【感想・ネタバレ】威風堂々惡女のレビュー

あらすじ

瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。意識を取り戻したとき目に入ったのは、見知らぬ女。高価な調度品。そして女が玉瑛に呼びかけた。「雪媛様」と。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

レビューで見かけて気になっていたが、非常に面白かった。転生+死に戻り。
自分の氏族が虐げられているのは謀叛を起こした皇帝の妃のせいだと怨みながら死んだら、それは自分自身だった。
しかも妃が謀叛を起こす前からその氏族は蔑まれていた。

転生元に死に戻ったのでやり直し、自分を殺した将軍を手元に置いたら別の要素で失敗。したと思ったらその将軍が死に戻ってそこからまた始まる。

雪媛のトラウマを抱えながらも凛とした姿と、愚直な将軍の関係性が徐々に変わっていくのがとても良い。
雪媛であっても玉瑛であっても男からはその美貌を求められるだけだったのに、前の人生で自分を殺すはずの男だけが彼女の本質に触れてくる。
雪媛の野望は叶うのか、失敗したらまた死に戻るのか。彼らがこの先どうなっていくのかとても気になる。

それにしても、雪媛に戻って玉瑛を虐げた男は赤児のうちに殺したはずだが、2回目の玉瑛は誰に虐げられていたのだろう。
実は赤児は死んでいなかったのか、その穴を埋めるように他の者に虐げられていたのか。それが少し気になった。

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2020年07月26日

購入済み

面白い

切ない、そして面白い。
今まで沢山小説読んだけど、その中でも生涯心に残る作品レベル。
ライトノベルじゃ勿体ない。
映画で見たいな。日本じゃ無理だろうけどw

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2020年02月14日

Posted by ブクログ

久しぶりにヒットした中華風ファンタジー小説。
主人公は雪媛なのに、彼女の心情描写はほとんどなく、それを読者が青嘉とともに推測しながら読むという形だが、そこに想像の余地があり、余白があることでこの小説は面白さがある。

主人公2人ともがとても魅力的なので、続きを知りたい気もするし、一方でこれはこれで綺麗に完結しているし。
とにかく読んで損はしない小説だと思います。

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2019年06月13日

Posted by ブクログ

中華風ファンタジーというか、SF的ともいえる設定。
奴婢の少女が、過去の寵姫にタイムスリップ?転生?

尹族の少女・玉瑛。
聡明で美しいが、貴族の屋敷で下女として働き、虐げられていた。
瑞燕国では尹族は最下層。
その原因は、尹族出身だった皇帝の愛妾・柳雪媛にあった。かって権勢をほこり、あまつさえ謀反を起こそうとして倒されたのだ。
さらに、「尹族国外追放」の勅命が出て屋敷を追われた玉瑛は、騎兵に斬られてしまう。
ところが、意識を取り戻したとき、周りにかしずく女官たちに「雪媛様」と呼ばれる。

憎んでいた過去の女性に生まれ変わった玉瑛。
虐げられる様子が生々しく、それだけに過去をやり直し、未来の尹族が虐げられないようにしようと決意する激しさは理解できます。
あざといぐらい、グイグイ引き込むような活気のある文章。
時代的には、唐に近い雰囲気だろうか…
古代中国の、遣唐使が行った国ですよ。

しかし、この設定でどう展開していくのか? 1巻だけではわからない!
2巻がまた、予想外の展開となります。
その後は、華流歴史ドラマをたくさん見ている人間にとっては、わかりやすいモチーフが多いのですが、史実に基づかないので、展開は予想できません。
これは面白い!

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2023年08月12日

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ネタバレ

死に戻りと転生。
中華風ファンタジー?
武則天がモデルかと思ってしまった。

悪女と思われても夢のために頑張る主人公を応援したくなる。

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2023年03月07日

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ネタバレ

転生物のようなそうでないような
だんだん引き込まれる
歴史は変わるのか
同じなのか
どうなっていくかを想像するのが楽しい

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2022年09月04日

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えぇええ、転生的なタイムリープ系の中華ファンタジーって斬新!狡猾かつ妖艶で気っ風の良い喋り方をする主人公好き!さらに徐々に過去がリンクして、聡明かつ公正な人柄と若干の弱さが見え隠れしつつ恋が芽生え…るの?ないのどっち?みたいな展開大好き!!ここで終わるのー!?って思ったけど、まだまだ続くようで先が楽しみです。

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2022年03月09日

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ネタバレ 購入済み

輪廻=転生

ラノベでも漫画でも現代から異世界に転生する物語ばかり読んでいたからか、同じ世界で未来から過去に転生する物語を真新しくも懐かしい感じで読めた。(シュタインズゲートとか)
やり直す際に起きるパラドックスはどうなるのかと思っていたら、まさかのヒロインが死んでしまいヒーローが年老いてから、ヒーローも転生するという設定は面白いなと感じた。
ただその後、二人が惹かれあうまでの描写が薄いと感じたので星4つで。胸キュン要素がもう少し欲しいなぁ。

#切ない

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2022年02月10日

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ひと捻りある転生もの。
キャラクターそれぞれが個性的で魅力的で関係性も面白い。
清濁あわせ持った意志が強くて行動力のある有能な主人公とか、最高です。

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2021年08月30日

購入済み

ラノベだが

転生ものと聞くと、ご都合主義のストーリーでどんどん成功していき勧善懲悪というイメージだが、この物語はちょっと違う、登場人物はみな苦悩している。ちょっと深い物語だ。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかのパラレル設定で、一気に楽しくなってきた。
しかも玉瑛だけじゃなく、青嘉まで…。
最近中華ファンタジーを続けて読み過ぎて、誰が誰やら分からなくなりかけてたけど、これも続き気になる!
玉瑛から雪媛になった7年の間になにがあったのかも気になる。

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2019年07月04日

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転生モノの話。しかもうまくいくまで、ループするハッピーな話でした。
下女から後宮の姫に転生して、その護衛と一線引きつつ目的のために動くあたりが気持ちいいくらい面白かったです。
転生後もきっちり意思を貫き通してるのが良かった。

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2019年04月22日

Posted by ブクログ

ありそうでなかった設定だと思う。

切なくもあり、潔いなぁとも思った。
ただ、彼女の背負ったものの重さがそこまで伝わらなかったのが残念だな。
十二国記と比較しちゃって感じたんだけど。

でも面白かった!

2018.12.9

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2018年12月09日

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最下層に属する奴婢である主人公は
ある日殺され、気が付けば元凶になっていた。

親からも助けてもらえないばかりか
それを利用しようとする現実。
心壊れなくて良かった、というのもありますが
一体どういうシステムになっているのか、謎です。

選択が分かれる場所に戻される現実に
何が起こって、どこへ導かれるのか。
最初の主人公から、別の次元へ進んで行っています。
理想の未来はつかめるのでしょうか??

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2024年06月14日

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瑞燕国で最も虐げられている尹族の玉瑛は殺されて、気がつくと何十年も前の皇帝の寵姫の同じく尹族の雪媛になっていた。未来を知っていることを武器に雪媛の奮闘が始まる。最後は女帝となって、民族も性別の区別のない国づくりを目指すのだ。ここに後の将軍の青嘉が絡んでくる。
いわゆる転生ものだが、雪媛の理想とする国づくりは、人類の永遠のテーマだろう。尹族の繁栄のみを考えないところがぐっとくるところ。青臭さを感じさせないのもいい。

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2021年12月27日

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ネタバレ

かなり前から読みたいと思っていた本書。

転生もの、タイムリープ?

判断に迷います。

続きを読むか、どうかが非常に悩む所ですねぇ。

何となく同じ内容の繰り返しのような気がして。

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2021年01月05日

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ネタバレ

尹(いん)族の少女、玉瑛は、瑞燕国の最下層の奴婢。
貴族の家で下女として働いている。
なまじ美少女であるが故、主人の寝所に呼ばれる…。
玉瑛には抗う術はない。
尹族がそうした扱いを受けるのは、過去に一族の柳雪媛(りゅうせつえん)が謀反を起こしたから。
雪媛は皇帝から寵愛を受け、宮廷内での権力も増していったという。雪媛の謀反の失敗により、尹族は永久に奴婢の身分となった。
ある日、皇帝から尹族国外追放の命令が出て、逃げた玉瑛は将軍、王青嘉(おうせいか)の手にかかり命を落としてしまう。

ところが、玉瑛が気付いた時には、見知らぬ部屋で「雪媛さま」と呼ばれていた…。


記憶を持ったまま雪媛として生きることになった玉瑛は、自分の警護役に王青嘉を指名します。軍人としてプライドもある青嘉はそれが不満でした。しかも玉瑛は奔放なところがあり、それが青嘉にとっては皇帝への不誠実な態度に思えるのでした。

そりが合わない二人ですが、今度は、雪媛の危機を救えず生涯を閉じた青嘉の時が戻ります。玉瑛のように過去の記憶を持ったまま…。


謀反に失敗すれば一族の不遇が待っていることを知っている玉瑛は、雪媛として陰謀渦巻く宮廷の中で権力を手にすることが出来るのでしょうか。
また、雪媛が望むなら二人で逃げてしまってもいいとまで思う青嘉の真直ぐな愛が今後報われることはあるのでしょうか。
続きがとても楽しみです。

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2020年11月03日

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