遠藤徹のレビュー一覧

  • 走る?

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    走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
    走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
    いろいろ読めて面白かった。

    俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。

    「熊の夜戦」
    「いびきが月に届くまで」
    「パン、買ってこい」
    もよかった。

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    2019年12月26日
  • 姉飼

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    前にも書いた気がするがホラーは苦手だ
    何が面白いのかさっぱりわからない
    ミステリだと解かれるべき謎があり
    SFだとかがくっぽい嘘というガジェットがあるが
    ホラーの求めるのは生理的感覚的てきてき気持ち悪さとか違和感であって
    つまりガラスや黒板を掻き毟る音であって
    ゴキブリとカブトムシの違いではない
    そこが理解できない
    この作品も何が凄いかさっぱりわからない
    日常からのズレはホラーじゃない
    いわゆるひとつのだから何

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    2019年01月11日
  • 姉飼

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    姉っていう、ヒトとは独立した生き物かと思いきや、元は人間でしたという話。他3編収録。特に何てことはない物語たちでした。

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    2018年08月10日
  • 走る?

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    未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

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    2017年09月15日
  • 走る?

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    Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

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    2017年08月20日
  • 走る?

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    「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実では

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    2017年08月16日
  • 戦争大臣 I 嘲笑する虐殺者

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    読書録「戦争大臣1」3

    著者 遠藤徹
    出版 角川ホラー文庫

    p133より引用
    “ いたるところでパニックが起こった。デ
    マに操られて暴動や差別が拡大し、身の危険
    を感じた富裕層は厳重に武装したうえで、高
    い塀に囲われた特別居留地へと避難した。”

    目次から抜粋引用
    “アキレス腱
     悪い噂
     バケモノ狩り
     犠牲祭
     脱走者”

     苦境を押し付けられた国の復讐を描いた、
    ダークファンタジー。
     壇上にて、若者が声高らかに演説する。
    多くの人々から称えられるその若者に対し、
    一人だけその言葉を止めようとする若者がい
    た…。

     上記の引用は、ある国から始まった伝染病
    について書かれた一節。

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    2017年01月25日
  • 姉飼

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    タイトルから想像される内容とは違った。まぁ、ホラー文庫から出ているのだから、当然と言えば当然なのだが・・・

    四編とも異様な世界であるのだが、個人的には「キューブ・ガール」がいいかな。この作品の世界観も怖いし、女性から見るとトンデモないものなんだろうけど。

    戦後日本のエログロが受けた時代の作品はこんな感じのが多かったのかな。

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    2016年09月19日
  • 姉飼

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    「姉」や「蚊吸豚」や「脂祭」、「オゴロ芋」や「オニモン蜂」など、微妙に不気味なモチーフを使うのがうまい。

    「姉飼」は、姉という奇妙な生物を飼うという設定もさることながら、「串一本」という表現もすごかった。
    「妹の島」はグロテスクホラーのよう。

    「キューブガールズ」と「ジャングルジム」は星進一や筒井康隆にもありそうな短編だった。

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    2016年07月13日
  • 壊れた少女を拾ったので

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    この世界観はたまらないですね、好きな人には。タイトルが素敵、センス抜群。ただ個人的にもうちょっとバイオレンスがあるといいかなぁ。

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    2015年04月01日
  • 姉飼

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    【本の内容】
    さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は―。

    蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。

    小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。

    どうにかして、「姉」を手に入れたい…。

    僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。

    「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    人間の妄想の底知れなさに打たれます。

    どうやったらこんなすさまじい小説が生まれるのでしょうか。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ 

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    2014年09月05日
  • 姉飼

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    短編集。

    内容紹介を読み、蚊吸豚という化け物じみた名前の生物とか
    小さな村の繁栄を祝う脂祭りとか
    「姉飼」というタイトルから姉が生贄になる風習のある
    閉鎖された環境での邪教的なサスペンスを予想していたら
    まったくかすりもしないエロ<グロ・フェチ系なお話でした。

    ホラーっていうよりダークなファンタジー?
    恐怖を感じるところはまったくなかったです。
    「姉」って名前の必然性もまったくないし
    期待してたのと違ったので★2.5ってところだけど
    選べないので表記的には★3つ。
    事前にレビュー読んどけばよかった。

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    2013年05月18日
  • 姉飼

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    ―――選考委員への挑戦か!? 物議を醸した第十回ホラー大賞大賞受賞作文庫化!
    蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。
    まだ小学生だった僕は、縁日ではじめて「姉」を見る。
    姉は皆、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!


    借りもん

    うーん、これはあんまり肌に合わんかったなぁ

    解説読んで、「あぁ、そういう解釈でいくんか」って分かるぐらい

    ホラーではあるんやけど、気持ち悪さを掴みきれんまま終わってもうた感がある

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    2012年12月30日
  • 壊れた少女を拾ったので

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    ホラーとは言っても、背筋が寒くなるとか不安感じゃなくて、なんか不気味で、もやもや〜っとした読後感。

    グロとは言っても、暴力的というより内臓系グロ。いずれにしろ、そういうのが苦手な方は注意が必要です。


    生首の弁当箱、人間と家電の恋愛(擬人化じゃなくて本当に家電)、ダニに冒されていく世界。。。
    他の作品群の設定が突飛すぎて、肝心の表題作があまり印象に残らなかったのが残念。

    文体とか世界観は好きなので、『姉飼』も読んでみたいと思います。


    ***

    ところで表題作に出てくる『たてきない』ってどういう意味なんでしょうかね?辞書に載ってなかったもので。。。

    恥ずかしい、とか申し訳ない、みたい

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    2012年02月13日
  • 姉飼

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     「姉飼」は気持ち悪いのは分かるが、これがホラー小説大賞というのは何故?と思う。気持ち悪かっただけ。最後のオチというか事件も予想のつくもので驚きは無い。
     むしろ他の三作の方が良かった。「キューブ・ガールズ」は変態ちっくな男の願望みたいな話だし、「ジャングル・ジム」は擬人化したジャングル・ジムが恋する事により、一変、残酷な事をするようになる話で大槻ケンジが書いてもおかしくない話だ。筋肉少女帯の大ファンというのがよく分かる。私も筋少のファンだから、基本的にはこーいうのは好きだ。最後の「妹の島」は「姉飼」よりもっと気持ち悪い。だが、長編にしても面白い話で、著者のその後の活躍を予言していたような作品

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    2011年11月20日
  • 戦争大臣 III 吸血博士

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     センセーショナルな演説で始まった壮大なストーリー(その演説が一番良かった)。殺戮バトル。エロティックなシーンなどなかなか魅力的なのだが、いわゆる○○オチのようなもので、正直ゲンナリ。どうせフィクション、しかもファンタジーの外見を持っているのだから、より現実に近い方の世界はいっそ全てカットして、国家Jやモビィ・ディックの世界だけで書ききって欲しかった。これではただの妄想だったってのと何も変わらない。著者の思想も伝わらないし残らない。残念。
     できれば書き直して欲しい。

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    2011年11月20日
  • 姉飼

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    さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は―。蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。どうにかして、「姉」を手に入れたい…。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集。

    いや、摩訶不思議な世界でした姉飼。個人的に好きでしたその発想と物語が。最後のオチは如何なものかと思いましたが。
    他のどの作品もとても個性的で面白かったかな。
    『キューブ・ガールズ』さて、彼女の妄想?欠落?

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    2011年09月15日
  • 戦争大臣 II 天鵞絨の死

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    2011.04.23購入。
    前作で設定がはっきりしたので、今作は話に集中できた。
    内容はラノベ系。可もなく不可もなくといった感じ。つまらなくはないけれど、特別おもしろくもない。設定は面白いと思うのだけど、壮大な設定のわりに、小さく纏まりすぎてるような気がする。

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    2011年04月26日
  • 戦争大臣 I 嘲笑する虐殺者

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    11.4.6購入。
    シリーズ一作目ということで、色々と意味不明なまま話が進行したので、最初は疑問符だらけ。
    中盤から今更ながらの説明が入り始め、ラストへの伏線が張られて、漸く展開が読める、という感じでした。
    今作では話が殆ど動かず、設定説明に終始しているような感じではあったけれど、今後面白くなりそう。
    単体としての評価は高くないけれど、シリーズとしては楽しみかな。

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    2011年04月26日
  • 戦争大臣 II 天鵞絨の死

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    シドの傍らにいる猫が気になる。
    登場人物が多く、能力と殲滅歴の名前と現代の名前がごちゃってきたw
    次作で終わるらしいし、1から読み直した方がいいかも。
    オニモンって妹の島だったよな。

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    2011年03月30日