konaのレビュー一覧
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「紅い女」との出会いから、ふたたび元の生活に小田桐は、これまでと同じように奇妙な依頼人たちの持ち込む仕事に対処することになります。
まずは、手首の沈んだ水槽のある家に暮らす我妻克己(あづま・かつみ)という男の罪をあばき、毎夜土を掘る音に悩まされるという森本結奈(もりもと・ゆいな)という女性を助けます。さらに小田桐は、かつて「狐」の事件の舞台となった麗泉女学園の女子生徒・矢賀早小鳥(やがせ・ことり)が、事件の首謀者だった神宮ゆうりの模倣をしていることを知り、繭墨とともに事件の解決に乗り出します。しかし、少しずつ彼は意識がくり返し同じ出来事をたどっていることに気づくことになります。そんな彼に「紅い女」の声が届きますが、小田桐は彼女の呼びかけに応じず、そこで生じたほころびを足掛かりにして繭墨が終わることのない小田桐の夢に侵入し、彼を現実へと連れ戻すことに成功します。
ついに「紅い女」と繭墨の対面が実現し、ここから一気にクライマックスへと突入していくのでしょうか。どのような結末を迎えることになるのか楽しみです。 -
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短編4編を収録しています。
第1話「小田桐勤と繭墨あざかの休日」は、小田桐の休日に2人の身に起こった事件を、それぞれの視点から描いています。
第2話「クッキング・オブ・ヘル」は、小田桐をめぐって白雪と七海のバトルが勃発。あざかが火に油を注いだことで、白雪が生まれて初めて包丁を握って料理にチャレンジすることになります。
第3話「さよならの時計塔」は、雄介と梓がメインの話です。学校の七不思議の一つである、時計塔の謎に2人が巻き込まれることになります。
第4話「僕が彼女を理解できない不条理」は、あざかの付き人でありながら彼女を裏切った男の視点から、事件の顛末が描かれます。
ライトノベルではお約束の料理バトルですが、白雪の方がドンピシャのハマリ役なのに対して、七海の方はあざかとは違った意味でズレているところがあって、なかなかバランス調整が難しいのかもしれません。ちょっと中途半端な印象でした。 -
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神(宇宙外生命体)に死後の魂を差し出すことを条件に、薬師として第二の人生を歩むことになった主人公。
そこは地球とは別の惑星で、魔法が存在し、4つの種族「平原の民」「森の民」「海の民」「山の民」が存在する世界で
1000年に一度大地震で文明が一旦リセットされるようなものだった。
主人公は旅の薬師として各地を旅する末に、ハーフエルフの美少女と出会い、一緒に旅をすることになる。
全ての薬の知識を保有。
身体能力は世界一ではないが、トップクラスに入るレベル。でも技術がないので主人公より強い奴はいる。
魔法力も同様で、種族としては格段に大きいけど全体で比べると一番魔力を保有している種族と同じぐらい。
チート的な能力は上記ぐらい。
戦闘はTUEEEEEEEEEEEではなく、「なにあいつくそつええ」ぐらい。
基本的に作れない薬はないので薬の材料を集めてそれを売って生活費を稼いで、という生活の繰り返し。
その中で美少女ヒロインに出会うんですが、出会った瞬間から告白してスキスキオーラを隠さない主人公が気に入りました。
道中ずっとあけすけで隠そうともしない態度は、他と違ってもやもやするものもないのでポイント高かった。
ファンタジーやチートもの好きな人は読んでもいいと思う。
けど、文章がちょっと読みづらいと思う人もいるから1巻でムリならムリかも。
個人的には許容できるけど。 -
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第1話「白雪は「びきに」を知らない」は、あざかから小田桐の好みはビキニだと教えられた白雪が、ビキニに挑む話。
第2話「テディベアへ願うこと」は、小田桐と雄介、そして白雪の世話をしている少年・水無瀬幸仁が、映画館で見知らぬ女性から、願い事を叶えてくれるテディベアを受け取る話。
第3話「七海と雄介の危険な一日」は、犬猿の仲の七海と雄介が、いっしょに誘拐されてしまう話。
第4話「私と異分子な彼と彼女と狐」は、小田桐やあさとの学生時代の物語。あさとが所属していた文芸部の部長を務める美和という少女が、過去から逃れようとして罪に手を染める話です。
第2話、第4話がとくにおもしろく読めました。それ以外でも、第1話はビキニを前にして恥ずかしがる白雪の姿に萌えますし、第3話は七海の心遣いが伝わってきます。 -
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第1巻からのストーリーに、ようやく結末がつくことになります。
麗泉女学園という全寮制の高校で、一人の女子生徒が自殺し、その原因調査の依頼が小田桐たちのもとに持ち込まれます。高校に到着した小田桐とあざかは、一人の行方不明となっている女子生徒の殺人事件が隠されていることを突き止めます。
ところが、調査を進めるあざかたちの前に、神宮(じんぐう)ゆうりと名乗る異能者の女子生徒が姿を現わします。猫の仮面を着けた彼女は、「狐」があざかたちを相手に用意したゲームを模倣し、小田桐たちを次々と奇妙な体験へと誘い込みます。
やがて小田桐は、ゆうりがお腹に「狐」の子を宿していることを知ります。ゆうりは自殺を図り、異界の子を宿した子宮だけが生き続けます。小田桐は、異界とのつながりを断ち切るため、あざかから受け取った銃を手に、ふたたび異界に堕ちた繭墨あさとのもとへと向かいます。しかし小田桐が下した決断は、あさとを異界から救い出すというものでした。小田桐は、自分自身の甘さとそれがもたらすことになるかもしれない結果も含めて、受け入れるほかないと決意したのでした。
ストーリー的には、繭墨あさととの対決がおこなわれる前巻がクライマックスで、この巻はその後日譚と言えるかもしれません。とはいえ、小田桐の内面のドラマに決着がつけられることになっていて、本巻を読んでようやく落ち着いた気分になりました。 -
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シリーズ番外編第1弾。短編3本を収録しています。
第1話「僕が「繭さん」と呼ぶ理由」は、あさとによって静香を壊された小田桐が、あざかの助手となった直後の物語です。
第2話「私が先輩に恋した非日常」は、立花梓(たちばな・あずさ)という少女が主役を務めます。学校の怪談に巻き込まれた彼女が、不良少年と目されている嵯峨雄介と知り合い、彼の助けを得て事件を解決する話です。
第3話「狐の生まれた日」は、「繭墨あざか」の役目から追われ屋敷に飼い殺しにされていたあさとが、屋敷を飛び出して狐の仮面をかぶって生きることを決めるまでの経緯が描かれています。
第1話、第3話は、本編と同じようなテイストの作品です。第2話は、主役を張る梓と雄介のキャラクターのせいか、若干コミカルな作風になっているような気がします。 -
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繭墨あざかのもとに、異能者の知人から依頼が舞い込みます。日傘(ひがさ)と灯(あかり)と名乗るその異能者からの依頼は、海で恋人を溺れさせてしまった牧原和馬(まきはら・かずま)という男の罪悪感が引き起こした怪異によるものでした。
しかし、事件はこれで終わりとはなりませんでした。ふたたび日傘と灯のもとに持ち込まれた事件に、小田桐は首を突っ込んでしまいます。今度は、友人を殺してしまったという白木彩(しらき・あや)と名乗る少女からの依頼です。またしてもあざかの活躍により、事件は解決されますが、その背後に繭墨あさとの暗躍があったことが明らかになります。
その後、日傘のもとにあさとからの挑戦が届けられます。あざかは、安っぽい正義感で日傘とともにあさととの対決に向かおうとする小田桐を笑いますが、彼はあざかの制止を振り切って、日傘と行動をともにします。しかし、それらはすべて、あさとが小田桐をあざ笑うために準備した舞台の上だったことが明らかになります。日傘は灯を守るため、あさとの準備したゲームにしたがい、小田桐の命を奪おうとします。
けっきょく、灯が小田桐に別れを告げ、死への道に旅立つことになりますが、後に残された小田桐に、あさとの残酷な言葉が投げつけられます。3つの事件の死者たちは、小田桐の甘い正義感のせいで死んだというのです。真実を知った小田桐は、心を閉ざしてしまうことになります。
ストーリーの行方がなかなか見えてこなかったので、最初は少し読みにくいと感じました。最後に事件の全体像が明らかにされ、すっきりした見通しが得られるのですが、前半のもやもやした印象を拭うには至らなかったようにも思います。 -
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「繭墨霊能探偵事務所」を開く14歳の少女・繭墨(まゆずみ)あざかと、その助手を務める19歳の小田桐勤(おだぎり・つとむ)の物語。
第1巻では、事務所に持ち込まれるいくつかの依頼を解決しながら、小田桐があざかのところで働くようになった経緯が明かされます。あざかの兄の繭墨あさとは、あざかが名乗り出るまで、繭墨家の次期当主となるはずでした。繭墨家を抜け出した彼は、ただの退屈しのぎという理由で小田桐に接近し、彼とヤンデレ少女・深山静香(みやま・しずか)を結びつけ、さらに静香を使って、小田桐の腹中に「鬼」の子を宿します。ところが、あさとの期待に反して、鬼は小田桐の身体の中で成長を続け、雨香(うか)と名づけられます。そんな彼を引き取ったのが、あざかでした。
今回はキャラクター紹介の意味が強いストーリーですが、ダーク・ミステリらしい雰囲気の作風を十分に楽しめました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第11回「えんため大賞」優秀賞作品の今作。美少女と
チョコレートとゴスロリと唐傘...そして残酷で
グロ度高めなミステリアスな怪異の数々。
ライトノベルらしい要素が盛り込まれたデビュー作
ですが、終始シリアス目なトーンがまず、好みで
思いのほか引き込まれてしまいました。
ヒロインの「繭墨あざか」の持つ謎めいた能力と
その生い立ちや因縁。そしてその助手にして
主人公の「小田桐」が秘めた怪異の謎と彼の過去が
後半にシンクロして明かされる手法は新しく、
ゾクリとする快感があります。
ただし、時系列が「小田桐」視点で何度か切り替わるのですが
その部分がやや、読み難いかな...と思ったりもして。
既にシリーズ化され、続編が出てるので、暫くは
追って読みたくなる作品。まだまだ、今後に
楽しみな伏線も盛りだくさんだし、楽しみです。