石川博のレビュー一覧
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天皇が神の威光を獲得するために作られた物語だから、下巻こそが古事記の核心だと思うのですが、下巻の天皇の話になるとまったく面白くありません。
天孫降臨までの上巻の面白さは並じゃないので、とても勿体無い気がする。Posted by ブクログ -
日記を記した道長だけでなく、数多の摂関家の人間を評する編者が言は、いちいち辛辣で笑える。各日付にある副題も愉快。
「バカ貴公子の代表のような~などに比べれば、かなり優秀な方であった」はずの道長に、漢文の駄目出しが凄い。まるで漢文の出来ない兄に対する紫式部と同じ立ち位置である。確かに出鱈目には違い...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすいサイズのおくの細道入門書。
訳、原文、句解、コラムや関連する古歌の紹介、図版も充実。
文字の大きさなども非常に見やすいです。Posted by ブクログ -
失笑を誘うというか、シニカルな作品。
お気に入りは花桜折る中将とはい墨^^
思はぬ方にとまりする少将はちょっとかわいそうPosted by ブクログ -
もっといい歌があるんじゃないか。
twitterのbotがつぶやいているのはこの本に載せられている歌と訳みたい。Posted by ブクログ -
「上代」という言葉を聞くだけで、上流階級のみに許された高尚な世界を想起してしまったが、そんなことはなかった。庶民の歌はもちろんのこと、上流階級の人々の歌も、今でも「分かるなァ」と感じられるようなテーマが多く、どんどんn感情移入してしまう。胸が熱くなることもしばしば。
相聞歌などはその典型と思う。...続きを読むPosted by ブクログ -
一つ一つの喜びも悲しみも、人の一生という長いスパンで考えると、長い川の途中にある滝や急湍のように一瞬のことで、海につくころには緩やかな流れとなって・・・老年になって自分の人生を振り返るのはどんな気持ちだろう。
自分の人生を失敗・反省としてこの日記を書いているような印象を受けた。小説の世界にばかり...続きを読むPosted by ブクログ -
道長の字の間違いとか、このあたりから新しい漢字を覚えたらしいとかの指摘が面白かった。
行成や実資の日記も引き合いに出しつつの補足もあり分かりやすい。
「他ならない」を多用しすぎ。やっぱり読みづらい文章。Posted by ブクログ -
何故かタイトル的にもっと堅い内容だと信じこんでいたんですが(仏教説話集のような)、全然違って今様の歌詞を集めた本でした。その時流行っていた歌を集めて歌詞を載っけてみたよ的な。今でいうなら…歌詞検索サイトのような感じでしょうか。
そして内容は。…時代がどれだけ移り変わろうとも人の考えることって変わら...続きを読むPosted by ブクログ -
ビギナー向けということで現代語訳と作品解説付きで、読みやすいです。諸説興味深く、古語だけでも難しくないので、おすすめ古典です。Posted by ブクログ
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古文はさっぱり分からないので、主に現代語訳されている部分を読んでみた。
モダンな感じの訳で、読みにくい感じはしなかった。所々に入るコラムも、知識に乏しい僕には嬉しかったし面白かった。
大体の内容を押さえて古典の雰囲気を楽しむには良書だと思う。ばりばり古典を読める人には物足りないかも。Posted by ブクログ -
出版社/著者からの内容紹介
鋭い人間洞察の宝庫「徒然草」を現代に甦らせる画期的試み。古典が面白い!
目次
自己発見の道へ―つれづれなるままに
出世の本道とは―いでや、この世に生まれては
政治の倫理規正―いにしへの聖
いい男の条件―よろづにいみじくとも
長寿への警鐘―あだし野の露
女の色香の...続きを読むPosted by ブクログ -
時代物の物語のなかで一番好きな作品です。
それぞれが複雑な事情を抱えるなかで、最後は仲間として一緒に戦うところなど感動しました。ぜひ、読むべき一冊です。Posted by ブクログ -
夏100の11冊目。
松尾芭蕉の超有名作を分かりやすく読破できるお得な本。
文語、現代語と解説がついて読みやすい。
「おくの細道」は単なる旅行記というだけでなく、
芭蕉の生き様が垣間見える文学書だったということが
よく分かって興味深かった。
学生時代には古文の授業とかつまんなかったのに...続きを読むPosted by ブクログ -
最後まで読みきれなかった・・・
昔は夫の帰りをひたすら待つだけだなんて大変だったんだなぁとしみじみ思う
一夫多妻制なんて私は我慢できないな
道綱母の切ない思いがひしひし伝わってきた
自分以外の女の元へ行く音を聞いてやりきれないことなどちょっとしたことが書いてあって
それが些細なことだけに余...続きを読むPosted by ブクログ -
オフ会の予習のために買ったのですが、読んでたらフツーに面白い!
どんどん読んじゃった。
「物語のいできはじめのおや」の紫式部が評した物語。
物語の面白さというのを、本当に実感しました。
すごいなぁ。こんな面白いお話を書きたいなぁ。Posted by ブクログ -
「千年の黙」があまりにおもしろかったので、紫式部についてもっと読みたくなって。 この本は、原文に忠実そうな現代語訳、原文、解説、とあって、すごくわかりやすく、読みやすかった。古文嫌いなので原文は飛ばしたけど。(古文法とか旧かなとかが異常に嫌い。ちゃんと勉強して理解すれば好きになれるのか?)おもに、皇...続きを読むPosted by ブクログ
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万葉集に収められている有名な歌を訳と簡単な解説付きで紹介していく本です。
たまに細かい文法(上代の文法)に言及していて、編者たちの気合いが見えるようでした。
気に入った歌のページに付箋を貼っていったら、全部で14首になりました。
一番好きなのはやっぱりこれです。
朝寝髪(あさねがみ)
我れは梳(け...続きを読むPosted by ブクログ -
現代語訳
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原文
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筆者のコメント
という構成になっていて読みやすいです。
筆者のコメントはあくまで筆者の意見であって真実ではないとうことを気をつけていないとちょっと危険かもしれません。
そういう読み方もあるな、と思うに留めておくだけにした方が無難です。
原文の言葉の意味などの説明はほとんど...続きを読むPosted by ブクログ