石川博のレビュー一覧
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ビギナーズクラシックのシリーズなので収録されている今様の数は少なめ。初学者の背景理解の伴う鑑賞にはもってこい。Posted by ブクログ
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結局、万葉集が一番エネルギーが感じられて、しかも素直な感じがしていいなあと思いました。
様式美が重んじられるようになって、競技としての歌詠みが発達したことは、文化的な発展には大きな意味をもったのでしょうけれど、個人的に鑑賞するには少し重たい感じがしました。
お題に沿って即興で創作して詠うよりも、あ...続きを読むPosted by ブクログ -
時代が近づいたためか「万葉集」と比べて歌そのものの意味が捉えやすいように感じました。
ただ、洒落とか比喩とか、つまり技巧のようなものが何かと鼻につく気がします。
万葉人の時代から、生活のあり方も制度化されたり形式化されたりといったことが進んだのか、自由な感じがしない、なんとなく窮屈な印象を受け、感...続きを読むPosted by ブクログ -
今年、色々な有名人が亡くなったが、1番衝撃を受けたのはさくらももこ。ちびまる子ちゃんが始まったのは小学生の時で、そこら中で丸尾のマネをみんながして、青ざめたときの顔に斜線が入る事を擬音で表現して、もちろんおどるポンポコリンも誰もが歌えた。ちびまる子ちゃんを見ると、今でもそういう教室の風景を思い出す。...続きを読むPosted by ブクログ
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このシリーズは、原文、現代語訳、解説で読め、原文の雰囲気を味わえる。原文の全文ではなく、部分が取り上げられているものが多いが、「方丈記」は全文が載っているよう。キンドルの原文で比べると、すこしカナ、文章周りが異なる点もあった。コラムとして関連情報が挿入され、またイラスト、地図的なものが登場するのもあ...続きを読むPosted by ブクログ
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「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。」から始まる鴨長明(1155-1216)の方丈記。これをとても分かりやすい現代語訳と原文、解説に分けて書いた本だ。高校時代...続きを読むPosted by ブクログ
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まず思うのは、今も昔も政治は俺ら庶民とは無関係なんだということ。それでも支配されている俺らにはその時の権力者による政策による重荷がかかってくるからまぁ、全く無関係ではないものの、庶民が政治にコミットすることはできない。なるほど、そういうことだな。と納得。
また、ずいぶん残酷。首切ったり日常茶飯事。...続きを読むPosted by ブクログ -
国語の教科書ではなかなか頭に残らないものだが、このビギナーズクラッシックスのシリーズはかなり読みやすい。
今朝の東野圭吾先生も会社の方にお借りした本だが、これまた別の会社の方にお借りした。
文学は苦手で、お借りしてから半月ほど手に取ることができなかったが、読んでみるとあっという間に読み終わる。
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因幡の白兎を絵本で読んだことがあり、八俣の大蛇とか草薙の剣は名前を知っている程度の知識だが会社の方からお借りしたので読んでみた。
あれあれ?因幡の白兎を助けたのってヤマトタケルではなかったの!?子供の頃の絵本にはヤマトタケルって書いてあった気がするのに(^_^;)
これを読むとヤマトタケルは想像...続きを読むPosted by ブクログ -
中年も終わる頃になり始めて読みました。全く個人的な「好き、嫌いなコト」が書かれた本だと知って少し驚きです。それぞれはあまり共感できるものは少なかったです。平成の中年男性と平安の若い女性とのギャップかもしれません。Posted by ブクログ
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初心者向けですね。読みやすくて、手に取りやすいと思います。
授業で先生が、道綱母のことを「女子力がない」って言っていたの面白かったなぁ(笑)そういうこと言わなそうな上品な先生だったから尚更。蜻蛉日記好きだなぁ。Posted by ブクログ -
いろいろすっ飛ばされているようだけれど、雰囲気は伝わるので、ざっと知りたい方に。
教科書のように本文・読み下し文・解説付き。Posted by ブクログ -
最近私の中で日本文化や日本人の心とは何だろうということが気になっていて、その流れで万葉集にも触れてみるかと一番易しそうなのを購入。解説には初歩的だけど一般の人は知らないことがきちんと書いてあって、初心者には嬉しい。適切な挿絵やコラムからも読者への配慮を感じた。
一読してみた全体の印象としては「素朴...続きを読むPosted by ブクログ -
そのうち源氏物語などの古典を読めたらと思っているのだが、その前知識として平安時代の文化や貴族の生活様式を軽く学べたらと思って読んだ。訳や解説が易しく丁寧だし、絵やコラムなどもあって当時の雰囲気を知るのにちょうどよかった。内容そのものも面白かったので満足。和歌で想いをやりとりするとはなかなか粋な文化だ...続きを読むPosted by ブクログ
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春は、曙。
夏は、夜。
秋は、夕暮れ。
冬は、早朝(つとめて)。
『枕草子』は約300の章段からなり、おおよそ次の3つに分けられる。
①類聚(るいじゅ)的章段:連想による羅列。「鳥は…」「すさまじきもの」
②随想的章段:類聚的章段に感想を交えたもの。
③日記的章段
清少納言によるあとがきがあった...続きを読むPosted by ブクログ -
読書録「古事記」3
編 角川書店
出版 角川文庫
p35より引用
“ 最初の子に失敗するというのは、東南ア
ジアの神話にも共通する発想で、試練を耐え
抜かなければ成功しないという経験上の知恵
が神話に反映したものという。”
目次から抜粋引用
“天地創造よりこのかた
アマテラスとスサノオの対決...続きを読むPosted by ブクログ -
こういった…昭和以前の文芸作品みたいなのには苦手意識があったんですけれども、読んでみると割かし現代に通ずる部分もあり…なかなか楽しめましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
早い頃から世捨て人になってしまった兼好さんですけれども…独身のまま生涯を終えられたんでしょうか? 解説を読む限り、そのように感ず...続きを読むPosted by ブクログ -
おとこらしい姫は男として、おんならしい若は女として、それぞれ成長し結婚までするが、途中で入れ替わりもとの性別どおりに。
C0093Posted by ブクログ -
合唱で良寛相聞を歌うので、良寛という人がどういう人物か詳しく知りたくなり手に取った本。
短歌、詩の説明がほとんど人物説明はあっさり。Posted by ブクログ