戸田裕之のレビュー一覧

  • まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班

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     発売前、構成前のプルーフ本を、例によって先読みさせて頂いた。

     ぼくはジェフリー・アーチャーの模範的な読者ではないし、シリーズ作品をいきなりこの第二作から読み始めたことによる当惑を感じないではなかったが、キャラクター描写にとても時間をかけている作者なので、それぞれの個性は第二作からでも十二分に味わえる。否、むしろ第一作も、さらに第三作、第四作と続く本シリーズをすべて読みたいという誘惑の方が激しいかもしれない。

     さて、本作のメイン・ストーリーは、主人公ウィリアム・ウォーウィックが新たに配属された麻薬取締独立捜査班が、麻薬王ヴァイパー率いる組織を壊滅、頭目を逮捕という目的に向かって捜査を進

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    2021年11月09日
  • まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班

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    プルーフ頂きました、ありがとうございます。
    相変わらずのアーチャー節全開で楽しめた。読書が楽しくなって仕方ない。
    (当然製品版も買います)

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    2021年11月06日
  • 火の柱(上)

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    ネタバレ

     16世紀後半、約40年にわたって繰り広げられた、フランスのカトリックとプロテスタントの内戦=ユグノー戦争が小説の舞台。史実をもとに、プロテスタントのイングランド女王エリザベス1世、カトリックのスコットランド女王メアリー、カトリックのスペイン王フェリペ2世等、実在の人物を配置しながら、サン・バルテルミの虐殺、ナントの勅令、スペインの無敵艦隊の敗退等も扱っている。
     愛と救いをもたらすべきはずの宗教が、憎悪をかきたて殺戮を生む宗教となる。感情の爆発が、火刑をはじめとした拷問となり、そこに殉教者が生まれる。宗教を背負って実行される殺戮は、無神教の国に生まれ生きてきた人間には、頭で理解できない以上に

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    2020年05月14日
  • 火の柱(下)

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    最終巻は、世界史に残る出来事の連続だ。2人の女王・エリザベスとメアリーの争い、スペイン無敵艦隊、そしてエリザベスの後に王となったジェームズ1世の治世……。中でも、スペイン無敵艦隊とイングランド海軍の海戦が手に汗握った。歴史物語で、エスピオナージで、恋愛もので、さらに海洋冒険小説まで組み込まれているとは思わなかった。圧倒的なヴォリュームと、多彩な登場人物に翻弄されながらもなんとか読み切った。面白かったが、前2作の続編をイメージしていたので、やはり肩透かしをくらった感は否めない。……もし次作があるとしたら、アメリカが舞台になるのか?

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    2020年05月05日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    聖職者ですら悪意を持って世の中を牛耳る世界…なんて未開でいやな世界なんだ。こんな時代に生まれなくてよかった。今の時代はまともだし…と、読んでて思うが、今から500年後の世界の人から見たら、2000年代はなんて不自由な生活をしていたんだ、と思うのだろうか。

    そして大きなターニングポイントのペスト。はたしてキングズブリッジでは誰が生き残れるのか…。(誰を作者が残すのか)

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    2016年12月14日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    最初は人間関係を把握するのが大変だった。マーティンの話の糸とグウェンダの話の糸が絡み合って進んでいくような構成のようだ。あともう一つの糸があるとすればゴドウィンの糸かな。こっちはそこまで後々まで絡んでくるかはわからないけど。
    雪だるま式に物語への興味が増大していく…!

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    2016年12月09日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    前作に負けず劣らず面白かった。
    この長大な物語を飽きさせることなくえがく手腕がすばらしいと思った。

    無駄な性描写が時々挿入されるのは要らないけどな。
    前作からそうだったっけ・・・

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    2016年04月24日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    英国中世大河第二部もこれにて終了。
    ペストの脅威に晒され続けた暗黒の14世紀にも人々の営みと叡智が輝いていたのだと。
    城壁を閉めペスト禍から街を救い、無知と保守の巣窟となった修道院を封じ込め、ルネサンスを迎えるまであと数世紀と。

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    2015年08月20日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    百年戦争、ペストを背景に中世英国都市キングスブリッジを舞台に描かれる中世絵巻第二部中巻。
    主人公が現代視点の知識持ちすぎとかご都合主義とかそういう批判はしてはいけない。純粋に歴史エンターテイメントを楽しむべき。引き続き無茶苦茶面白い。

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    2015年08月19日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    橋の落下による災害やペストの流行を経て、大聖堂の立て直しをする物語。
    羊毛商人の娘カリスと、貧しい労働者の娘グウェンダ。二人の少女は生き生きと力強く描かれていて、それぞれ全く違う生き方ではあるものの波乱万丈に、彼女たちと共に時に怒り、喜び、そして夢中になって読み進めている。

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    2014年01月15日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    前作のような派手さはあまりないけど、やっぱり面白かった。

    舞台は14世紀のキングズブリッジ。「フィリップ院長の時代が黄金時代」とか「ジャック・ビルダーが…」などといった文言が控えめにちりばめられているのにニヤッとする。今度はキングズブリッジ大聖堂が敵役として登場するのも新鮮。
    百年戦争、ペスト大流行の様子やその影響――医療の発達とか荘園制崩壊とか――が相変わらず生き生きと描かれる。登場人物たちの葛藤ももどかしく、感情移入してしまう。一人一人の性格や、問題にあたっての行動に関しては、前作以上の人間らしさを感じた。
    最後もきちんと大団円で、ハラハラしつつも安心して読むことができた(除皮剥ぎ

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    2011年12月14日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    ようやく読み終わりました。

    舞台はまさに暗黒の中世。
    ペストの脅威、百年戦争、人権無視の領主や権威主義の教会等々・・・。
    そんな世界で必死に頑張るカリスやマーティンが、幸せをつかむのを見届けられて、最後はほっとしました。

    前作「大聖堂」もそうでしたが、本作も読み応えがっつりでございました。

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    2011年11月25日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    この長さでノンストップで読ませるものをかける人が果たしてこの世の中にどれほどいるだろうか。

    相変わらず登場人物は多いし、場面転換は激しいしで、読者泣かせな面も無きにしも非ずですが、しかし、内容の濃さはさすが、大家。
    今回の場合は、大聖堂はあくまでもシンボルに過ぎず、あの時代に生きた人々の営みによりスポットライトが当たっている。
    特に、女性の強さがピックアップされているようだ。

    欲を言えば、ヒロインだけでなく、ヒーローもほしかった。

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    2011年10月22日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    いつの間にか大聖堂の続編が出ていたとは。不覚でした。感想は下巻で書きます。この本も児玉清の宣伝が帯にありました。つくづく児玉清に先をこされています。

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    2011年09月28日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    前作と続けて読んだせいか、主人公を阻む勢力が次から次に難題を課したり、必ず悪い結果をもたらすところとか、このカップルはいずれ必ず結ばれるだろうとか、先が読める気がする‥という気分で読んでしまった。たしかにそうだったんだけど、ちょっともったいない。前作から時間をおいて読めばよかった。
    しかしすべてのフラッグを見事に回収するのは、読んでいて気持ちが良いのなんの。
    四人の主要人物のうち、残念ながら最期まで感情移入できないのが一人。
    大聖堂の建築についてのうんちくは少なかった。これも残念の一つ。
    あと、カワハギの刑はいやだー!

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    2010年09月07日
  • 大聖堂―果てしなき世界(下)

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    ついに読み終わりました。
    長編作。

    結末がどうなるのか楽しみでしたが、
    満足のいく結末でした。

    中世の物語。
    読み応えがありました。

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    2010年02月24日
  • 大聖堂―果てしなき世界(中)

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    グウェンダ、カリスに悲劇と試練が次々とやってくる。ゴドウィン、ラルフ、フィルモンは、私利私欲のためには、どんなに非道なことでも厭わない。カリスを魔女裁判にかけてしまおうなんて、考えつくだけでも恐ろしいのに、実行しちゃうのがすごい。カリスは助かるために究極の選択をし、失意のマーティンはイギリスを去ることになる。百年戦争やペストの時代になり、それらが物語に影響を与える。

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    2009年10月04日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    さらに分厚くなった「大聖堂」の続編。といっても約200年後の話。キングスブリッジを舞台に建築職人のマーティンと、兄ラルフ、羊毛商人の娘カリス、貧しい労働者の娘グウェンダを中心にした物語。前作以上に悪者が悪すぎる!保身や権力闘争のために、卑劣なことでも何でもやる。ムカムカしながらも、マーティンやカリス、グウェンダが彼らにどう立ち向かうかが気になって、読みだしたら止まらない。

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    2009年10月04日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    1989に発表された「大聖堂」の続編です。
    前作もそうでしたがこの作品も分厚い3分冊という、手を出すのを躊躇うほどの長大な歴史ロマンです。
    肉体的な冒険は少なく、陰謀と駆け引きの渦巻く修道院内の権力抗争や、無能な貴族と農民の確執、中世と言う時代の中で目覚め始めた女性の活躍などが描かれます。
    前作では建築技術の進化がバックグラウンドに描かれ、それが結構興味深かったのですが、この作品ではそこが少なくなった代わりに、恋愛模様が詳細に描かれています。
    なかなか出会うことの出来ない面白くて重厚な歴史ロマンです。

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    2016年08月05日
  • 大聖堂―果てしなき世界(上)

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    前作の続編ですが200年経った14世紀が舞台なのでこちらだけ読んでも楽しめると思います。誰が誰の子孫とか、細かいエピソードは出てくるのでもちろん前作を読んでいれば更に面白いです。前作では修道院は庶民に寄り添い、貴族階級と対峙する格好でしたが、200年後では聖職者も貴族と並ぶ権利保有者になりより政治的になっていて既得権益もあり庶民とは離れた存在になっています。それに対し以前はなかった女子修道院が修道院に属する組織として存在し、男性中心の封建社会組織に組み込まれ本来の存在意義を失いつつある男子修道院に代わり、病人の世話をするなど弱い立場の庶民を助けています。
    物語はジャックの子孫のマーティン・ラル

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    2009年10月07日