清家未森のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミレーユって結構頭が回る子なんだなぁ…。
どこぞのウォルター伯じゃないですけれど、ただの猪突猛進がとりえの下町娘ではないのですね。
ミレーユの印象が、ここまで来てやっと変わったのは、彼女が自分の恋心を自覚し始めたからなのではないかと思います。
恋をすると女性は美しくなるといいますが、ミレーユの場合はもともと持っていた強かさに恋心が加わったことによって、さらに彼女の一途さに磨きがかかったような気がします。
その真っ直ぐで後先を顧みない所に、リヒャルトは惹かれたのかもしれないですね。
8年間、壮絶な過去を抱えていた彼にとって、ミレーユの存在はそういった過去さえも一瞬は忘れてしまうほどに鮮烈なも -
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Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻です。
崇怜との戦いは終わりましたが、一人結蓮の秘密を知る崇怜の最後の悪あがきで、結蓮が龍宮に帰されてしまいました。
龍宮にいたのは、結蓮の母と父、祖母でしたけど、みな独特の性格を持っている方で、なんともいえません。
結蓮を追って、1年もかけて龍宮にたどり着いた季隆でしたけど、1年ぶりに結蓮に会った季隆がちょっと強引な感じがして、にやついちゃいました。未遂でしたけど、結蓮のあの一言がなかったらと、ちょっともったいなかったかなぁ。
龍王が結蓮と季隆を元の世界に戻してくれる条件でしたけど、時間の流れが違う二人を一緒に生きさせるために、真君の弟子だったっていう設定がここで生きてきます。確 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ4巻目。前巻の最後で翠玉の御使い様=季隆とばれて、結蓮がどんな反応をするのかと楽しみにしてましたけど、予想以上の逃げっぷりで、すれ違う二人がなんともいえません。
恩人として好かれているのか、季隆個人として好かれているのか確証できない季隆が不憫ですが、結蓮相手にうっかり気持ちをダダ漏れさせてる季隆にニヤニヤしちゃいました。
ただ、後半結蓮が国を守る天女のあとがまとして狙われているのが分かってからは、ちょっと不穏な感じです。太子の琮成も結蓮を天女にしないようにこっそり画策してましたが、結蓮からあっさりばれちゃったし、これからどうお話が進むのかな。
これから3ヶ月連続刊行。楽しみです。