あらすじ
地方貴族の娘エレナの元に生まれながらの許嫁から、別荘に来ないかとうれしい誘いが舞い込む。彼とは3年前に一度会ったきり。それでもエレナは彼と文通を続け、密かに恋心を温めていたのだった。ひと夏の胸ときめく日々に思いを馳せ、舞い上がるエレナ。しかし、ときめきの花咲く許嫁との再会のはずが…!? 彼に微かな違和感をいだいてしまって!? 『華鬼』の梨沙がおくる甘く切ないロマンティックラブストーリー。
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Posted by ブクログ
コバルトらしいお話で、ウィリアムの空回り感がツボでした。
最初エレナが婚約者のギルバートを「ビル」と呼んでいて、それを訂正されてたんですけど、ん?待てよ。ウィリアムもカタカナだと分かりづらいけど、「William」とすると「ビル」だなぁって。登場人物紹介のところでも表紙でも相手はウィリアムだし、この時点でエレナが婚約者を勘違いしてるんだなぁと思うと、その後の話もすんなりと読めました。
不器用なウィリアムが実はエレナより年下ってところは驚きましたけど、エレナの好みに合わせてがんばっていたところとか、なんか微笑ましかったです。
後半、遺跡でずぶ濡れになった二人が助けられたあと、熱にうかされて、一緒に寝てたり、こういうラブラブ度低めもたまに読むといいものです。
エレナの学校にウィリアムが入学するとか、エレナの家で同居するとか、なんか続きがありそうな感じの終わり方してましたけど、もしあれば、楽しみにしてます。