清水玲子のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
萩尾望都先生画の薪さんは必見!
巻頭の「まっクズロクロスケ編」がとてもとてもよかった。
巻末には萩尾望都先生に描かれた薪さんが、なんとも気が強そうな眼差しで美しく尊いです。 -
Posted by ブクログ
12巻と同時発売。DNA編と短編Extra.編(12巻に収録)からなる。
2060年代、死者から脳を取り出し記憶を映像として見ることが可能になった。難解な事件の捜査に有効な手段であるが、故人の「秘密」を暴くことから、世間からは強い偏見と非難を受けている。主人公薪剛の言葉を借りるなら、「脳を凌辱してる」と。
現在フジテレビ系で月曜10時から放送中。主演は、薪剛に板垣李光人、鈴木克洋/青木一行(二役)に中島裕翔、三好雪子に門脇麦。薪剛役の板垣李光人は、原作のイメージにかなり近いと思う。小柄で女性と見間違うような容姿というところは良い。
あと、原作を上手く脚色している。脚本は私の高 -
Posted by ブクログ
ネタバレ猫のシーンで要君が泣いているのを見た時、10巻のラストで天使の真似をしていればいつか本物と区別がつかなくなるとあったように、要君も優しい父や妹のようになりたいと思って模倣し衝動を抑える役割になれば例えDNAの影響はあったとしても乗り越えられる様な気がしました。
ずっと自分の子供に恐怖を抱いていた母親も歩み寄る努力をしていて先の事は分からないけれど一応ハッピーエンドではあるのかな?と思います。
extraは短編ながらも読み応えがあり、現実が悪夢であった幹子はやっと夢から覚めて開放された筈なのに母親に愛されたかった為に、今度は自分を笑顔で抱き上げる母親を夢見て本当に母親の呪縛から解き放たれるのはい -
Posted by ブクログ
ネタバレ11巻12巻同時発売で買えて良かった…
ちゃんとDNA編最後まで入っています
12巻最後にExtra.という短編も収録されています
やはり報われない…人の心って…難しいし複雑っていう思いで、読み終わった後もちょっと心が整理できないです
薪さん今回の物語では、自分の出世と近くてずっと心の奥底で恐怖と戦っているんですね
その救いを青木くんどうかなって欲しいと思います…
DNAと育った環境、自分とは一体何なのか
本当に難しいテーマ
親ってどうしたらいいんだろう…
描かれる親は身勝手だと思うけれど、自分自身本当に身につまされる物語すぎる -
Posted by ブクログ
ネタバレ━━連続殺人犯の血を引いた子供は殺人を犯してしまうのか?━━
事件よりも「子供たち」、また「親たち」の心理描写が冴え渡る物語だった。
同じくseason 0〈創世記〉〈可視光線〉を読んでいれば、より「子供たち」「親たち」への考え方が深まるだろう。
要の義父と家庭裁判所の裁判長が今回私の好きな登場人物だ。
12巻に収録された番外編も、DNA事件と関係はないものの「子供」「親」の心理描写が鋭く、心を抉られるような物語であった。
血の繋がったものが必ず優しいとは限らないし、血の繋がらない者の優しさに救われる事もある。
簡単に答えは出ないからこそ、私達は生きている限り考え続ける。いつまでも考え続 -
Posted by ブクログ
ネタバレ━━連続殺人犯の血を引いた子供は殺人を犯してしまうのか?━━
事件よりも「子供たち」、また「親たち」の心理描写が冴え渡る物語だった。
同じくseason 0〈創世記〉〈可視光線〉を読んでいれば、より「子供たち」「親たち」への考え方が深まるだろう。
要の義父と家庭裁判所の裁判長が今回私の好きな登場人物だ。
11巻は雪子(彼女も「親」になった)の成長が見られたのは嬉しかった。
雪子が、子供のように自信をなくした薪へ母親のように喝を入れるシーンは特に好きなシーンのひとつだ。
今の雪子は良い意味で鈴木と青木、そして薪から解放され、彼等の本物の理解者になれたように見える。
今までの雪子が嫌いだった秘 -
ネタバレ 無料版購入済み
無料だったので何気に読んだらめちゃめちゃ面白かった!
亡くなった人の脳に残った記憶を視覚化して、生前何を見たのか知る事で事件を解決に導く。
初めて聞く設定だけど、とてもリアルに感じるほどしっかりした丁寧な内容に納得してしまう。
そういうハード面の面白さ、迫力はもちろん、ソフト面の心理描写が素晴らしい。
大統領の誰も知らなかった心の奥底の聖域、主人公が誰にも踏み込ませないように守ろうとする聖域。すごく良い内容で感動しました。たぶんずっと忘れないだろうと思う内容だった。
もう一つの話は凶悪犯が出てくるのでけっこう衝撃的且つミステリー要素も面白くて、さらに捜査員の苦悩も丁寧に描かれており、とても読み