【感想・ネタバレ】威風堂々惡女 2のレビュー

あらすじ

雪媛が貴妃として皇宮に入ってから半年、皇帝・碧成は体調を崩しがちになっていた。実は雪媛が碧成を殺そうと毒を盛っているのだが、碧成は飲むと一時的に体調が上向くことから雪媛が煎じる薬を飲み続け、神女としての名声は高まるばかり。一方、碧成の娘を産み、後宮を掌握していた寵姫・芙蓉の影響力は健在だった。芙蓉のもとには、雪媛を忌々しく思う者達が集まり…?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイムリープ2作目。どうなるかと思ったけど、今回も面白かった…!

(備忘用オチまで要約)
安純霞は、状元及第した葉永祥に求婚されるが、自死した姉の代わりに皇太子へ嫁ぎ皇后となる。 独賢妃芙蓉は、雪媛の面会者を病にして不吉と騒ぎ、雪媛は一旦後宮を離れる。
雪媛は、山賊に襲われた際崖から落ち、山で狼と暮らす怪力瑯と過ごす。青嘉が迎えに来た際、記憶喪失の玉瑛は、頬を赤らめ素直。里の者に拐われて軍に献上された雪媛は記憶を取り戻し、青嘉に助けられる。
後宮に戻ると、葉永祥を脅しに安皇后と雪媛は毒杯を呷る。安皇后は息を吹き返して、葉永祥と10年西域へ。雪媛は芙蓉を犯人に仕立て上げ、皇后は空位、ライバルは幽閉状態。
玉瑛は山で青瑪瑙の簪をしたが、記憶を取り戻すと珠麗に贈ってしまう。眠るときに手を繋いだだけ。

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2022年04月13日

Posted by ブクログ

雪媛は寵愛を受けている皇帝に毒を盛るなどしている悪女だが、実は皇后の座を狙っているばかりだけでなく、女帝にまでなり、自分の理想の国を作ろうという遠大な目的のために、着々と手を打っているのだ。心根には根本的に強烈な優しさを持っている。ふとした時にそれが出てしまうし、悲運の皇后を死んだものと偽り、恋人と西域に送り出したりする。それも、10年後には戻ってきて、我を助けよという。山で出会った狼と烏と一緒に住んでいた一人ぼっちの男も配下に入れる。仲間も着々と作っているのだ。面白い主人公だ。しかしなあ、表紙の絵がいただけないなあ、酷すぎる。

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2022年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜか人間だとそこまで心が動かないんだけどケモノが不幸な目にあうのは地雷なんですよ。小瑯…なんてこと…しかもあんな…もう…村ごと全部燃やし尽くしてやれ、ほんともう…。
タイトルでも謳っているからこそできる思い切った悪女っぷりが爽快です。でも本人の中ではぐらぐら揺れていたり戸惑ったりしているのも人間らしくて魅力的。
続きも楽しみです。

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2021年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

玉瑛は尹族が迫害された原因は雪媛の謀反のせいだと思っていた。
一周目は雪媛が引き金になったし間違ってはいないが、もともとの差別や雪媛が寵妃になったことで増長し始めた者たちの影響も大きく、どのみち破滅する未来になるのでは、というところがやるせない。
雪媛の本性はやはり玉瑛なのだろうか。それは過去に縛られているようで、もっと「雪媛」を大事にしてほしいと思ってしまう。
永祥と純霞は雪媛が選ばなかった青嘉との未来だ。
雪媛にとって絶望して戦う気力を失ってしまった純霞はもどかしかっただろう。
しかし彼らが西域に逃れることによって雪媛が知っている未来と徐々に変わってきているのでは。
これはこの先どう影響するのだろう。

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2021年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新刊が出ていることに気づきませんでした。知って速攻で本屋にて購入。

先代皇帝の息子の現皇帝に嫁いで、後宮での自分の地位確立のための2巻でした。
見事に皇后とライバルを蹴散らせました〜〜!まあ皇后はもともと他に好きな人がいて、死んだことにして無事幸せにしてあげました。
なんやかんやで主人公優しい。

ちょっとしたすれ違いラブもあり、女帝になるまで邪魔な者を順番に消していく冷徹ぶりもあり。
でもそれも、「もうここで自分だけ幸せになればいっか」と思うたびに転生前の玉玲が暗闇から自分を見つめてくる、そんなプレッシャー?過去?があるせいで冷徹にならざるを得ない。
自分を律して目的に進む主人公のことが好きですが、めでたしめでたしでラブも獲得して報われれば良いなと思います。

最後に、なんで敵に花送って恋愛をこじらせておるんじゃ〜〜〜主人公〜〜〜〜おやめよ〜〜〜〜〜!!!!

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2019年09月05日

Posted by ブクログ

まさかの続刊…!
綺麗にまとまっていたから、嬉しい反面、期待値上がりすぎていてドキドキ。 

でも、内容はかなり満足!完成度は1巻の方が高いと思うけど新しい宮廷内のストーリーもありがちとはいえ楽しく、また途中で雪媛が記憶をなくす部分は1巻のストーリーをよく踏まえていたと思う。

終わり方も今回のでシリーズ化への目処がたったと思う。楽しみ。

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2019年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

邪魔な安皇后を排除する為とはいいながら、結局は安皇后、純霞の幸せにつながったのだから、雪媛(玉瑛)は非情になりきれないところがあるのだと思います。
尹族の名誉回復のため雪媛の歩む道はまだまだ険しそうですが、青嘉への思いを秘していくことはできるのでしょうか。お互い想い合っているのに切ないですね。

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

続きを読みたかったので、2巻刊行嬉しかったです。
今度は皇宮での策略。
皇后と寵姫を蹴落とすための策略の最中に、まさかの雪媛が記憶喪失。
この展開にはびっくりしました。
そのお蔭で、彼女にしろ青嘉にしろ、見えてきたものもあったのでしょうが、宿願と恋心の狭間で見たうたかたの夢みたいな展開で切なかったです。
本当は互いに思い合っているのに、決して結ばれないあのじれったさ……
それにしても、普通の娘な彼女ではなく、悪女的な彼女の方が好みとか、青嘉はマゾっ気あるのかなと場違いな感想も抱いてみたり。
分からなくはないけれど。
寵姫の策略自体は、雪媛の巡らす謀に比べたらお粗末なもので、結局彼女は雪媛には勝てず。
皇后に至っては、まさかの展開で驚きました。
雪媛より早く想い人と結ばれたね、彼女は。
最後の最後で雪媛のかつての記憶が役に立った展開も面白かったです。
今回は予言めいたものは見られないと思っていたので。
ただ、ここからがまた至難の道だと思われる展開。
最後は更に物語が続くことを予感させる終わり方だったので、3巻の発売も楽しみにしたいところ。
彼女の宿願が果たされて欲しいような、元皇后のように想い人と生きて欲しいような、そんなジレンマも楽しい物語だと思います。

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2019年08月10日

Posted by ブクログ

続きが出ると思ってなくて、本屋で見つけてかっちまった。
応援したくなる悪女だな。記憶喪失のくだりはあと3巻くらい後にやると青嘉との関係がもっと濃密になっただろあぬぁ、と思った。

こりゃまた続きがありそうです
2019.7.27
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2019年07月27日

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