して、次の相手は和久南。日向憧れの「小さな巨人」に一番似ているという中島猛率いるチームです。目指すべき -
バレー未経験者でも十分楽しめる
中学までチームメイトにめぐまれず、実力を発揮できなかった主人公日向と影山の二人が、烏野高校で強力なメンバーたちと出会い爆発的な強さを発揮していきます。正直、バレーボールのルール、よくわかりません。でもそれを差し引いても細かい描写でわかりやすく説明されてあったり、個々のメンバーのキャラが強くて、かなり楽しめます。女っ気はあまりないけれど、超魅力的なマネージャーもしっかり存在します。
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ちゃんとバレーをしている漫画
高校バレー部を舞台にし、そのバレーを通して主人公が成長していくストーリーで、個性的なキャラがその独特の絵と相まって魅力的です。絵的にはスポーツ漫画向きというわけではなく、連載が始まった当初はそこに違和感があったものの、熱いストーリーにしっかりとした試合描写で最近では絵のミスマッチなど気にならなくなりました。