カスカベアキラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
竹宮ゆゆこ先生がノベライズしていない作品のコミックということで、「原作者買い」させていただきました。
とはいえ、先生の作品でもある「とらドラ!」「ゴールデンタイム」などと同じく、ティーンズのボーイ・ミーツ・ガール、ガール・ミーツ・ボーイがクロスする中でのストーリーという事で、とても「ゆゆこ先生らしい」作品。
マンガを担当しているカスカベアキラ先生の絵も、ファンタジー系世界の作品ではなく、今まであまりお目にかかったことのない、リアル世界、しかもマンガということで、とても新鮮。キャラもとても躍動的に描かれております。
なんだか、一時期の白泉社 LaLa とかに掲載されていそうな作品。 -
Posted by ブクログ
鬱屈君と太陽ちゃんの物語。
乱暴に説明すれば無敵のカリスマ少女とのボーイミーツガールものの系譜に並ぶ筈の作品なのだけれど、意外なことに1巻の時点では主人公とヒロインの対話そのものが殆ど成立せず、お互いがお互いの秘めたる物語の中に生きたまま併走してゆく中で、瞬間風速的に繋がれた謎の絆に一つの物語へと少しずつ紡がれ始める…そんな印象を持った。
デザイン・内面合わせて醸し出されるヒロインの圧倒的眩しさと、相反して"語られない"作用による脱色されたミステリアスさが今後どう化学反応を起こしてゆくか見所である。
あと笑顔の鼻血少女が登場する作品は個人的に名作認定させて戴きたく。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレサブタイトルの「魔王の遺産」と表紙のエルレインの涙がひっかかりながら、読みました。
最初は、最近続くようなマンネリ感がありましたけど、イの王の気配がなくなってからは、帯にあるように風雲急を告げる状態に。
イの王の魔力の守護を受けていたエリアルダは、魔力が使えなくなると国力が衰え、それを見越してイの王を殺した隣国ダキニアと戦いになりそうな感じです。
しかも亡くなったイの王の代わりに誰かが魔王にならないといけないんだろうなぁ。途中の展開から、これはやっぱり、もしかしなくても、ゼルイークってことよね?って思ってたら、やっぱりそのとおりでした。
別れる時にも皮肉を言ってしまったエルレインですが、