石川博のレビュー一覧
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角川のビギナーズ・クラシックスシリーズは大好きなのに、
この編集者の武田友宏という人は一体なんなの?
ばかなの?くずなの?しぬの?
始終長明の人格を攻撃することに狙いを定め、
どの注釈にも必ず「また自画自賛」とか「また自慢が始まった」とかがつく。
編集者が長明を嫌うのは分かるけど、
その嘲りに満ち...続きを読むPosted by ブクログ -
内気で人付き合いが苦手だけど、プライドは高い。そんなリアルな紫式部の姿や、爺バカ丸出しな道長の姿が見てとれて、大変面白い一冊。Posted by ブクログ
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ビギナーズ・クラッシックスシリーズということで、ルビつきの原文・訳文に加え丁寧な解説があり、とても読みやすいです。
古今和歌集といえば、なんといっても「仮名序」。秀逸です。思わず暗誦してしまいました。
また、「桜花散りぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける」(八九 紀貫之)は、その様子が鮮やか...続きを読むPosted by ブクログ -
ずっと読んでみたかった『とりかえばや物語』。
いきなり古典は難しいので、ビギナーズ版から。
主要な場面を抜粋して、前書き(状況説明)と現代語訳、原文、解説の順に載せてくれている。非常にわかりやすく、興味が持てる構成になっている。
とくに現代語訳のあとに原文があるから、内容が頭に入った状態で原文に当...続きを読むPosted by ブクログ -
南北朝時代がこれほどの動乱の世であったとは知りませんでした。楠正成の活躍と悲劇はほんの取っ掛かり、そこから更に血腥い抗争が延々と続く。どこまで史実かは別にしても、これでは民心もさぞ荒んでおったろうと思われました。Posted by ブクログ
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古典初心者向けの「万葉集」。
抜き出された歌の数は少ないが、解説が易しく丁寧で読みやすく、まさに初心者向け。文字サイズも見やすい。
図版は白黒で数も多くはないが、歌に詠まれた草花などがイラストで紹介されている。
関連した歌を続けて紹介したり、代表的な枕詞がコラムで解説されているなど、全体的に読みや...続きを読むPosted by ブクログ -
有名だけど読んだことのなかった古典。。
原文と現代語訳がセットになってるので読みやすかったです。
前半のシッダルダの人間性のでている章や、中国部分の話も面白かったし、日本の部では、平安?当時の考え方が出ていたり、笑い話としての説話も入っていて、非常に面白かったです。
いつか全部の説話を読んでみたいと...続きを読むPosted by ブクログ -
有名な俳句が多いので、なんだか聞いたことがあるフレーズが結構あります。句を読んで、解説を見て意味を知り、そしてもう一回、句を読んでみると、なんとなく深い味わいを感じます。写真や絵で補っている点もいいですね。Posted by ブクログ
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古文の言い回しを見る前に、現代文で説明してあるので、拒否反応が和らぐのかもしれませんね。古文に馴染みが無くても読める本です。昔の文化で解りにくいものは絵で補ってあったりする点も初心者にはお勧めです。Posted by ブクログ
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友達が読んでいるのを見て、古典を今読んだらどうだろうと感じ、トライ。
名歌を集めただけあり、授業で聞いたものや、どこかで聞いた事のあるものも。1つひとつの解説を読むことで、詠み手や受け手の関係性、時代背景を想像しなが、読み進められます。こうして読むと、日本史をもう一度学びたくなります(*^^*)
と...続きを読むPosted by ブクログ -
解説がなかなか面白く、「古典に触れて欲しい!」という訳者の心の声が聞こえてきそう。
特に5人の求婚者が現れたところの解説は吹いたw
竹取物語って実は部分しか知らない人が多いみたいで、皆さんも子供の頃を思い出すのにちょっと読んでみてはどうですか?
新しいかぐや姫の世界がひらけるかも。Posted by ブクログ -
紫式部の宮廷生活での日記。登場人物の周囲の物事とか上手く解説されていて読んでいて楽しい。紫式部の人物像や成長、宮廷の雰囲気を感じ取れました。Posted by ブクログ
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今昔物語のおもしろい話をまとめてあります。現代語訳 原文 解説があってとてもわかりやすく入門者に親切な内容でした。
世俗的な内容が多くて笑える話もありました。特にイケメンが冷たい女にてひどく振られる話や浮気症の夫を懲らしめる話が面白かったです。「今昔物語自体が面白い」という印象です。
解説の...続きを読むPosted by ブクログ -
女君は女の姿に戻ってから幸せになれたのか。
そうじゃない気がする…。
奇抜な発想の物語だけど、(当時において)典型的な女性像に疑問を呈しているとも言えるお話。
ビギナーズクラシックスは表紙がどれも可愛いから好き。Posted by ブクログ -
2011/09/18
全体の流れを追うだけでもこんなに分厚いなんて、
世界最初の長編ロマンと言われるのは伊達じゃない。
若き日の魅力溢れる光源氏から成熟した老獪な大人の源氏に育っていくまでに、
いかに多くの女性が関わってきたことか。
周りと比べて遥かに早熟にも関わらず、晩年まで衰えを知らない生...続きを読むPosted by ブクログ -
何となく読みたくなって購入。大分前に読み終わってるけど、たまに再読する。薄い本なのでサラッと読めるが現代訳に解説、コラムもついてくるので古典は読みたいけど……という方にはちょうどいいかも。Posted by ブクログ
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なんでやねんっ、という展開が多く、いい意味で(?)ヒドイ話でした(笑
また、展開が早く、結構読みやすかったです。Posted by ブクログ -
2011/08/12
まだ女性に名前のなかった平安時代、
考標の娘という、幼い頃から物語に憧れ、
日がな読書だけをしていたいという夢を持っていた女性の日記。
物語を読み耽るという夢は叶ったものの、
現実には源氏物語のように素敵な未来が訪れることはなく、
夫の死別後、後年にはそのことを
『よしなき...続きを読むPosted by ブクログ -
現代語のほうばかり読んでいましたが、とても読みやすいです。
途中で挫折するかと思っていましたが、そんなこともなく読めたのは、
このシリーズだからかも。Posted by ブクログ