三浦建太郎のレビュー一覧

  • ベルセルク 15巻

    子供の夢

     鷹の団の団長も子供の頃の憧れを実現しようとしていた。今回の「ロスト・チルドレンの章」も子供が理想を追い求めて魂を売ってしまった…のかも。
     いずれも子供が根底にある。
  • ベルセルク 14巻

    新たなる旅立ち

     義手のからくり、大剣の秘密がこの巻でわかる。
     鷹の団は3人になってしまったが。ガッツはまだ切り込み隊長だ。
     そして、ここからガッツ一人だけの物語が始まる。
     断罪篇ロストチルドレンの章だ。
     この巻の最後の段に、ベルセルクの原型の作品が登場する。ガッツは今の形とほぼ同じだが、眼帯だけは無くして...続きを読む
  • ベルセルク 13巻

    これから…

     右目と左腕を失った理由がやっとわかった。地獄のようなところを生き延びて、これから主人公はどうなるのか?新たなる展開となるのか?ますます目が離せない。
  • ベルセルク 12巻

    壮大な物語の始まり

     この巻でやっと序章と繋がり始めた。壮大な物語が始まろうとしている。この先どうなるのだろう。予測つかないところが面白い。
  • ベルセルク 10巻

     「剣と剣が弾き出す小さな火花…そこに生命が見える。もっと強い敵とぎりぎりのところで剣を交えたい。」日本で言うところの剣豪が武者修行してるようなものか。
     この巻は今までの巻の中で一番凄まじい。怒涛の勢いで物語は進んで行く。
  • ベルセルク 11巻

    輪郭

     だんだんと輪郭が見えてきた。序章とやっと繋がり始めた。奇想天外なダークファンタジーが、いよいよ始まる。先が早く読みたい。
  • ベルセルク 9巻

    PTSD

     子供の頃の父親に殺されそうになった、そして、父親を殺してしまった記憶は、成人になって、愛する人との初めての交わりの時、突然自分の意思とは関係なくよみがえり、辛さのあまり現実感がなくなり、自分自身を苦しめる。このことが実にリアルに描かれている。
  • ベルセルク 8巻

     「夢を持たないものは、絶望などありえない」これは現在再放送をしている連続テレビ小説「ひまわり」の中の奥田瑛二演じる弁護士の赤松が呟いた言葉。「ベルセルク」では グリフィスが夢を砕かれ絶望したのか?
  • ベルセルク 7巻

    少数精鋭部隊

     少数精鋭部隊が圧倒的不利な状況で戦う物語は、これまで多くあり読者の共感を呼んでいるが、今回も例外なく同じ手法をとっている。
  • ベルセルク 41巻
    最終巻が最新巻になる報せを聞き、つらすぎて読めなかった『ベルセルク』41巻をようやく読む。
    冒頭からグリフィスの近代国家論、キャスカの復活とファルネーゼの慈愛、甲冑の記憶、幼子、穏やかな時間。
    本当に、長い長い長い暗い昏いトンネルを抜け、カタルシスに向かおうとするところじゃないか。
  • ベルセルク 6巻

    ウクライナの女兵士

     この物語を読んで、今戦っているウクライナの女兵士のことを思った。ある製鉄所から投降した兵士の中に女兵士もいた。彼女らは捕虜となった後、どんな運命が待ち受けているのだろう。
  • ベルセルク 5巻

    心の中の動きの描写

     ガッツの心の中、感情、その変化。グリフィスの心中、キャスカは気になる存在。それぞれの人物の、心の中の動きの描写が群を抜いている。
  • ベルセルク 4巻

    幼年期から

     幼年期から物語は始まる。主人公の過酷な運命、想像を絶する修羅場の連続を経験するうちにやがて、その中から真の友情が生まれてゆく。
  • ベルセルク 3巻

    緻密さ

     「欲望の守護天使」終了から「黄金時代」を書き始めるまでに2ヶ月の空白がある。この空白の間にも作画を続けていたようである。画の緻密さは他の漫画の比ではない。1ページ描くのにかなりの時間がかかったと思われる。
  • ベルセルク 2巻

    連載再開

     作者が昨年亡くなって、危ぶまれていた連載が、親友と弟子の手によって再開されるとの報が入り安堵した。やはり最終回までの展開が読みたい。
  • ベルセルク 1巻

    序章

     他人の戦いに巻き込まれて死ぬような奴は最初から生き抜く力のないもの。ベルセルクとは狂戦士。主人公は何かに呪われているようだ。壮大な物語が今始まる。
  • ベルセルク 5巻

    不死ゾッドと覇王の卵

    ガッツが鷹の団に入団して三年
    斬り込み隊長として名を馳せるようになる
    グリフィス率いる鷹の団の功績はすさまじく
    前代未聞の平民出の騎士としてミッドランドに就く

    しかし、とある戦にて鷹の団が手間取る事となる
    ガッツの隊が斬り込みいくも一向として帰ってこない
    痺れを切らしたガッツが侵入す...続きを読む
  • ベルセルク 4巻

    鷹の団グリフィス

    ガッツは幼少期に親同然で信頼していた
    ガンビーノに銀貨三枚でその身を売られた

    大の男に襲われたトラウマから
    触れられることを嫌う
    彼のひねくれた性格は幼少の環境もあるだろう

    それからも傭兵として転々とするガッツは
    30人斬りと呼ばれる巨漢バズーソを相手に
    見事なまでに勝利する
    ...続きを読む
  • ベルセルク 3巻

    〝ゴッドハンド降臨〟

    遂に伯爵の討伐に成功するガッツ
    しかし、瀕死の伯爵の慟哭がベヘリットに反応し
    異界へ、ゴッドハンドを呼び寄せた

    その中の一人、ガッツがグリフィスと呼ぶ男
    過去に烙印を刻んだ張本人であり
    ガッツの憎しみの根源であるその男

    そして、伯爵の生贄となるは娘テレジア
    七年前の真実が明かさ...続きを読む
  • ベルセルク 2巻

    混濁する想い

    ゴッドハンドを呼び寄せる
    キーアイテム〝ベヘリット〟それが
    人を人ならざる者へと変える

    首領に屈辱を受け七年もの間復讐に
    身を焦がし続けた医者

    娘を守るその想いから
    自らを邪神に捧げた首領

    七年間自室に閉じ込められ外の世界など
    考えることすら忘れていた首領の娘

    いろ...続きを読む