あらすじ
小学校で起きた、不幸な偶然が重なった哀しい事故。そして哀しみの淵で一人の父親が起こした不幸な出来事。ただの偶然の連鎖、誰もがそう思っていた…薪以外は。青木に迫る、美しい少年・須田光の魔の手とは!?死者の脳を巡る傑作サスペンス、悪戯(ゲーム)編、始動…!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
光に差し伸べる青木の手
家族を守ろうとするのが当然だと思うが
彼の心はそれより大きかった
光のちょっとした変化が垣間見える
2回読みして
薪さんが「自分と同じ」だといった理由が
何となくわかった
ミステリーと言うよりスリラー
読んでる時の動悸が激しいですw
またとんでもない怪物を相手にしなければならないのかと思うと鬱。青木の善良さは憎めないが、時に歯がゆくもなる。
子供が死ぬ展開にはなりませんように祈りつつ続巻読みます。
触れたくない現実
子供の無邪気さが怖い。
誰も触れたくない、子供の無垢な悪に真っ向から立ち向かう薪さん。
普段は青木の優しさが救いだけど、
今回はヌルい事言ってないで現実を受け止めてくれって感じでした。
まあそう言いつつ、結局青木も薪さんも最終的にはあの悪魔の心を救うのかな。
Posted by ブクログ
第6巻の直接の続編になる。「法」に守られた怪物が登場する。作中に登場する神原医師は、もしかして「DeepWater」(巻末に広告あり)に登場する神原醒なのか。彼女の成長した姿か… この先が気になる。
Posted by ブクログ
9巻の発売日が近づいたので再読。
ほぼ1年前に読んだときは感想が書けなかった。何も語ってはいけない気がしたのだ。当時はトイレに閉じ込められている女の子が誰であるのか。そればかり気になって怖くなった。想像してしまった女の子だとしたら青木さんも薪さんも壊れてしまう。その様子をみたくはない。
再読して一番気になったのは光君の心臓のこと。自分が先天性心疾患で手術不可能な体だと知って、ますます青木さんに対する執着が増したように思う。
青木さんは善良すぎる。それは彼の美点でもあり欠点でもある。その欠点をカバーするのが薪さんなんだろう。いささか薪さんはうんざり気味だが、彼もまた青木さんを手放すつもりはない。
この二人がどうやって光君の闇を救うのか(救えるのか)そしてトイレの女の子が誰であるのか!心して次巻を読みたいと思う。
Posted by ブクログ
父親の行動は『奇行』だろうか。
たとえゲームの話だとしても
葬儀の場で死の話をするのは不謹慎だし、
子供達はもっと責められて良いと思う。
子供は大人が誉めて育てたらまっすぐ育つと言う岡部さんこそ、真っ直ぐな人だ。
度々挟まれるトイレに閉じ込められた少女のコマが不気味で
早く助けてあげて欲しいと気持ちがぞわぞわする。
青木は流石にちょっと純真無垢過ぎて、腹が立つレベル。
何も知らない一般人ならいざ知らず、わかっていて
どうして光を信じられるのか、
舞が大事ならどう考えてもそんな判断はしないだろう
と思うことばかりだ。
何故舞が自分と暮らしているのかもう忘れたのだろうか
と思ってしまう。