姉飼

姉飼

小説・文芸
462円 (税込)

2pt

さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は――。蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。どうにかして、「姉」を手に入れたい……。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集!

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姉飼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界観が面白い。不気味、怖い、人間の狂気。
    グロテスクな部分もあり、想像するのが恐ろしかった。
    他の短編の『キューブ・ガールズ』も面白かった。でも、姉飼が1番好き。

    0
    2023年05月19日

    Posted by ブクログ

    姉を飼ってみたいという心理が理解できなくもない自分がいてぞくぞくした。ダメと言われれば余計にそれを求めてしまう。そしてその快感を一度でも味わってしまってはもう抜けだすことはできない。

    0
    2012年03月06日

    Posted by ブクログ

    論理的さのかけらもない、理由づけもまったくない、僕がいちばん好きなタイプのホラー短編集でした。
    表題作で日本ホラー小説大賞受賞の表題作もさることながら、僕がいちばん気に入ったのは『ジャングルジム』
    視点人物(?)がジャングルジムで、説明もまったくなくものがたりは進行していきます。
    あんまりしゃべると未読の方のおもしろみを損ねるので、遠慮しておきますが、この作品のすばらしさは誰かと語りたくなります。
    嫌いなひとは嫌いでしょうし、賛否両論ありそうですが、だからこそ「否」のひとと討議をしてみたくなりますね。

    0
    2011年09月03日

    Posted by ブクログ

    非常に不気味で、美しい。夢中になって読み進めてしまいました。一読の価値有り!解説が筋肉少女帯の大槻ケンヂさんだったのが嬉しかったです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     縁日の出店で並べられた体を串刺しにされうめき叫ぶ「姉」に魅入られる小学生の主人公の破滅を描いた表題作を含む四つの短編が収録されたホラーで、キューブ状の物体から好みの女性を生成したりジャングルジムが主人公だったり外界から隔絶された果物が生い茂る島で起きる無数の虫達による楽園崩壊などどれもグロテスクでおぞましくも一抹の切なさを残す読後感が強烈だった。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    4編とも、とても寓話的な話だと思った。
    シュールでグロテスクで「なんでこんな設定思いつけるんだろう?」と思ってしまう部分は多いんだけど、何かしら現実にある物事を再解釈して作り上げたんじゃないかと思う。

    串刺しで売られる「姉ら」のおぞましい姿にどうしようもなく惹かれてしまう主人公、という図は、違法なペットや売春の比喩なんだろうなー。
    そういう寓話なんだろうと捉えてもやっぱり、姉らの妖しくて背徳的な姿に主人公と同じ目線でなぜか惹かれてしまう。
    ビジュアル想像するとどう考えてもただのグロだし暴れる姉たちは色気なんてないのに、不思議。

    収録作の中では『妹の島』が一番好きです。
    虫いっぱいでグロいのに、文章全体を覆う濃厚な果実の香りが感じられるような。美と醜が同時に襲いかかってくるようで印象的でした。

    0
    2024年07月05日

    Posted by ブクログ

    2015年、三冊目は、何度も読み返してる作品。
    コッチの世界へのキッカケを作ってくれた作家、遠藤 徹のデビュー短編集『姉飼』。
    収録は四編。個人的、好みの(逆)順に簡単な感想を……。 キューブ・ガールズ
    基本、主人公である、若い女性の一人称視点で書かれ ている。彼女こそ、キューブ・ガールズ。キューブ・ ガールズとは……?
    妹の島
    コレは、登場人物それぞれの視点を巡りながら、話が 進んでゆく。呪詛的要素、体内に巣食う蟲、等々、収 録作の中では、最もホラー的ではある。
    ジャングル・ジム
    おそらくgymとjimをもじって、擬人化したら、の発想 から生まれた作品であろう。ラストの情景はきっ と……。
    姉飼
    「姉」を「飼」うこと、それは、監禁モノのソレとは 全く異なります。ココでは、身を滅ぼすコトも厭わな い、偏愛の形。オチを含め、話の展開自体に新鮮さは 特に感じないが、和風倒錯世界に通じるエログロ感。 個人的にその辺、大好物です。
    全体として、四編、それぞれ異なった作風であり、好 みも分かれると思う。
    ソレ以前に万民ウケする作品だとは思えないが……。
    ここまでで、★★★★☆。
    そして、ラスト、大槻ケンヂの絶妙な解説で、 ★4.5。

    0
    2015年01月26日

    Posted by ブクログ

    日本ホラー小説対象を受賞した表題作の他に4篇を収録。おどろおどろしいストーリーや残酷な描写もさることながらどこか奇妙に歪んだ舞台設定が怖い。『姉飼』は結末はややありきたりだけど、ぬめぬめした脂の感覚が手に伝わってくるような話。他のお勧めは『ジャングルジム』。

    0
    2013年07月07日

    Posted by ブクログ

    え、えぐい!(10/7)

    全体的に、えぐいぐろいえろいの三拍子な話。

    姉飼
    →純情と狂気が綺麗に同居した作品。SMの香りも少し。グロエロ。

    ジャングルジム
    →こういう人間ばっかりじゃないかなあ、今時って。少し切ない話。

    キューブガール
    →世にも奇妙な(略)の美女缶って感じだったな、設定は。歪んだ美女缶。まあきっとこっち先に読んでたら美女缶は純情なキューブガール、または誰かの玩具かなと。

    妹の島
    →これもっと肉付けしたら一冊にはなるっしょ!とは思ったが、この短さでもまあ十分っちゃ十分か。個人的にはこの短さで登場人物が少し多いのが気にくわなかった。島は、彼女の生贄で巣になったのだろうな。グロエロ。

    0
    2011年10月25日

    Posted by ブクログ

    縁日で売られる異形の化物「姉」に魅了された男の末路を辿るホラー。
    最初にこれを読んだ時、自分はまだ中学生でした。以来ずっと思い入れのある作品です。ただ褒め言葉ではないです。「姉」の表現もさることながら、豚の脂を出してくるそのセンスがどぎつくて、気分が悪い。いつまでも頭の中から離れないのは「姉」に魅了された「ぼく」と同じ。
    強烈な設定だけで最後まで突き進んで、しかもそれが成功しているので、短編集向きの作家さんだと思います。他の作品を読むのは勇気がいりますが、気が向いたら是非。

    0
    2013年03月09日

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