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Posted by ブクログ
暗殺者のユリアスが次に狙うのはジーヴェスト国の宰相の命。侍女に扮して城に忍び込んだけれど、暗殺の機会は何故かことごとく国王に潰されてしまう。あまつさえ、ユリアスの正体を見抜いた国王・ロイはユリアスに1つの賭けを提案する。――「ひと月の間に俺を殺してみせろ。殺せぬ場合は、俺の妃になれ」
幼い頃からの教えで自分が他者の命を奪う行為は神からの使命だと信じこんでいたユリアスが、ロイとかかわり、彼の言葉で自分を見つめなおし、さらに彼に恋心を抱いていく様子が自然な流れで書かれているのでラストまで一気に読むことができました。テンポが良かった。
しかし、殺し合いながら愛し合うってすごいな(笑)常に命を狙い、命を狙われ続けるのって疲れないのかな?wwロイも相当異質な環境で育ってきているから、あぁなったんだよね。姉も歪んでる、歪んでる(笑)
ストーリーの展開としては王道だけれど、人物設定が凄いから読んでて新鮮でした。
Posted by ブクログ
宰相の暗殺を王のロイに見抜かれたユリアスが、ロイと賭けをして、負けたら王妃にって約束をさせられてますが、ロイとユリアスの掛けあいのテンポがよくて、一気に読んじゃいました。
王妃となったユリアスとも戦わないといられないって、なんともはた迷惑な夫婦ですけど、一番被害を被っているのはカミルでしょうか。
ちょっとロイがまともじゃない感じがしましたけど、暗殺者の女の子が暗殺対象に惚れちゃうお話、嫌いじゃないです。