白洲梓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上下巻の下巻。
冒頭、ずっと不在の大魔法使い、シロガネが10代の頃のお話から始まる。魔法とは、魔法使いとは・・・という核心に迫るエピソード。重い。
そして、竜の最後の生き残り、クロの若い頃の話。上巻の落ち着いたクロとは全然違う。いろいろあって、終島にたどり着いたんだね。クロとシロガネの出会い、よき。クロがクロと呼ばれるようになったくだり、好き。
後半はヒマワリが島を出て、魔法使いの弟子になり・・・。
再び訪れる暁祭。今までの伏線を一斉回収。最後は謎を残したまま、余韻の残る終わり方でした。もう胸いっぱい。
この後のヒマワリがどうなったのか、すごく気になります。
あと、マホロ・・・少ししか出てきて -
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Posted by ブクログ
ネタバレモチヅキが良い人すぎる。
ただでさえ人の為に動く人なのに。
あれほど憧れた魔法が無くすことを良しとした。
予言は外れない。
東の魔法使いオグリがヒマワリに殺される未来を見たのは必然以外何でもない。
人の為に動く人ならそんな未来は見なかっただろうな。
まさか和解出来るとは。
ヒマワリへの仕打ちは許せないけど、ただ悪い人では無いなと。
ヒマワリのお母さんが大切にされていて良かった。
魔法は消されるのでは無くて、消える運命だった。そんな感じがする。
魔法を消す理由が明確に出来て、シロガネがヒマワリになって帰ってきて、ヒマワリと魔法を無効化出来るモチヅキが同じ時代に生まれて、魔女に対抗出来る最強 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙に惹かれて購入。ところどころ現代風な言葉遣いが気になるけれど、とても読みやすかったです。
ヒマワリが、クロとアオのもとですくすくと成長する姿はとても微笑ましい…と思いきや、上巻の終わり方が少し不穏!記憶喪失で追われる身のヒマワリの過去に何があったのか、ミライの呟く言葉も意味深で早く続きを読みたいです。
ムカイにセナ、モチヅキにミライ。終島を訪ねて来て滞在する人たちは、みんな温かい心の持ち主でどのキャラクターも好きです。
ミライの過去にリープする能力も、アオが地中に埋まっていた青銅人形なのも、クロが最後の竜であることも、大魔法使いと呼ばれるシロガネも、それぞれの設定もとても好き。早く下巻を読 -
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Posted by ブクログ
私はコバルト文庫 大好きです。
この本は初めて読みましたが 痒いところに手が届くみたいに ツボにハマる本です。
ルクレツィアは 清く正しく麗しく育てられた
でも 自分には全く自信のない人
嫁いだ先の王様の愛人マリーに対しても いいところを見つけてしまう。
お世話係のティアナから 笑顔が大事と教わる。
王様からは顧みられない王妃だが
病院や孤児院への慰問は欠かさない。
誰に対しても偉そうに話さない。
国が滅んだあとも 畑の耕し方 ジャガイモの皮の剥き方 を周りの人から素直に習う。
この積み重ねが 幸せに導くんですね。
ハッピーエンドで ちゃんと終わりました。
新しくしゅうとめになったハリエットに -