白洲梓のレビュー一覧
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購入済み
典型的な中華ファンタジー
典型的な中華ファンタジーではあるが、結構ひねりが効いていて面白い。他の多くの作品のようにラノベ風ギャグっぽい作風ではなく、シリアス深刻な雰囲気をたたえている。ただどうしても都合の良すぎる展開という側面はあるが、かなりの力作という気はする。
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ネタバレ 購入済み
なんでしょう…
不完全燃焼で終わってしまった感じがするけども。ほかの転生ものより話の展開があまり良くなかったような…もう少し何かがほしかった。笑
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ネタバレ(備忘用オチまで)
転生から先帝の寵姫となるまでのストーリー。
蓬国長正国は早期降伏して、瑞燕国の貴族に。17歳の雪媛は、高熱を発して玉瑛となり、菊花茶の記憶から後宮入りを拒否。秋海は理解を示す。雪媛は、生き延びた猛虎に恋をし、未来を変えるため、尹族の過激派を止めようとする。
現尹族長の柳原許は、江良を人質に、雪媛に後宮入りを認めさせる。後宮での友人白柔蕾は、舞で皇帝に見初められるも、四妃に殺される。柔蕾の思い人は江良、弟は冠希。雪媛は、猛虎の迷魂散を飲み、後宮を脱する。
猛虎が街中で死んだ際、金孟が運搬を助ける。江良から牢破りを聞いた雪媛は、皇帝を目指し、彩虹に舞を習い、蘇り後の予見を武器に -
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ネタバレ尹(いん)族の少女、玉瑛は、瑞燕国の最下層の奴婢。
貴族の家で下女として働いている。
なまじ美少女であるが故、主人の寝所に呼ばれる…。
玉瑛には抗う術はない。
尹族がそうした扱いを受けるのは、過去に一族の柳雪媛(りゅうせつえん)が謀反を起こしたから。
雪媛は皇帝から寵愛を受け、宮廷内での権力も増していったという。雪媛の謀反の失敗により、尹族は永久に奴婢の身分となった。
ある日、皇帝から尹族国外追放の命令が出て、逃げた玉瑛は将軍、王青嘉(おうせいか)の手にかかり命を落としてしまう。
ところが、玉瑛が気付いた時には、見知らぬ部屋で「雪媛さま」と呼ばれていた…。
記憶を持ったまま雪媛として生き -
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ネタバレ続きを読みたかったので、2巻刊行嬉しかったです。
今度は皇宮での策略。
皇后と寵姫を蹴落とすための策略の最中に、まさかの雪媛が記憶喪失。
この展開にはびっくりしました。
そのお蔭で、彼女にしろ青嘉にしろ、見えてきたものもあったのでしょうが、宿願と恋心の狭間で見たうたかたの夢みたいな展開で切なかったです。
本当は互いに思い合っているのに、決して結ばれないあのじれったさ……
それにしても、普通の娘な彼女ではなく、悪女的な彼女の方が好みとか、青嘉はマゾっ気あるのかなと場違いな感想も抱いてみたり。
分からなくはないけれど。
寵姫の策略自体は、雪媛の巡らす謀に比べたらお粗末なもので、結局彼女は雪媛には勝 -
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王太子妃として嫁いだ先には、すでに最愛の女性がいて
最大の務めを果たせなくなった主人公。
よくある、愛し合う男女の障害、になった主人公。
こうなる前に色々話し合え、というよりも
王太子も最初に言っておけ、と思う最初。
傷つけないように、とか言うならば、単なる逃げ、です。
それでも強く立とうとしている主人公がすごいです。
どこにプライドをおくか、自分がなんなのか。
それをきちんと把握しているからこそ、な
動きでもあります。
そしてヒーローたる立場の人の動きは…そこまで。
どちらかと言えば、派遣された医師の彼女の方が
ヒーローとしての動きをしているかとw
当然のハッピーエンドですが、普通に -
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ネタバレ「最後の王妃」の続編。
今作の主人公は「最後の王妃」のヒロインの娘。
前作を先に読んでおいた方がより楽しめる。
ストーリー展開が早く、とても読みやすい。
世界説明なども、いかにも説明してやる、というおしつけ感はなく、すぅっと文章が入ってくる。
ただ、どう見てもご都合主義としか思えない面もいくつかあるため、そこは残念なところ。
高所から飛び降りたら、それを受け止める人間と共に無傷とか、ありえない。しかもそういうシーンが二回もある(汗)。普通の人間ならば、大けがもの。
王女であるヒロインが、どうして簡単に一般人に養女に出されたのか不思議で、ずっともやもやしながら読み進めた。
その理由は、最 -
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王族なのに、何故か養女に出された主人公。
彼女の初恋は、姉の夫。
清い志を持って道を歩き始めたというのに
当然のごとく、理想は現実にぶち当たる。
まぁ一緒に行ったお嬢さん方の認識が甘いわけですが
生きるのに必死な身分なら、そんなものかと。
なんかもう、怒涛の勢いです。
人生の波乱万丈ぎゅぎゅっと、という感じ。
攫われるわ、交換されるわ、逃げ出すわ
あげくに…状態。
分かりやすく悪役でした、は、あの地域の女の子だけ?
大団円で終わってますが、迎えの間に
どうにかしてるのでしょうか、女の子。
とりあえず、このまま嫁に行かなくて良かったかと。
心の伴わない、身代わりだと分かっている所へは
止め -
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ジャンルとしては少女向けの小説らしい。つまり僕とは対極に位置している代物。亡国の王妃という設定に興味が湧き、確認をせず買ってしまったが、不覚にも?とても面白かった。ただひと前では読めないなきっと。
あらすじ(背表紙より)
ルクレツィアは、15歳でアウガルテン王国の皇太子妃となった。しかし皇太子シメオンは一度も彼女の部屋を訪れることはなく、後日、シメオンがマリーという下働きの娘を愛していると判明。ほどなく国王が崩御し、ルクレツィアは王妃となった。そして側室となったマリーが懐妊。それでも王妃としての務めを果たそうと懸命なルクレツィアだったが、隣国に攻め込まれた王国は敢えなく陥落し…? -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下、ネタバレご注意です。
ルクレツィアはアウガルテン王国の有力貴族の娘で15歳。幼少時から王妃になるべく教育を受け、皇太子に嫁いだ。
ところが夫の皇太子シメオンはルクレツィアに指一本触れず、下働きの美女マリーと愛し合っている。
すぐに国王が死去してシメオンが王となるとマリーを正式に側室にしてルクレツィアは名目上の王妃として放って置かれた。
マリーは王妃としての務めを果たし、マリーの教育まで監督するがシメオンはルクレツィアを顧みることなく、すぐにマリーは懐妊して男子を産んだ。
シメオンはマリーや王子を溺愛するが、国王としては無能で国はほんの2、3年で荒れていく。
そこをエインズレイ王国に攻め