【感想・ネタバレ】まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班のレビュー

あらすじ

全英1位!
ジェフリー・アーチャー、圧巻の警察小説。
スコットランドヤードの若き刑事ウォーウィックが
ロンドンで暗躍する顔のない悪党紳士を追う!

・27作が全英ベストセラー第1位!
・97カ国33言語で出版!
・総発行部数2億7500万部突破!

「完全に夢中にさせられる!」(アンソニー・ホロヴィッツ)一流弁護士の父親の反対を押し切ってロンドン警視庁の警察官になったウィリアム・ウォーウィックは、警視長直属の麻薬取締独立捜査班に異動になり、ある特命を受ける。
それは、ロンドンを支配する悪名高き麻薬王、通称“ヴァイパー”の正体をつかみ逮捕すること。
捜査に乗り出した矢先、捕まえた麻薬の売人はウィリアムに因縁のある人物だった――。
名ストーリーテラーによる傑作ミステリー。

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Posted by ブクログ

巧みなストーリー展開、ウィットに富む会話。
期待を裏切らない。その手があったのか?
予測を超える、鮮やかな逮捕劇に圧巻させられる。 
次作への余韻を残すエピローグが素晴らしい。

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2022年12月09日

Posted by ブクログ

刑事ウォーウィック第二作。正体不明の麻薬王が誰か、どこでドラッグを製造してるか突き止める件と、前回盗品売買で執行猶予付き有罪判決を、受けたマイルズ・フォークナーを再び務所送りにしようとする件、そしてフォークナーの絵画と家を妻クリスティーナが狙う件の三本立て。

なんの文句も付けようのない最高の出来。ドキドキが最後まで止まらなかった。

※以下自分用ネタバレ

マイルズの自宅でのドラッグパーティー事件で有罪になり、懲役十年。しかし母親の葬儀に参加させて貰い、バイクチームによって逃亡。絵画は既に屋敷から取り出され、そして屋敷は燃やされた。クリスティーナが美術館に寄付したフェルメールも偽クリスティーズ職員に騙し取られた。

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2022年02月02日

Posted by ブクログ

プルーフ版読み終わりました!
はらはらしまくった!
二作目だったので一作目を慌てて地元本屋さんに買いに走りました。
続けて二冊読みましたが、ジェフリー・アーチャー面白いな~突っ込みどころはあるけど、ちょっと時代が古い話なので携帯やらスマホが出てこないのも良かった。
三作目が楽しみです!!
フォークナーと腐敗警察官と家族の話と自身の身の振り方がどう転がっていくのかなー。

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2021年11月19日

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イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの長篇ミステリ作品『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班(原題:Hidden in Plain Sight)』を読みました。
ジェフリー・アーチャーの作品は昨年1月に読んだ『レンブラントをとり返せ―ロンドン警視庁美術骨董捜査班―』以来です。

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全英1位! ジェフリー・アーチャー、圧巻の警察小説。
スコットランドヤードの若き刑事ウォーウィックがロンドンで暗躍する顔のない悪党紳士を追う!

・27作が全英ベストセラー第1位!
・97カ国33言語で出版!
・総発行部数2億7500万部突破!

「完全に夢中にさせられる!」(アンソニー・ホロヴィッツ)

一流弁護士の父親の反対を押し切ってロンドン警視庁の警察官になったウィリアム・ウォーウィックは、警視長直属の麻薬取締独立捜査班に異動になり、ある特命を受ける。
それは、ロンドンを支配する悪名高き麻薬王、通称“ヴァイパー"の正体をつかみ逮捕すること。
捜査に乗り出した矢先、捕まえた麻薬の売人はウィリアムに因縁のある人物だった――。
名ストーリーテラーによる傑作ミステリー。 
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2020年(令和2年)に発表された作品……ウィリアム・ウォーウィック・シリーズの第2作です。

シリーズの第1作『レンブラントをとり返せ―ロンドン警視庁美術骨董捜査班―』で新人ながらスコットランドヤードの捜査巡査に抜擢され、ウィンストン・チャーチルの署名本の偽造、海底のスペイン銀貨の偽造をはじめとして何件もの美術品骨董品詐欺犯罪を解決しただけでなく、傑作しか扱わない美術品故買犯の大物中の大物マイルズ・フォークナーと対峙して追い詰めたうえに、婚約者の父親の無実まで勝ち取るという大活躍をみせたウィリアム・ウォーウィックは捜査巡査部長に昇任し、引き続き、ホークスビー警視長の下で働くことに……今回、ホークスビー警視長はロンドンを丸ごと麻薬漬けにしようとしている蝮“ヴァイパー"と呼ばれる麻薬王を逮捕し、組織を一網打尽にするという一大作戦を考えており、従前からある麻薬取締版とは別に、美術骨董捜査班を横滑りさせた形で独立捜査班を新設します、、、

ブルール・ラモント警視、ウィリアム・ウォーウィック捜査巡査部長、ジャッキー・ロイクロフト捜査巡査、そして、新人のポール・アダジャ捜査巡査をメンバとする新設捜査班は、“ヴァイパー"としかわかっていない麻薬王の正体と本拠地を突き止めようと早速活動を開始……ウィリアムはその過程であのマイルズ・フォークナーが麻薬に手を染めていることを知り、彼を刑務所送りにすべく、また、“ヴァイパー"逮捕を成功させるべく、知力と体力の限りを尽くして奮闘します。

事態は二転三転……知略、謀略、裏切り、殺人の要素が織り込まれ、潜入捜査、追跡、アクション、裁判 と、スリリングな展開が愉しめました、、、

警察小説でもあり、美術ミステリでもあり、リーガル・サスペンスとしても愉しめる作品でしたね……面白かったです! 続篇もぜひ読んでみたですね。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第2作 今作ではスコットランドヤードの麻薬取締独立捜査班に配属され捜査巡査部長になったウィリアムは麻薬王のヴァイパーを捕まえるために捜査を開始する。 そして前作も出てきたフォークナーの裁判も同時並行で進んでいく。裁判の展開も面白く、殺人工場へのアジトへの緊迫の突入シーンもハラハラさせられて楽しかった。 次作も最近発売されていて、今作の終わり方からするにフォークナーとの対決もあると思うので楽しみでしかない。

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2022年11月19日

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成功が約束されたウィリアムの成長物語の二作目。
ゴールが分かっているだけに、ロンドン警視庁の様々な部署を経験し、組織内における人脈を作り昇進を重ねる必要があるというような、将来に向けての展開を勝手にイメージしていた。
よって、本作においても、主人公は、麻薬捜査班のリーダー(一作目にほんの少しだけ登場した記憶が…)のもとに異動し、新しい仲間と共に悪に立ち向かう設定かなと思いきや、見事に違っていたのでいい意味で裏切られた。
美術担当班が、そのまま麻薬捜査特別班にスライド。畑違いもいいとろ、そんなのありか?と思ったものの、この設定によってメインキャクター達のコア部分がしっかりと確立されいるので、読む側としては安心して、最初から物語に没入できるというもの。
稀代のストーリー・テラーのJ・アーチャーの真骨頂、展開が二転三転してても大丈夫。読者にとっても優しい。
騙し合い、裏切り、殺人、隠密捜査、そしてお得意の法廷劇、前作に続く美術品と、とにかくエンターテインメント要素が今回も満載。
捜査班には期待できそうなニューフェイスも増え、班内における微妙な上下関係や、家族の絆なども読み応えあり、いずれも今後のシリーズの伏線を予感させる。
長さを感じさせない一気読み必至の一冊。


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2021年12月18日

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プルーフ版を読ませていただく機会を得ました。ロンドンが舞台になる他の作品と違ってカラッとした明るい印象。腹黒い詐欺師や麻薬王が登場し、どす黒い雰囲気になりそうなのに妙にコミカルさが漂うのは、アーチャー氏の筆致によるところが大きいのでしょう。主人公家族の温かさも伝わり、ミステリを読んでいるとは思えない微笑ましさも感じられました。非常に生々しい扱いをされますが、たくさんの美術品が出てくるところも楽しめました。前作があって続編のようですが、こちらから読んでもさほど支障はなかったかな。でも前作読んでたらもっと楽しめたかも。スリリングな悪党捜査と重厚な法廷劇が登場し、一冊で二倍楽しめる美味しさがあるのもおすすめどころ。ラストに向かうにつれてそんなことある?と思う展開が訪れます。こうなると先を読まずにいられなくなりますよ!

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2021年11月14日

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 発売前、構成前のプルーフ本を、例によって先読みさせて頂いた。

 ぼくはジェフリー・アーチャーの模範的な読者ではないし、シリーズ作品をいきなりこの第二作から読み始めたことによる当惑を感じないではなかったが、キャラクター描写にとても時間をかけている作者なので、それぞれの個性は第二作からでも十二分に味わえる。否、むしろ第一作も、さらに第三作、第四作と続く本シリーズをすべて読みたいという誘惑の方が激しいかもしれない。

 さて、本作のメイン・ストーリーは、主人公ウィリアム・ウォーウィックが新たに配属された麻薬取締独立捜査班が、麻薬王ヴァイパー率いる組織を壊滅、頭目を逮捕という目的に向かって捜査を進めるものなのだが、同時並行的に前作でのライバルである美術品窃盗詐欺師マイルズ・フォークナーの逮捕と裁判が同時進行形で行われる。しかも後者はおそらくシリーズのサブ主役級の宿敵扱いで、別格級の悪玉みたいに描かれている。

 マイルズの裁判そのものが法廷ミステリーとしての面白さを十分に見せてくれるのだが、そちらの主役はウィリアムの父と姉である。また、ウィリアムの婚約者ベスと、マイルズの離婚係争中の妻クリスティーナが親友、という複雑な関係性を持ているところが可笑しい。つまり、ウィリアムの知人や敵がクロスして関係した家族物語、としても楽しく読めてしまうところがこのベテラン作家の抜け目ないところなのである。

 同時進行形の二人の強敵を相手取りながらも、前作を引き継ぐ(らしい)美術品の争奪戦が、未だ新たな局面を見せて丁々発止のコンゲーム的面白さを見せてくれるあたり、サービス精神と仕掛けに満ちた、まるでおもちゃ箱みたいなのである。

 残酷で暴力的な犯罪と、善悪の闘いを描きながら、どちらのサイドにも癖のある個性的キャラを配置して、なおかつどこか楽しく笑えてしまう明るい表現には一度ならず苦笑を禁じ得ない。

 主人公の未来を見据えた成長ストーリーを軸に、関係する家族それぞれの人生模様がシリーズらしさを匂わせつつ、最後には、とっておきのハイテンポでアクション満載のクライマックスに引きずり込んでゆくエネルギー。猫の目のように視点を変えるジェットコースターなみのスピード感を含めて、流石、手練の描写力というしかない。

 巨匠による描写技術の粋を尽くしたエンターテインメント&スリラーの醍醐味を、是非とも手放しで味わって頂きたい。 

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2021年11月09日

Posted by ブクログ

プルーフ頂きました、ありがとうございます。
相変わらずのアーチャー節全開で楽しめた。読書が楽しくなって仕方ない。
(当然製品版も買います)

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2021年11月06日

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ジェフリーアーチャーの警察物
展開が早く、引き込まれた。流石の語り手です。
登場人物は多く世界に入り込むまで時間がかかるのは海外物なので仕方ない。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

ワーウイック巡査部長の活躍第2巻。無事に結婚して、絵画盗難犯専任から麻薬取締役に移った彼の活躍。なかなか、話が紆余屈折して、先に進まないが、せっかく捕まえた美術盗難犯のフォークナーを最後の最後に逃してしまう。ワーウイックとベスに双子が生まれたが、まだまだ先は長い、さてどうなるか。ちょっとワクワク感がなくて、読もうと思う気持ちが進まないなあ。

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2022年05月15日

Posted by ブクログ

映画「キングスマン:ゴールド・サークル」を見て分かる通り違法薬物は蔓延していて、あなたの家族が使用していてもおかしくはありません。

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2022年05月12日

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初めてジェフリー・アーチャーを読んだ
巡査のウィリアム・ウォーウィックの2作目でした
話があちこち飛ぶので、場面について行けず、後戻りした。
その分裁判や、捕物など読み応えはあった。
2作目から読んじゃったので、
1作目を読もうか考え中

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2022年01月21日

Posted by ブクログ

ハラハラドキドキの怒涛の展開に手に汗握ることの連続。ジョークを交えつつ、思わずニヤリとさせられたり、敵の更なる裏切りに唸ったり。
最後まで飽きさせないお話だった。

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2021年12月22日

Posted by ブクログ

プルーフ版を頂き読みました。
ありがとうございます。

海外の小説、そしてシリーズ物続編(前作はよんでおりません)ということもあり、最初は読み続けるのに苦戦しました。主な登場人物紹介ページがありますが、それを何度も何度も見て、関係を理解したり、前作はどんな話だったのか想像しながら読みました。

シリーズ物を途中から読むのは素直に辛い!笑

ですが、半分読んだあたり、法廷シーンから面白くなりました。

歴史的建造物や美術品の名前、文学者も海外仕様なので勉強にもなりましたね。

このシリーズはまだまだ続くので、次回作も期待したいです。

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2021年11月20日

Posted by ブクログ

プルーフ本をいただきました。
ありがとうございました。

普段、翻訳小説を手にしない私にとって、「もっと翻訳小説に手を出してみようかな」と思う良いきっかけになりました。

結論から言いますと、面白く読ませていただきました。
ただシリーズものの2作目なので、序盤は人物整理と前作「レンブラントをとり返せ ロンドン警視庁美術骨董捜査班」からの引継の把握のために捲る頁も重たく、前作を読んでから読もうかどうか迷っている方がいたら、確実に読んだほうが良いとおすすめしたいです。
勿論読まなくても面白く読むことは出来ましたが、途中「前作を読んでから読めば良かったな」と思うことはあったので、読むかどうかで迷っているのなら読んだほうがいいと思います。

読み始めてまず思ったのは、ロンドンの名所がたくさん出てくることです。
ロンドンが舞台なので当然といえば当然なのですが、
ロンドンに行ったことがない私は地理を把握したほうが面白そうだと思い、途中からロンドンの観光地図を用意して読んでみました。これが思いのほか楽しく、行ったことがないロンドンが近くに感じられました。

また今回は麻薬取締独立捜査官ということでしたが、おそらく前作に続いて、随所で美術品や芸術家を感じることが出来、とても印象に残りました。特にテート・ブリテンの「オフィーリア」は間近で鑑賞する幸運に恵まれたことがあるので、当時を思い出しました。

個人的に気分が高揚したのは裁判シーンです。
陪審員にも提供された貴重な証拠品のあたりと、判決には同じく接続詞に踊らされました。

また気になっていた英語的な言い回しのセリフですが、章ごとでなく小節で場面が視点が切り替わるのと同じく、慣れたら気にならなくなりました。

最後の引きは、次シーズンにひっぱる海外ドラマでよくある感じで、海外ドラマになっても面白そうと思いました。

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2021年11月20日

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