戸高一成のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    あの戦争になぜ負けたのか ものすごく疲れる。なにも歴史から学んでないし。歴史の授業で取り上げるべきだ。

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    2010年02月14日
  • [証言録]海軍反省会

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    海軍の『大東亜戦争』後の話。反省会とされてますが非常に白熱してます。
    戦後の日本の立て直し、海軍のこれから、開戦の是非、何故負けたのか、教育とはどうするべきか、人選はどうだったのか 等々。
    10回分を載せてあります。

    後半の頁でかなり『関連資料』が載せられています。
    コレには脱帽。

    反省会当時85歳にしてこの記憶やスゴイと思わせてくれます。

    この本自体が 資料 となる。

    私は背景がシッカリしてないのでわからない単語を調べながら読み進めるという時間のかかりよう。
    それでも勉強できます。

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    2009年11月21日
  • 特攻 知られざる内幕 「海軍反省会」当事者たちの証言

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    本書は元帝国海軍の左官級の中堅幹部が戦後に集まり、先の大戦について反省を踏まえて振り返った「海軍反省会」をベースに、本書タイトルにあるように「特攻」について語る部分を抜粋した内容である。筆者は大和ミュージアムでお馴染み、呉市にある海事歴史資料館館長であり、様々な海戦史に関する歴史書物を書いた戸高一成氏である。
    元海軍関係者という事もあり、自身が関わった作戦に対して、また、当時の上司にあたる将官クラスの人々に対して、どの程度否定的な意見を述べているのか、興味を持って読んでみた。当時の作戦立案や戦争指導にあたる様な高い地位にいた人々の中には、自刃したり裁判で死刑になったり、すでに発言の機会を失って

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    2024年09月26日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    6人の学者や作家による座談会。私の理解力が足りないのか、話についていけない部分も多かった。
    だが、どうして戦争が始まってしまったか、当時の状況などはよく分かった。
    特に特攻に関しては考えさせられた。

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    2024年03月06日
  • 海戦からみた太平洋戦争

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    山本五十六や井上成美をはじめ海外ツウが多く、戦後に太平洋中心に描かれる提督物の書籍も多いことから、大陸で泥臭い戦いを強いられた陸軍と対照的にインテリ感の漂う帝国海軍、そんなイメージを持たれる方が多いように感じる。
    私も学生時代から何処となくその様なイメージで括っていた。近年はレイテ反転の栗田中将の評価が見直されたり、山本長官をこっ酷く批判する書籍など、提督や参謀等の評価も割れていて面白い。実際は戦後生き残った関係者の個人的な関係や聞き伝わった内容など濁った情報が混ざり合うのだから本当の姿は解らない。
    本書は人物よりも状況にフォーカスしてメジャーな作戦を評価していく点で、何度も似た様な書籍を読ん

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    2023年04月01日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    第1部は識者6人による座談会。
    第2部は6人それぞれの補遺的文章。

    あの戦争で当時のメディア(新聞とラジオ)が果たした役割はとてつもなく大きかった。開戦を賛美し、国民を扇動熱狂させた。恐ろしい!

    終戦の日はいつか?
    ポツダム宣言受諾を敵国に通告したのは8月14日。
    それを国民に伝えた(玉音放送)のは8月15日。
    ポツダム宣言受諾文書に調印したのは9月2日。
    日本人は「終戦記念日は?」と問われれば8月15日と答えるが、国際的には「9月2日」が一般的だそうだ。

    あの戦争の経緯が分かる文書はまだまだ未公開のモノが多い。なぜ開戦したのか?戦争の経緯は? 歴史的な解明はまだまだ先のようだ。

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    2020年08月04日
  • 知識ゼロからの日本の戦艦

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    ●戦艦の基礎知識のほか、戦艦乗組員の日常生活や日本海戦史、戦艦の紹介など、戦艦以外にも関連する事柄も解説した本。

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    2018年12月17日
  • [証言録]海軍反省会

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    テープ起こしなので、話の脈絡などグダグダなのだが、場の雰囲気が分かると言う意味では面白い。だが、構成がまとまっていないだけに索引は欲しかった。

    人事の話が一番盛り上がったりサラリーマン的だなぁという感想。

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    2018年11月05日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    第一部の座談会は話があちこちに飛んで、結局なぜあの戦争に負けたのか結論が分かりにくい。この手の設問にはいくつかの回答パターンがあって、①圧倒的な国力差で最初から勝ち目がなかった、②戦争指導者に終戦に至る大局的展望がなかった、③補給の軽視や精神論の偏重など実戦レベルでの無能力、の3パターンである。
    本書にもこれらがもれなく登場し、いつもの議論で新たな視座はない。
    だが色々知らなかった史実があったり、昭和天皇が意外に『君主』だったり面白かった。

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    2018年06月08日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    対談。なぜ戦争になったのか。どこで間違えたのか。こういう本を読むと、自分がいかに知らなかったということを痛感する。そしてこういう本を読んで思うのは、過去のこととして知識にするのではなく、今、自分のいるまわりに活かせることはないか、ということなんだよね。

     大正七年の原敬首相から昭和七年犬養毅が五・一五事件で暗殺されるまでを日本の政党政治の黄金期という。

     では、原敬の何がすごかったのか。

     偉大だったのは、としていわれること。

     原敬日記をひいて、すごくこまめに軍人に会っていることを指摘している。

     こまめに、ひょっとしたら自分と反対意見の人とも会って、パイプをつくっていたこ

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    2017年09月22日
  • [証言録]海軍反省会 9

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    9巻目ともなるとほとんどの発言者のキャラや傾向もわかってくる。確かにそれぞれが優秀だったのだろうが、発言を聴くと先の戦いを「反省」している様には思えない。また、「戦犯裁判」では戦闘員以外を相当殺していることを示唆する発言も数多くある。
    長いこれまでの論議を聞いていると、彼らの過ちは、軍学校で一般教養を学ばなかったことによる偏った人格形成にあるのではないかとも思った。
    まさに「戦争は軍人だけに任せるにはあまりに重大である」だ。

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    2016年10月21日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    日本がなぜアメリカとの戦争に踏み切り、そして負けたのかという点について、近代史に造詣の深い6名の方が対談形式で述べる本。「なぜ負けたのか」よりも「なぜ国力に圧倒的な差があったアメリカとの戦争に踏み切ったのか」という点に関する部分には、ちょっときな臭い雰囲気になりつつある今日、考え直す意味は深いと感じます。
    対米戦争に限らずほとんどの戦争が「自衛・自存」を大義名分に始められ、ブレーキをかけるはずのメディアも政権や大衆に迎合していく流れであった事などは同じ過ちを繰り返さないためにも知っておくべき事実であると思います。
    なぜヒトラーのドイツと同盟を結んだのか、海軍・陸軍エリートはなぜ判断を誤って開戦

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    2016年03月03日
  • 歴代海軍大将全覧

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    対話形式になっているので読みやすい。
    77人の海軍大将の事跡を追っているのだが、マニア以外に読む人いるんかな?(笑

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    2015年04月18日
  • [証言録]海軍反省会 7

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     本書で当時の海軍の人事制度や、教育制度の詳細を読むにつれ、いかに無謀な戦いに突入していったのかがよくわかる。 
     しかし、詳しく知れば知るほど「国力の限界」という言葉が頭に浮かぶが、当時の幹部たちの論争を聞くとそのような観念があったようには思われない。
     本書での当時のエリートたちの討論を読むと、彼らを養成した教育には、なにか致命的な欠陥があったのではないかとの感想をもった。
     本書は、今の常識とは全く違う時代の、しかも当時の軍内の様々な様子を多角的に知ることが出来る、実に興味深い書であると思う。

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    2015年01月30日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    戦争の裏にあったエリートたちの多様な思惑や昭和天皇の孤独さ、特攻兵の上官たちの無責任さなどを知ることができ、新たな視点を得られた。

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    2015年01月24日
  • [証言録]海軍反省会 6

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    大病をしてしまい、本も読めない状態が昨年は続いた。今年になって、ようやく回復し、本書を読める状態になれたことは、心から喜ばしいと思えた。
     本書も6巻目となると、討議する海軍関係者にも慣れがでてきたのか、ちょっと「だれぎみ」のようにも思えるが、終戦というカタストロフィを国家のそれぞれのパートが、どう迎えたのかがほの見えて興味深いとも思えた。
     ただ、相変わらず責任を「陸軍」に押し付ける言動が多い点は、あまりいただけないが。本書を読むことは歴史の一断面を立体的に見ることが出来るという点で実に興味深い。

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    2015年01月18日
  • 海戦からみた太平洋戦争

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    大和ミュージアム館長による海戦史三部作。最終作から読んでみたりする。海軍の敗戦については語り尽くされているので新しいことは何もないけど、よくまとまっていて読みやすいです。軍事史の人が書いてもこうなるのね、というところ。

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    2014年01月30日
  • [証言録]海軍反省会 5

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     海軍反省会も5巻目となると、主要な出席者のキャラもだいぶわかってくるが、あの時代の選抜をくぐりぬけてきただけあって、みなそれなりに優秀な人材であるのがよくわかる。
     しかし、この人々はそもそも「反省」しているのだろうかとの疑問をいだいた。
     自らの行動が「帝国の破綻」を招いて、日本人の死者だけでも310万人ともいわれる。アジアにおいては千万の位の死者がでたといわれるが、その結果についての「慙愧の念」や「深刻な後悔」などは、彼らの言動には伺えない。
     「反省」の内容についても、そもそも海軍関係者でそれまでに論議の積み重ねがないからこそ、本書の論議になっているように思える。
     「歴史認識」とは、

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    2013年10月20日
  • 歴代海軍大将全覧

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    帝国海軍が始まって以来の、全ての海軍大将についての考察が書かれている本です。

    兵学校のクラスヘッドであっても、中将から大将に昇格するのは非常に大変です。そこでこの著書は、大将に昇格できた要因を、戦果や歴任してきたポスト、どのような人間で構成される派閥に属していたか等のヒントをもとに考えていきます。

    ロンドン海軍軍縮条約や軍令部の権限強化について、「この提督が1枚噛んでいなければ・・」と思わせるような、戦争責任を負ってもおかしくない大物提督に注目して読まれると、帝国海軍の敗因が少し見えてきます。

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    2013年08月29日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    昭和史を語る際にいつも示唆を受ける半藤、保阪に右よりの中西が加わり、どのような討議になるのか興味深いところでした。昭和の大戦という際に、日米戦争を分けて、中国に対しては明らかに侵略戦争であったという半藤、保阪に対して中西は何となく曖昧な姿勢であると思いました。それだけに日本が反乱もなく、一致して闘っていけたのは米英に対して自衛=興国存亡の危機にあるという意識が強かったからだという一致した考えもなるほどと思いました。このタイトルではなく、「なぜ負けることが分っている戦争をしたのか」という観点から、日本の指導層に対する厳しい批判は今の私たちの姿勢(政治だけでなく、企業においてさえ)に反省させられる

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    2013年08月21日