威風堂々惡女

威風堂々惡女

627円 (税込)

3pt

瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。意識を取り戻したとき目に入ったのは、見知らぬ女。高価な調度品。そして女が玉瑛に呼びかけた。「雪媛様」と。

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威風堂々惡女 のシリーズ作品

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  • 威風堂々惡女
    627円 (税込)
    瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。意識を取り戻したとき目に入ったのは、見知らぬ女。高価な調度品。そして女が玉瑛に呼びかけた。「雪媛様」と。
  • 威風堂々惡女 2
    627円 (税込)
    雪媛が貴妃として皇宮に入ってから半年、皇帝・碧成は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が碧成を殺そうと毒を盛っているのだが、碧成は飲むと一時的に体調が上向くことから雪媛が煎じる薬を飲み続け、神女としての名声は高まるばかり。一方、碧成の娘を産み、後宮を掌握していた寵姫・芙蓉の影響力は健在だった。芙蓉のもとには、雪媛を忌々しく思う者達が集まり…?
  • 威風堂々惡女 3
    671円 (税込)
    皇帝・碧成との間に唯一子をなし、後宮で威勢を誇った寵姫・芙蓉に皇后暗殺の濡れ衣を着せ、追い落とした雪媛。しかし芙蓉は、幼い頃から自らに慕い付き従う潼雲を使い、雪媛を陥れようと画策し始めた。潼雲が雪媛の護衛として任じられると、未来の記憶を持つ青嘉は警戒を強める。そして雪媛が寵を得たことで増長した尹族の横暴は、雪媛への悪評となりはじめ……?
  • 威風堂々惡女 4
    671円 (税込)
    芙蓉が身籠った子が次代の皇帝となる皇子であると知る雪媛は、その子が生まれる前に亡き者にするべきか迷いを感じていた。そんな中、珠麗が芙蓉の世話係として皇宮へと上がることに。一方、幼い頃に芙蓉の父の陰謀で全てを失った美貌の青年・飛蓮は女形役者として皇帝の前で芝居を披露することになるのだが……。陰謀と嫉妬が渦巻く中、歴史の歯車がくるい始める。
  • 威風堂々惡女 5
    649円 (税込)
    皇帝の子を流産し、芙蓉は失意と絶望の中にいた。そんな中で執り行われた雪媛の立后式は、芙蓉の父親・護堅の乱入によって中断される。彼は雪媛が毒を盛り流産させたのだと碧成へと直訴したのだ。雪媛の侍女・芳明が不要の食事を用意する部屋へ入るのを見、さらにその場に珠麗の私物である巾着が落ちていたという珠麗の証言もあり……? 雪媛に最大の危機が訪れる!
  • 威風堂々惡女 6
    682円 (税込)
    流行病にかかり高熱に苦しみ何日も意識が戻らなかった十七歳の雪媛は、奇跡的に回復した。だが母親たちが話しかけても、怯えたような不可解な表情を浮かべるだけだった。そして最初に発した言葉は、「あなたは、柳雪媛のお母さんですか?」。皇帝の寵姫でありながら謀反を企てたことで、後の世で惡女と名高かった柳雪媛。その雪媛と同じ尹族というだけで奴婢の身分にあった少女・玉瑛が死んで目覚めると、時を遡り自身が雪媛となっていたのだ。自身が過去に生きた“雪媛”という人物になっていると知った玉瑛の混乱は激しく、当初は食事すらままならないものだった。心に傷を負い絶望を抱えていた奴婢の少女は、いかにして雪媛として後宮に入ることを決意したのか。絶望的状況から立ち上がる、“雪媛”はじまりの物語!
  • 威風堂々惡女 7
    649円 (税込)
    雪媛に命じられ、火事になったという雪媛の生家を訪れた青嘉。しかし残っていたのは焼け落ちた残骸のみで、雪媛の母・秋海と丹子の生死も行方も分からない。青嘉は秋海がどこかへ逃げ延びたと信じ探し始めるが…? 一方、皇帝の命によって流刑地から後宮へ戻ることになった雪媛。しかし皇帝・碧成しか訪れない小さな楼閣・夢籠閣に軟禁されてしまい、親しい侍従や協力者とも引き離されてしまった。常に見張られ誰かと連絡を取ることもできず、雪媛の心身はしだいに衰弱してしまう…。
  • 威風堂々惡女 8
    682円 (税込)
    反乱軍の乱入により混乱を極めた瑞燕国皇宮から昏睡状態の雪媛を救出した青嘉は、追手を振り切り北の国境を越えたが、寒さと飢え、そして負傷により倒れてしまう。そこは瑞燕国と敵対する遊牧民クルムの集落だった。二人は命こそ取り留めたが、青嘉はクルム左賢王(皇太子)の前に連れ出され苛烈な尋問を受ける。雪媛の正体が瑞燕国の“神女”であると明かすわけにはいかない青嘉は商人夫婦と嘘をつくが、すぐに見破られ命を落とす寸前――誰かが転がるように入ってきて目の前に身を投げ出した。そこで再会した意外な人物のおかげで二人は延命する。皇帝・碧成の支配下を脱した雪媛は、次第に心を取り戻していく。青嘉と雪媛に訪れたのは束の間の休息か、それとも……? そしてその頃、雪媛のいなくなった瑞燕国では……?
  • 威風堂々惡女 9
    682円 (税込)
    北方の遊牧民クルムの左賢王・シディヴァが支配する地で穏やかな時を過ごす雪媛と青嘉。だが雪媛の知っている歴史でのシディヴァの死期が近付いていた。正確な死因はわからないために雪媛が警戒する中、シディヴァが父王に謁見するためクルムの都アルスランを訪れることになり雪媛も同行。都に着くと歓迎の宴が開かれるが、シディヴァに出された食事には毒が入れられていた。そして雪媛が瑞燕国の神女であることまでが露見してしまう。一方、瑞燕国では行方不明の雪媛を案じる配下たちが、それぞれに動き出していた……。つかの間の安息から風雲急を告げる第9巻!
  • 威風堂々惡女 10
    682円 (税込)
    京の策略により、雪媛は遊牧民族の長オチルのもとに連行された。雪媛に興味をしめし夜伽をさせようとするオチルだったが、復讐に燃える京は雪媛を瑞燕国との交渉材料にすべきと進言し、その交渉の場までの同行を申し出る。だがその目的は雪媛を奴隷商人に売り渡すことだった。一方、芳明を追って智鴻の屋敷へと押し入った瑯は、王家の息子・天宝と間違われて屋敷に連行された芳明の息子・天祐と出会う。智鴻の屋敷から強引に脱出した二人は、芳明を探して旅を続けるうちに次第に打ちとけてゆく。内乱状態の瑞燕国で、雪媛にかかわった者たちがそれぞれに動き出し、雪媛の運命はまた大きな転換点を迎えるのか? 中華逆行転生譚、激動の第10巻!
  • 威風堂々惡女 11
    693円 (税込)
    雪媛一行はシディヴァの領地を目指し、船で川を遡る。しかしシディヴァとタルカンの戦が始まったことで厳しい検問が行われていたため、陸路を行くことにする。戦場に近づくにつれ傷を負った兵士らに剣を向けられる雪媛たちだが、その中にムンバトの姿を見つけ、これがシディヴァの軍であると気づく。雪媛に気づいたムンバトは警戒を解き、戦闘中に敵に追い詰められ、散り散りになって本軍からはぐれたのだと説明する。本軍と合流しようとするムンバトたちだったが、道は敵によって封鎖され、周囲を囲まれてしまう。青嘉がシディヴァとともにいると知った雪媛は、なんとか彼らのもとへ向かおうと策を練るが……。
  • 威風堂々惡女 12
    748円 (税込)
    同盟を結んだ異民族クルムの軍勢を従え、ついに瑞燕国に帰還した雪媛。神力で朔辰軍の侵攻を退けたという噂は都にも届き、民衆は神女の加護に沸いていた。皇帝の証である玉璽を持つ碧成を捕らえた環王は、雪媛に使者を送り自分を正式な皇帝として祝福せよと求めるが、「真の皇帝は天の下にただ一人である」と冷たく拒絶されてしまう。焦った環王は都中の尹族を捕らえるよう命じ、雪媛を都へ呼び寄せるべく画策するが…。中華逆行転生譚、激動の最終局面!
  • 威風堂々惡女 13
    748円 (税込)
    瑞燕国幼帝の摂政となった雪媛は、臣下の薛雀熙から青嘉を伴侶とするのかと問われて肯定したが、「私は反対です」と告げる雀熙。皇帝の側に強大な権力を持つ者が侍ることは、必ずや国の分断と反乱を招く。それを防ぐため、婚姻するならば青嘉から兵権を取り上げ、後宮に入れて静かに暮らさせるべきだというのである。歴史に名を残す大将軍となる青嘉を後宮に閉じ込めるなどありえない、そもそも青嘉が私を裏切るはずがない、と雀熙の憂慮を退ける雪媛だったが、あるきっかけから青嘉に対し抱いた疑念は次第に大きくなっていき……。歴史と運命に抗う叛逆の中華逆行転生譚、ついに堂々完結!

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威風堂々惡女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    面白い

    2020年02月14日

    切ない、そして面白い。
    今まで沢山小説読んだけど、その中でも生涯心に残る作品レベル。
    ライトノベルじゃ勿体ない。
    映画で見たいな。日本じゃ無理だろうけどw

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月13日

    久しぶりにヒットした中華風ファンタジー小説。
    主人公は雪媛なのに、彼女の心情描写はほとんどなく、それを読者が青嘉とともに推測しながら読むという形だが、そこに想像の余地があり、余白があることでこの小説は面白さがある。

    主人公2人ともがとても魅力的なので、続きを知りたい気もするし、一方でこれはこれで綺...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月12日

    中華風ファンタジーというか、SF的ともいえる設定。
    奴婢の少女が、過去の寵姫にタイムスリップ?転生?

    尹族の少女・玉瑛。
    聡明で美しいが、貴族の屋敷で下女として働き、虐げられていた。
    瑞燕国では尹族は最下層。
    その原因は、尹族出身だった皇帝の愛妾・柳雪媛にあった。かって権勢をほこり、あまつさえ謀反...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月09日

    えぇええ、転生的なタイムリープ系の中華ファンタジーって斬新!狡猾かつ妖艶で気っ風の良い喋り方をする主人公好き!さらに徐々に過去がリンクして、聡明かつ公正な人柄と若干の弱さが見え隠れしつつ恋が芽生え…るの?ないのどっち?みたいな展開大好き!!ここで終わるのー!?って思ったけど、まだまだ続くようで先が楽...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月30日

    ひと捻りある転生もの。
    キャラクターそれぞれが個性的で魅力的で関係性も面白い。
    清濁あわせ持った意志が強くて行動力のある有能な主人公とか、最高です。

    0
    購入済み

    ラノベだが

    2020年03月14日

    転生ものと聞くと、ご都合主義のストーリーでどんどん成功していき勧善懲悪というイメージだが、この物語はちょっと違う、登場人物はみな苦悩している。ちょっと深い物語だ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月22日

    転生モノの話。しかもうまくいくまで、ループするハッピーな話でした。
    下女から後宮の姫に転生して、その護衛と一線引きつつ目的のために動くあたりが気持ちいいくらい面白かったです。
    転生後もきっちり意思を貫き通してるのが良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月09日

    ありそうでなかった設定だと思う。

    切なくもあり、潔いなぁとも思った。
    ただ、彼女の背負ったものの重さがそこまで伝わらなかったのが残念だな。
    十二国記と比較しちゃって感じたんだけど。

    でも面白かった!

    2018.12.9

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月27日

    瑞燕国で最も虐げられている尹族の玉瑛は殺されて、気がつくと何十年も前の皇帝の寵姫の同じく尹族の雪媛になっていた。未来を知っていることを武器に雪媛の奮闘が始まる。最後は女帝となって、民族も性別の区別のない国づくりを目指すのだ。ここに後の将軍の青嘉が絡んでくる。
    いわゆる転生ものだが、雪媛の理想とする国...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    レビューで見かけて気になっていたが、非常に面白かった。転生+死に戻り。
    自分の氏族が虐げられているのは謀叛を起こした皇帝の妃のせいだと怨みながら死んだら、それは自分自身だった。
    しかも妃が謀叛を起こす前からその氏族は蔑まれていた。

    転生元に死に戻ったのでやり直し、自分を殺した将軍を手元に置いたら別...続きを読む

    0

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