【感想・ネタバレ】ジーヴェスト・ローズ ~暗殺は麗しの薔薇園で~のレビュー

あらすじ

暗殺は恋のはじまり? 王宮ラブコメディ!

「ひと月の間に俺を殺してみせろ。殺せぬ場合は――俺の妃になれ」大国ジーヴェストの宰相暗殺という使命の下、侍女として城へ潜入したユリアス。ところが、ようやく訪れた絶好のチャンスが最大のピンチに!? なんと、『暗愚王』と呼ばれる風変わりな国王に正体を見抜かれ、とんでもない賭けをすることになって? 殺るか、妃になるか!? 陰謀渦巻く王宮で、王と暗殺者の命懸けの恋がはじまる! 不健全なシンデレラストーリー!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

暗殺者のユリアスが次に狙うのはジーヴェスト国の宰相の命。侍女に扮して城に忍び込んだけれど、暗殺の機会は何故かことごとく国王に潰されてしまう。あまつさえ、ユリアスの正体を見抜いた国王・ロイはユリアスに1つの賭けを提案する。――「ひと月の間に俺を殺してみせろ。殺せぬ場合は、俺の妃になれ」 

幼い頃からの教えで自分が他者の命を奪う行為は神からの使命だと信じこんでいたユリアスが、ロイとかかわり、彼の言葉で自分を見つめなおし、さらに彼に恋心を抱いていく様子が自然な流れで書かれているのでラストまで一気に読むことができました。テンポが良かった。
しかし、殺し合いながら愛し合うってすごいな(笑)常に命を狙い、命を狙われ続けるのって疲れないのかな?wwロイも相当異質な環境で育ってきているから、あぁなったんだよね。姉も歪んでる、歪んでる(笑)
ストーリーの展開としては王道だけれど、人物設定が凄いから読んでて新鮮でした。

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2013年07月15日

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