【感想・ネタバレ】六花城の嘘つきな客人のレビュー

あらすじ

15歳の秋につらい失恋をして以来、貴婦人とかりそめの愛をはぐくんだり、賭けで借金を作って勘当されたりという生活を送っていたシリルは子爵家の三男で23歳。「王都一の色男」と噂されているが、そろそろ将来の身の振り方を考えねばならない年頃。そんな時、割り切った遊び相手である伯爵夫人から、北の大領主ネージュ家が、一人娘ブランシュの結婚相手を選ぶため、名だたる貴公子たちを領地の六花城に招待していることを知らされ、同行しないかと誘われる。雪舞う六花城で、大人の恋と一途な片想いが交錯する。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

白洲梓さんが好きなので読みました。期待を裏切らず、チャラ男と1人娘ゆえに男装している女の子の恋愛でした。王道恋愛小説読みたい時だったので染み渡りました。

1
2023年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初恋は実らない。
15歳のシリルは勿論のこと、男装姫のブランシュも。
ブランの失恋は予定調和ではあるので予想できていたが、意外だったのは、彼女を振る相手の顛末。
それが発覚した場面では、登場人物たちとともにこちらも随分呆気にとられた。
まさかすぎた。
想い人と結ばれるのは、奇跡的な幸運が必要なのかもしれない。
シリルとブランも。

シリルは借金まみれの女たらしのどうしようもない奴。
ブランは領主の一人娘ということで、男装して男として振る舞い、男の跡継ぎに恵まれなかった父のそばにいた。
そして、お互い別の人を狙っているところからのスタート。
ただ互いに互いを見ていなかったからこそ、最初の印象は最悪だったのに、どんどん戦友のような状態に。
自覚はシリルの方が多少早かった。
場数の違いかな。

そんな二人が決定的に自覚したのは、離れてみて、裏切りのような光景を見てからだ。
やはり一度俯瞰の状況を入れないと、冷静になる期間がないと、見えない真実もある。
シリルは改心して真面目に働くようになり、ブランは男装をやめて女性らしく振舞うように。
そうしてからの再会。
結局初回時のような喧嘩からの逆転劇、「時計の魔法」の効果もあってたまらない場面になっている。
苦労してようやく手に入れた恋心、大切にしてほしい。

1
2021年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここからほんとに両思いいけるの?ってくらいの二人が、だんだん打ち解けて仲良くなってひかれあっていくのがかわいらしかった。

0
2022年03月09日

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