枡野俊明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・美しい「所作」は、相手に礼を尽くすためだけではなく、むしろ自分自身の心を爽やかにする効能効果が大きい。もしかしたら、良いことが輪廻転生するかもしれません。
美しいものほど、長い歴史をかけて築かれたものであり「誰にとってもこころよいこと」。「平常心是道」…いつもどおり当たり前のことをやることが大切であり、それが悟るということでもある。「悟り」は、「安らかな心」というふうに言い換えてもいい……。
美しい所作を意識すると、必然的に自分の動作を意識することになりますし、ゆっくりと丁寧な動きになり、そこには、怒りの感情が入り込む余地がなくなります。何事も急いだからといって早くできるとは限りません。むしろ、一つひとつの動作を意識して一発で仕上げることが成功の秘訣です。
辞書で「智慧」を見ると、「煩悩を消滅させ、義理を悟る精神の働き」と説明されているとのことです。私たちは、様々な「欲」を追い求めて、その「欲」さえ満たされれば、満足できるはずだ、と思って日々を過ごしています。しかし、満たされれば「欲」は、新たな「欲」を生み、新たな「不満」の元になるのです。
禅には「一息(いっそく)に生きる」という言葉があるそうです。「ひと呼吸するあいだにもやるべきことはある。それをやりきることが大切だ。一日は、一息のつらなりです。一息、一息がつらなって一日になる。一年だって同じ。さらに人生も… -
Posted by ブクログ
・私たちに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込みましょう。
枡野 俊明さんの著書を読むのは『手放すほど、豊かになる』’17/12『おだやかに、シンプルに生きる』『人生をシンプルにする 禅の言葉』’18/11/『美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 』’18/12に続いて5冊目。
どれも根底に流れる思想は同じなのですけれども、同じ本を何度も読むという方法ではなく、同じ著者の本を複数読むという方法を積み重ねることによって、頭で理解するという段階から、心に染みる段階へ少しだけ近づけるような気がします。
私なりに、枡野 俊明さんが、仰っていることを一言でまとめると「私たち一人ひとりに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うためには、なによりも丁寧に生きるということ、そして、丁寧に生きるために、所有するモノも意識するコトも必要最小限に絞り込むということなのです。
世間では、一代で会社の時価総額を世界一にした経営者のことが話題になったりしますが、大きな成功を収める人がいる一方で、着るものも、寝る場所も、食べるものすら得られない人もいるわけです。私たちは、自分のために、また、他者のために、どうしたらいいのか、考えたいと思います。 -
Posted by ブクログ
・自分が幸せになりたければ、家族はもちろん、地球のどこかで暮らす人も幸せな方がいいわけです。できることから一つひとつ、世界の幸せに向かって、手を合わせましょう。
生きる上では、基本の繰り返しが何よりも大切だということなのです。そして基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている……。~
現代社会では、徹底的に効率を追求することが良いことだと言われます。モノや作りはもちろん芸術すら、長年の修行で技を習得して、同じものを作り続けたり、演技をしたりする人が少なくなる傾向があるような気がします。
しかし、効率を追求した結果、生まれたモノやサービスは、私たちの生活を便利にすることは出来るでしょうけれども、心を満たすことは出来るのでしょうか?
現代社会のモノ作りやサービスは、熟練の技術や経験に裏付けられた心配りが要らないように、コンピューターで制御された機械による加工や、マニュアルによるサービスが当たり前になっています。
だからかもしれませんが、モノを買う側やサービスを受ける側に、感謝の気持ちが薄れているような気がするのです。
もう一つ、心に留めておきたい言葉がありました。「片付けは、次に仕事をする時のための準備…」。そうか、だから仕事が、滑らかに始められないんだ…(^^ゞ
聞くところによると、禅の修行は、とても厳しいみたいですけど、修行をしないで、頭で、人生の答えを理解し、実践することは、出来るのでしょうか(・・? -
Posted by ブクログ
禅の視点から現代の生活を眺めた読み切りエッセイ集。
知識として知っている内容や考え方であるが、平易な言葉で書かれていることによって、腹にすとんと落ちてくる。
・足るを知る
・「何もない空間」を生み出すために、なにかを置く。
「有=無 無=有」
・簡素と質素は似て異なる
無駄を削ぎ落とし、ごく少数の価値のあるものを大切にすることが「簡素」
機能を満たす最小限、最低限のものを選ぶのが「質素」
・毎日を生き切る
・目の前のことを、一つ一つ、ていねいに為す
・無心になる
・損得でものを考えない。「意のままに生きる」
・心を整える呼吸法について
他人に価値判断の物差しを預けず、自分にきちんと向き合うことで、余分な持ち物や悩み、こうあるべきという思い込みから解放されていくということかなと思う。
ていねいな語り口の中で時折、SNSやフェイスブックへの言及が現れることが少し違和感(笑)