永井孝尚のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
値付けによる購買行動の変化をマーケティング理論と行動経済学の視点で解説、値下げに関するケーススタディと値上げに関するケーススタディを前半後半で分けて解説しています。
こうしてみていくとマーケティングと行動経済学は親和性が高いというか、切っても切れない関係というべきか、両者の近さを改めて認識させられますね。どちらも経済活動に関する理論ですので当たり前といえば当たり前ですが。
両者を組み合わせて様々なケーススタディを紹介・説明することで、売り手である企業側・買い手である消費者それぞれの心理が解明され、一つひとつの価格戦略に対する理解が深まります。 -
Posted by ブクログ
モノを売ろうと思って真剣に考えている人がどれだけいるだろうか。日常の中では「価格」であふれているのに、案外気にも留めない。この本においては、様々なビジネス商慣習の中での「値づけ」について言及している。「安易な安売りはすべきでない」同感だ。こういう本に対策が体系化されて書かれているのだから、我々のビジネスに当てはめて「その価格は最適なのか?」を常に検証することが大事なのだろう。特にParaviはサブスクモデル。本当にこの価格で正しいのか?正直今でも疑問だ。モノを売るのは本当に難しい。そしてこれからの未来はもっと難しくなっていくだろう。・価格競争になった場合は、ネットですぐに最安値を検索され、その
-
Posted by ブクログ
①どんな強みを活かして、②誰の、③どんな悩みに、④いかに応えるか、というのがバリュープロポジション。早速、やってみましょう!
帯には「AIに仕事を奪われない方法」という旬なキーワードや「コンフォートゾーンから脱出せよ」という苫米地英人さん、石井 裕之さんらが提唱されているようなことなどが書かれています。さて、売れ残ったバナナのように真っ黒にならないうちに、自分を売る方法は見つかるのでしょうか(・・?
《見落としがちなのは自分を中心に考えるあまり「あなたを必要とする相手は誰か?その人に何ができるか?」を考えないこと。キャリアは、あなたを必要とする人が高く買ってくれることで決まる。狙うべきは -
Posted by ブクログ
■100円のコーラを1000円で売る方法3
日本IBMのマーケター 永井孝尚 氏の著書です。
キャッチーなタイトルでベストセラーにマーケティングの入門書の完結編になります。
今回のテーマは「イノベーション」になっています
内容的には、以下のような内容の概要が学べます。
・市場の変化
- グローバル化
- 標準化
・マーケティング戦略
- 共感
- ミックスメディア
・フリーミアム
- 数が生み出す価値
・M&A
- BATNA(Bset Alternative To Non-Agreement)
- 1+1 = 3以上にする
・イノベーション
- イノベーション -
Posted by ブクログ
日本IBMのマーケター 永井孝尚 氏の著書です。
キャッチーなタイトルでベストセラーにマーケティングの入門書の続編になります。
1冊目より、より具体的な内容になって実践できる部分も多くなっています。
読みやすさは変わらないので、短時間で読むことができます。
内容的には、以下のような内容の概要が学べます。
・PDCA
主にプラン部分の課題を集中的に解説
- 日本型コンセンサス
- 仮説思考
- 論点思考
- 網羅思考
・ランチェスターの戦略論
- 差別化戦略 = 弱者の戦略
- 集中と選択
- 同質化戦略 = 強者の戦略
・ミンツバーグの創発戦略
今回も巻末に参考に -
Posted by ブクログ
マーケティングの基礎的事項をさまざまな事例とともに解説した一冊です。実際の世の中の事例が題材になっていますので読みやすいです。
肝心のマーケティングに関する知識については話しとしてはアタマに入ってきますが、実務レベルで使いこなせるかどうかはまた別かもしれません。アタマのなかでモデル化し、現実世界に適用できるかどうかが鍵かと…。
ただ紹介されている事例いずれも、多少の後付け感がなくもないかなと感じます。成功したからこそ●●がうまく機能した、という説明が可能ですが、失敗事例も多数あるはずですし、同じことをやっても必ずしも100%再現性があるとも言えないのではとも思います。このあたりが難しさなのでし -
Posted by ブクログ
売ってはいけない(販売至上となってはいけない)ケースを取り上げて理由を解説し、どのようにすれば売れるようになるかを紹介している。
事例→考察→要点の繰り返しで、テンポ良く読める。事例の深掘りはなく(例えば内部環境・外部環境やチェンジマネジメント)、ライトに読むもの。
危機に瀕した企業ほど、マーケティングの改革が進んでいる。
■マーケティング
ドラッカーは「マーケティングの究極目的は、販売を不要にすることだ」という。
■「購買階層」という製品進化モデル
顧客がなにを重要視するかは、製品の進化(普及段階)によって変わる。
・機能→信頼性→利便性→価格
■コアコンピタンス
コア技術×顧客