戸高一成のレビュー一覧

  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    当事者たちが亡くなる現在だからこそ重要な議論。軍事研究の泰斗二人が語る資料、オーラルヒストリーなど調査の留意点。

    今年読んだ本の中でベストワンかもしれない。二名の歴史研究家が、調査の過程で身につけたワザ、バイアスについて語る。資料そのものには記載されていないが、重要な視点を多く指摘している。

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  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    対談形式でかなりマニアックな書。本当はとか、背景にはとか、現代にも往々にして存在する忖度がサラッと書いてある。故の信憑性を感じたり、歴史書には表っつらしか書かれていないちょっとした真実が垣間見れとても考えさせられました。
    特に山本五十六が何故選ばれたのかについては成る程と驚嘆だった。
    取材した時には...続きを読む
  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    軍事史研究の第一人者による対談。研究の雰囲気が伝わってくる。

    時代の雰囲気や先行研究を理解せずに資料を読むのは危険というのは同感。軍事史研究だけではなく、戦後史研究についても、同様の問題は既に生じているような気がする。
  • 戦艦大和 設計と建造 増補決定版
    大和型戦艦の設計思想と造船技術について深く知ることのできる本。設計に携わった技術将校である著者が,敗戦時の焼却命令にもかかわらず私蔵していた資料をもとに執筆した文章に,大和ミュージアムの所蔵写真・図面等を加えた,非常に史料価値の高いものになっている。
    一般書籍としては,戦艦大和の技術面の記述がこれ以...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • 海戦からみた日露戦争
    日本海海戦で、東郷、秋山は計画した戦略戦術が役立たず慚愧の念に駆られていた。
    実情が近年まで秘匿され、東郷の神格化を行い、自称無敵海軍としてしまったことが、この後の迷走への入口だったのだと思わせられる。
  • あの戦争になぜ負けたのか
    対談の形で進行するが、整理されているのと、注釈が細かくつけられているため、非常に読みやすくわかりやすい。
    本書の最後に、各人が書いた文章があり、その主題で、それぞれがどこに主眼を置いているのかがわかる。それを前提としてもう一度読み直すのも興味深いと思う。

    「永遠の0」で、本当にこんな戦争だったのだ...続きを読む
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • [証言録]海軍反省会 4
    「海軍反省会」全131回の内容をそのまま残すために発刊されている、『[証言録]海軍反省会』の第四巻。

    第31回から第37回までの議論が収録されている。

    主だった内容は、第32回における、軍令部参謀三代一就氏の、ハワイ作戦決定までの、軍令部と連合艦隊の衝突といってよいほどの対立が興味深い。

    第3...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    6名のそうそうたる面々が大東亜戦争を討議。討議のかたちだが文章がうまく補足されてるので、戦史全体像と事件経緯もよく分かる。注釈も見開きごとにあるし。

    日本の戦略性ゼロというか「エイ、ヤー」の勢いってのはこんなにもヒドかったのか。かなりコキ下ろす一方で、昭和天皇の評価は高い。天皇と大元帥の二役で苦し...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    どうして日本は太平洋戦争で負けたのかを座談会形式で六人の著者が8つのテーマを話し合っている。

    座談会形式なのでとても読みやすい。テーマも興味深く、変にイデオロギーを持ち出さず、あくまで実証的に論ずる姿勢は評価できる。また、第二部の「あの戦争に思うこと」では著者各自の歴史観などが述べられており、歴史...続きを読む
  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    戦争ものは、本当なのか、嘘なのかよくわからないところがあったが、この本を読んで、一冊の本を信じるのではなく、いろんな本を読むことが大事だと気付かせてくれた。これから少しづつだが読んでいきたい。
  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    大木氏はアカデミック畑の人かと思っていたら
    編集畑でもあったことを”まえがき”で知った。
    読みやすい内容だが特別新鮮さは無いかと。
  • 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
    日本の陸軍、海軍の歴史を研究してきた戸高、大木が、うんちくを傾けつくしている様子が楽しそう。まとまった本では蒸発して残らない、彼らが接したりヒアリングをしたそれぞれの証言者の人となりや当事者が当時感じたリアルな感情というソフトな「歴史」を、こういうラフなかたちで少しでも伝えたいということだそうだ。
  • あの戦争になぜ負けたのか
    近衛は首相の強い意思もあり、昭和16年10月中旬に、アラスカにおいてルーズベルト米大統領との首脳会談が計画されていた。ところが近衛書簡の内容の概ねが漏れてアメリカの新聞に発表されてしまう。日本政府はアメリカに泣きを入れた!対米強硬・親ドイツ派の右翼や小壮軍人や軽噪な言論人は、この方に激昂した。一般の...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    この本を読むと官僚組織が力を持ちトップダウンで政策を指示、遂行していくという流れが戦前から変わっていない事がわかります。(力を持ったものが武官が文官に代わっただけ。)過去の戦争での悲劇をを風化させてはいけないと強く思います。
  • 海戦からみた日清戦争
    日清戦争での海軍の重要性を初めて知った。
    海軍のハードのみならずソフトの充実を重要視したこと。艦船の技術は世界的にも確立されて行く時期で、様々な失敗があったこと。清軍との威海衛海戦は、各国海軍に注目されていたこと。
    一方、海軍の組織の問題が、1945年まで解決されずに終ったことも知った。
  • [証言録]海軍反省会 3
     「海軍反省会」も3巻目となり、個別参加メンバーの個性と主張がだんだんわかるようになってきたが、「開戦2年半で日本とアメリカの戦力差が二倍以上になっちゃう。これでは全然問題にならないという結論」であったにもかかわらず、「海軍」が「内乱を恐れて開戦に同意した」という証言には驚く。
     これは、「当時の世...続きを読む
  • [証言録]海軍反省会 2
     本書は「海軍反省会」の2巻目で、内容は「戦略」「戦闘」多岐に渡るが、海軍内部でも「日本は負けるぞ、必ず。今のような航空兵力で勝てると思うかと地団駄踏んだ」幹部がいたとは驚いた。
     もちろん戦後だいぶ経ってからの発言ではあるが、本書の、時には露骨な迫真の論議を読みながら、巻末の発言者の当時の階級と年...続きを読む
  • [証言録]海軍反省会
     先の戦争については、「なぜあんな無謀な戦争に突入したのか」との疑問をつねづね持っていたが、本書を読んで、専門家である「海軍士官」たちが当時どのように考え、どういう問題意識を持っていたのかがよくわかる思いがした。
     本書の内容は、さすが大官庁「日本海軍」であるだけに、内容は多岐にわたっている。
     し...続きを読む