小林富雄のレビュー一覧

  • 超対称性理論とは何か 宇宙をつかさどる究極の対称性

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    図らずもヒッグス粒子発見とこれからのその研究の重要性を学べた。素直に良かった。

    また、超対称性粒子を検出するための物理学者の努力に敬服した。試行錯誤とはまさにこのことだ。真理を求めて仮説を絞り込んでいくのだなぁ。

    暗黒物質やダークエネルギーについても他書にはない記述が多くて嬉しい。

    ただし、本書は量子力学と素粒子論を学部レベルで学んでいないとチンプンカンプンかもしれない。

    ・パウリの排他原理がなぜ成り立っているかいまも分かっていない。
    ・ヒッグス機構はもともと弱い相互作用のゲージ粒子の質量を説明するために導入され、その後、フェルミオンの質量起源も説明できるようになった。
    ・電磁力の場合

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    2016年04月12日
  • 高校生と考える日本の問題点 桐光学園大学訪問授業

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    最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
    日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
    受験勉強しているわけではないのですが)
    そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
    塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
    くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
    なので割と気に入っています。そこで読み終わった
    今回のこの本。
    川崎の桐光学園高校に様々な
    論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
    らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
    こんな高校生はとても幸せだと思いますが
    多分自分が高校生だったときはあまり興味を
    覚えなかっただろうなあと思います。
    でも、それでもそういうことを言っていた

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    2015年06月28日
  • 高校生と考える日本の問題点 桐光学園大学訪問授業

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    ネタバレ

    読書途中。20人の講師による。一人90分の講演会の収録である。一気に読めるはずもなく、じわじわと読んだ。
    姜尚中の講演のなかで、夏目漱石が奥さんをなぐっていたエピソードがあった。ノイローゼであったらしい。私は夏目漱石になれないけど、夏目漱石よりましだなと少し思った。考えかたとしてまちがっているのかな?どんな偉い人もほんとうにいろいろな苦しみにもがいていきているのだと思い直した。
    20名全て役に立つわけでないが、中には、気に入る人もいるかもしれないとのことだろうか?3.11後の話など考えさせられたり。光触媒の話は興味を覚えた。文学、美術に関心を持った。宇宙論や素粒子の話は、わからないので、もうい

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    2017年01月01日
  • 超対称性理論とは何か 宇宙をつかさどる究極の対称性

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    「ネーターの定理」対称性あるところに保存則あり。

    ゲージ粒子は「ゲージ対称性」で守られており、フェルミオンは「カイラル対称性」で守られているが、ヒッグス粒子は標準理論では値が発散してしまうという「階層性問題」がある。これを解決するのが「超対称性」。

    電子のスピン:複素2次元空間内の回転
    3次元空間での1回転が、複素2次元空間では半回転に相当。スピンの向きを回転して、元の向きまで戻ってくるには、通常の時空で2回転させなければならない。このような「半ベクトル」のことを「スピノル」という。

    テンソル:複数のベクトルを組み合わせて作られる
    スカラー:どんなローレンツ変換を行った時も絶対に変化しな

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    2016年11月01日
  • 食品ロスはなぜ減らないの?

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    具体的なロスの数字にハッとさせられ、それに抗わんとする小さな活動にエールを送りたくなる。本書を読んだ感想もやはりそんな感じ。でも良いんです。同じようなことを何度も繰り返し言われないと、本当の意味で腑には落ちないし、自分で考えることもしない。ちなみに、食品ロスを減らすためのチェック項目に関しては、かなりの部分、大丈夫な結果でした。少なくとも、考え方は間違っていないな、と確認。

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    2022年10月25日