内藤誼人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「不毛な論戦は避けるべき」ってゆう主張について、不毛かどうかは事前に客観的に判定できるものではないんちゃーーん
自分が合理的じゃないって判断した意見も、対話を通して検証してく過程で、自分自身の論理のやばさに気づけることは十分あり得るし、逆に相手が考えを修正する可能性もある。少なくとも、そうゆう可能性が原理的に否定されるわけではない以上、「避けるべき」って一般化するんはやばいんちゃーーん
てゆうかむしろ、衝突とか緊張があった対話で構築されてく関係の方が、浅っさい無難なやり取りだけで保たれる関係より誠実っしょー!「雨降って地固まる」ってお主も言うてはりましたやん
問題として取り上げるべきなんは論戦そのものじゃなくて、相手を理解する意志がない論戦とか、勝ち負けのためだけの応酬、とかやと思うねんけどなー。本書きさんが批判している対象が後者なんやったら理解できるけど、前者まで一括りにされてたらそれ危ないんちゃーーんっておもう
p.22「いくら説明しても『価値観を押しつけるな』と反発されるのが関の山だ」
まじー?
対話きっかけに価値観揺らいで変化してく人間も確実に存在するわけで。変わらん人が多い、ってゆう経験的主張なら分かるけど、関の山って言い切ってまうんは過剰な一般化ちゃうんかなー
そんな悲しい人間ばかりじゃないよー
もっと言えば、「価値観を押し付ける」ってそもそもなんなんやろか
理由ゆうて、根拠示して、さらに同意しやんくていいよってゆう自由を前提にした説明までもが、「押し付け」とか「言い訳」って呼ぶなら、それもう、対話一般を否定することになりやしませんかな。
価値観って頭シバいて変わるもんやあらへんし、相手自身のココから生じてくるからこそ、ここを区別せずに「説明=押し付け」ってするんはやばいんちゃーんおもた
でも、デトックスの話とか、暑さ・忙しさ・空腹がイライラを生むという話は今後使えそう!
(やけど、暑さ→不快→怒りやすさ→夏に犯罪が増える、ってゆうのは?)
結論を支えるための説明ってのはわかるけど、科学的心理学を名乗ってんねやったらもうちょい慎重なやつちょうだいよー
p.72「脳は現実と空想を区別しない」
まじーー!!?!?ええー!やったー!!
(´。✪ω✪。 ` )
「科学的」ってゆう前置きがあった分、希望的観測に見える部分がかえって気になったなー
やけど最後の方の、「口約束は守る」「文句を言うよりどうすればいいかを考える」みたいな、あまりにも当たり前すぎるやつ、
あれなー、
その通り過ぎてぐうの音も出えへん
ありがとうございました
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Posted by ブクログ
マキャベリと聞くとやはり「君主論」を先ずは思い浮かべる。マキャベリズムと言われる様に、どこか強大な権限を振りかざした専制君主が絶対的な強権で民衆を支配する様なイメージを想像する。現代社会のビジネスシーンでは、部下を育て支援しチームとして利益を挙げるよう習うし、競争と言いながらもwin-winの関係性を築いて、例えライバルであっても手を取り合って協働する事が美徳であるような感覚を抱く。確かに大きな仕事をしようと思えば、1人の力は限られているし、周囲と連携、協力するためには、協力相手の利益も考えなければ上手くいかない。最近は持続可能性の重要性に囚われ過ぎて、社会貢献や共に成長する事が第一にあって、まさか他社や他人を出し抜いたり、騙し合いに競い勝ち、一人勝ちを目指すなんて事は、中々大きな声で言う人も居なくなった。とは言え、ビジネスは戦いであり、対取引先、社内においても競争のない会社が、果たして十分な利益を挙げて、たくさんの社員を満足に養っていく事など夢物語に過ぎない。所詮利益が無ければ分配はできず、ぶら下がり社員ばかりでは会社の未来は無く、世間から淘汰され、いずれは潰れる。人手不足が高じて、求職者有利、採用側は足元を見られる時代だから、多少期待値に届かない人でも採用に踏み切ったり、そのまま入社出来れば失いたくないから、サボりや遅刻など多少の事には目をつむる、なんて事もあるのではないだろうか。これではその会社のビジネスが経営者が描いた通りの未来に到達出来るか、かなり不安な状況だ。そういった社員ほど、自分の会社が儲からない理由を会社のせいにし、挙げ句の果てには、社長や経営陣が悪いと言い出す始末だ。
マキャベリとは少し離れたが、そうした空気を少し社内に感じ始めて、何か新しいやり方を探していた時、本書に出会う。当然君主論の名前や中身のさわりぐらいは知っているから、何か危険な香りを感じながらも、読み進めていくと、仕事に活かせる事ばかりで驚く。基本は実力主義、性悪説、綺麗事だけでは生きていけない、この考え方に尽きる。君主論が世に出た時は発禁処分になるくらいだから、余りにずけずけと人間の悪どさを正当化して論じられる内容に、少し引き気味にはなるが、納得できる事ばかりだ。基本が性悪説だから、他人を騙したり蹴落とすことへの罪悪感は無いに等しい。と、ここまで言い切ってしまうと、本当にビジネスが血みどろの戦いに変貌してしまうが、エッセンスは参考になる。
大切な事は最後に信じられるのは自分の力だけだと読み取れる。当たり前ではあるが、会社組織にいると、自分が社長や経営層でも無い限り、どこか組織の他人に頼りがちになる気持ちは誰もが持つ事だ。だからこそ、そこに向かうものが、その気持ちのまま登って行くのは危険極まりないし、結局勝てる組織にはなれないと、肝に銘じる必要がある。その気持ちの有無を経営層も見ているから、必然的にそうした人間は限界の位置に止まるのだ。自分の力を信じ、足りなければそれを究極まで磨き、絶対の自信を持って仕事に取り組む。それ位の気持ちでいなければならない。それを強く認識させてくれる。そして自分が会社のためと信じた施策を実現するためには、必要な説得力と説明力、それが例え多少の不正確を孕んでいたとしても、相手を納得させるだけの言葉が出ないとダメだ。チャンスは待っているだけでは訪れない。
さて、明日からも毎日、仕事に囲まれながら生きて行く。果たして自分が何かを成し遂げられるかは自分次第だし、1秒たりとも無駄に過ごす時間はない。サボっている人を尻目に自分は力を付けていくだけだ。納得いく給料を得て、誰にも文句を垂れず、ただひたすらに上を目指そう。今時そんな気持ちを抱いて仕事をしていると、社畜と呼ばれるのかもしれないが、会社のためと言いながら、真実は自分のためだ。自分の実力を試したいだけなのかもしれない。それでも在宅勤務で見られていないと安心して(本当は見られている)、サボっている人より、間違いなく会社の利益には貢献し、必要ともされるだろう。
本書は決して危険な思想では無く、自分自身への激として役立つものだと感じる。筆者の態度に多少腹立つ事もあるだろうが、それが筆者の狙いだと気付けば、私は騙されたフリして気持ちを切り替えられる。筆者もそうやって自分を奮い立たせながらやってきたに違いない。久々に心に響いた一冊だ。
そう自分を騙して読めると、本書は相当に面白い。