白洲梓のレビュー一覧
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ネタバレ初恋は実らない。
15歳のシリルは勿論のこと、男装姫のブランシュも。
ブランの失恋は予定調和ではあるので予想できていたが、意外だったのは、彼女を振る相手の顛末。
それが発覚した場面では、登場人物たちとともにこちらも随分呆気にとられた。
まさかすぎた。
想い人と結ばれるのは、奇跡的な幸運が必要なのかもしれない。
シリルとブランも。
シリルは借金まみれの女たらしのどうしようもない奴。
ブランは領主の一人娘ということで、男装して男として振る舞い、男の跡継ぎに恵まれなかった父のそばにいた。
そして、お互い別の人を狙っているところからのスタート。
ただ互いに互いを見ていなかったからこそ、最初の印象は最 -
Posted by ブクログ
ネタバレ玉瑛は尹族が迫害された原因は雪媛の謀反のせいだと思っていた。
一周目は雪媛が引き金になったし間違ってはいないが、もともとの差別や雪媛が寵妃になったことで増長し始めた者たちの影響も大きく、どのみち破滅する未来になるのでは、というところがやるせない。
雪媛の本性はやはり玉瑛なのだろうか。それは過去に縛られているようで、もっと「雪媛」を大事にしてほしいと思ってしまう。
永祥と純霞は雪媛が選ばなかった青嘉との未来だ。
雪媛にとって絶望して戦う気力を失ってしまった純霞はもどかしかっただろう。
しかし彼らが西域に逃れることによって雪媛が知っている未来と徐々に変わってきているのでは。
これはこの先どう影響す -
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ネタバレ今回は前皇后が居なくなって、皇后への地固めの回かな。
話は大きく動かなかったけれど、着々と有能な部下を増やしていってる。皇帝や民衆の信頼も得れた。でも青嘉とは激しくすれ違う回でした……もどかしいけど楽しいぞ……
転生漫画がめちゃくちゃ増えてきた中で、きっちり悪女になりきってるのは数少なく。このシリーズはあえて悪女を演じてるけど、元が優しいからだんだんアクが弱くなってきたかもしれないです。まあ、民衆の支持を得るには、心ある人にならねばならないのでしょうがないですかね。
もちろん、悪女らしいところもありましたよ。使えるものは使ってやるやつ。 -
購入済み
ラノベだが
転生ものと聞くと、ご都合主義のストーリーでどんどん成功していき勧善懲悪というイメージだが、この物語はちょっと違う、登場人物はみな苦悩している。ちょっと深い物語だ。
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ネタバレ新刊が出ていることに気づきませんでした。知って速攻で本屋にて購入。
先代皇帝の息子の現皇帝に嫁いで、後宮での自分の地位確立のための2巻でした。
見事に皇后とライバルを蹴散らせました〜〜!まあ皇后はもともと他に好きな人がいて、死んだことにして無事幸せにしてあげました。
なんやかんやで主人公優しい。
ちょっとしたすれ違いラブもあり、女帝になるまで邪魔な者を順番に消していく冷徹ぶりもあり。
でもそれも、「もうここで自分だけ幸せになればいっか」と思うたびに転生前の玉玲が暗闇から自分を見つめてくる、そんなプレッシャー?過去?があるせいで冷徹にならざるを得ない。
自分を律して目的に進む主人公のことが好