佐々木敦のレビュー一覧
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試し読み
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カルチャー・スクール「BRAINZ」の講義録本。「批評よくわからない」というスタンスで話が進められながら、文体、価値観、引用、ジャンルの横断/通底、語彙、相対評価など、重要な要素を多く取り上げていて気付きも多かった。
批評に限らず、文系のサブカルくさい学問界隈を楽しむための訓練にもなるような気がする。批評的にモノを見るのが好きな人ならなおさら
本書を読んで「作品:批評=大作品:小作品」の関係、さらには、「ある批評とそれに対する批評の関係で、作品性が縮小していく現象とその効果」というのに注意が行って、それから頭から離れなくなってしまった。近いうちにパラパラとめくりながら思索せやう。 -
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Posted by ブクログ
諸手を挙げて飛びついた本は、私にはまだ難しかった。
哲学とロジックの宝庫。
私にとっての課題図書になりました。
✾書くことの哲学ことばの再履修
✾佐々木敦
✾講談社現代新書
“読み終えると、なぜか『書ける自分』に変わっている!”
“より自由に書くための基礎理論。”
“何度も読み返すことになるだろう。”
帯に惹かれて読んでみました。
2月中旬くらいには読み終わっていたのですが、これまた『???』と感想がかけずにいました。
いやまさに、“あなたはなぜ「書けない」のか?”状態です。(この文言、帯に書いてあるんです。)
哲学とロジックの宝庫。
情報が『密』でぎゅっとしてる。
それを理解しきれ -
Posted by ブクログ
佐々木さんのゴダール論なんて、何冊も出てると思ってましたが、これとあともう一冊ぐらいだったんですね。
最近ゴダールのドキュメンタリーでけっこういいのを見て、自分の中のゴダール観がちょっと変わったので、読んでみました。
一章のソニマージュ、ジガ・ヴェルトフ集団についての論考、解説はとても参考になりましたが、まさか二章からずっと『さらば愛の言葉よ』の小刻みな解説になるとは笑
公開当時劇場で見たきりで、しかも2D版。内容もなにも覚えていなかったのですが、ちょうどアマプラ見放題になっていたので助かりました。
佐々木さんの解説には納得できる部分もありましたが、本当に監督がそのような思考を辿ったかどうかは -
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ネタバレ<目次>
序章 「日本/文化」の条件
第1部 日本文化はどのように輸出されてきたか
第1章 「英語」の乗り越え方~K-popは世界を目指す
第2章 日本文化と英語化~ニッポンの音楽は「世界」を目指す
第3章 ニッポン人になるか?ガイジンになるか?~XG vs Idol
第4章 「輸出可能」な日本らしさ~GAKKO!・白塗り・ノスタルジー
第5章 外から見出される「日本らしさ」~テクノ・ジャポニズム
補論 「洋楽離れ」から遠く離れて
第2部 日本文化はどう世界に根づくのか
第6章 日本文化の「あいまい」さ~川端康成 vs 大江健三郎
第7章 日本文学が海を越 -
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色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文
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Posted by ブクログ
文章を書くことについて書かれているが、人生観にも通じるところがあるなと思いながら読んでいた。
「地図が用意できるなら、それを片手に迷路へと旅立ちましょう。地図がないならそれはそれでなんとかなります。道に迷うことが、定められた出口とまったく別の世界にあなたを誘ってくれるかもしれない。」
設計図をつくって効率的に、それ通り書くのではなく、設計図はぼやっとありながらも、別の方向に進んだり、時間をかけて吟味したりすることの重要性を語っている。この言葉に、人生も似ているのかなと思った。思い描いた理想や、成功にたどり着くのが全てではなく、それ以外の悩んだ過程や迷いが、自分の可能性を広げていくという考え -
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Posted by ブクログ
高松市の本屋さんルヌガンガで購入。
別に難しいわけではないのだけれど、文章がどうにもくどく感じてしまい、肌に合わず、読みすすめるのがかなり苦しかった。
レトリックについての佐藤信夫という人の文章の引用部は、文体に対して感じていたことを細大漏らさず言い当てていて、膝を打つ思いだった。
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p104-105
いずれも、数学の教科書や交通法規のような一色で均等に塗られた無地の文章ではなく、地の上に、部分的に目立つ柄や模様がある。文章がのっぺりした平面ではなく、その表面を指でなでてみると、ところどころ、凹凸や起伏の感触があるようだ。
ことさらに指摘してみれば他愛もないような柄であり凹