戸田裕之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
前作の続編ですが200年経った14世紀が舞台なのでこちらだけ読んでも楽しめると思います。誰が誰の子孫とか、細かいエピソードは出てくるのでもちろん前作を読んでいれば更に面白いです。前作では修道院は庶民に寄り添い、貴族階級と対峙する格好でしたが、200年後では聖職者も貴族と並ぶ権利保有者になりより政治的になっていて既得権益もあり庶民とは離れた存在になっています。それに対し以前はなかった女子修道院が修道院に属する組織として存在し、男性中心の封建社会組織に組み込まれ本来の存在意義を失いつつある男子修道院に代わり、病人の世話をするなど弱い立場の庶民を助けています。
物語はジャックの子孫のマーティン・ラル -
-
-
Posted by ブクログ
まぁそうなるだろうとはうすうす感じていましたが、「キングズブリッジ」という名前が出てきた瞬間は、感動がありましたね。これがやりたかったから、この作品を書いたまであるんじゃないでしょうか。むしろこれを一番最後に持ってきたほうが盛り上がったんじゃないかなぁ。
ウィンスタンの最後に関しては、ちょっと残念です。あんなに手ごわかったウィンスタンがああなってしまうなんて…。やはり知力と知力のぶつかり合いで決着をつけて欲しかった思いがありますね。とはいえ、あの情けない最後も悪者の行く末として、あるべき姿かもと思えます。
勧善懲悪で、めでたしめでたしという感じですが、敵の弱体化もあって、下巻はやや盛り上が -
Posted by ブクログ
イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの長篇ミステリ作品『運命の時計が回るとき ロンドン警視庁未解決殺人事件特別捜査班(原題:Over My Dead Body)』を読みました。
ジェフリー・アーチャーの作品は昨年9月に読んだ『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』以来です。
-----story-------------
スコットランドヤード警視総監への道を歩む刑事ウォーウィックが豪華客船の死体と未解決殺人の謎に迫る!
巨匠アーチャーが放つ、英国警察小説。
〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第4話。
「著者インタヴュー」と「ウィリアム・ウォーウィックの極秘ファ -
Posted by ブクログ
面白いのかどうか、いまひとつわからずに終わりました。。
後半、ロス・ホーガンが突っこんでいくー、とテンポが上がったところで、また別の場面になり、のりきれないまま、引きずられて終わった感じです。
読んでいる途中で感じたのは、アルセーヌ・ルパンのシリーズを思い出すなあということ。
集めた絵画を密かに飾る隠れ家、しかも秘密の隠れ場所。
変装して逃亡。
主人公であるはずのウィリアム警部の部分を読むより、敵対するマイルズが逃走する場面や、部下のロスが、糸が切れた凧のように独自の行動で犯人を追いつめていく場面の方が、面白いんですね。
冒頭の、主人公が船旅をする部分は、本編にはまったく関係がないよう