東郷隆のレビュー一覧
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東郷隆の『ロッポンギから愛をこめて』
関東の弱小教団の納豆団を、巨大な秘密結社NATTOに育てた駅弁王の幕内弁助は、その殺人組織KIOSKの存在を、関西に知らしめるために、定吉七番を標的に決め、様々な罠を仕掛けて来る。
芸者桃千代を、組織から抜け出そうとしている女子大生として仕立て上げ、定吉の元へ送り込み、関西で有名な情報員である定吉のスキャンダルで辱めてしまおうという企み。ところが、二人は何重にも欠けられた罠を、二人は運良く?すり抜けていく。
そして、次第に、桃千代が定吉とのスキャンダルの捨て駒であることがわかり、二人は・・・
定吉が有能なのか、有能じゃないのか、よくわからん感じやけど、 -
Posted by ブクログ
絵を並べて見せれば誰しも間違うことはないが、いざ定義を聞かれると答えに窮する。
どこで聞いたかわからずとも、誰もがなんとなく知っている『足軽』とは一体何だったのか。
文献にて確認できるのは平安後期から。
その名称は、徒歩の武装者として足を軽々と動かして主人に付き従う姿から。
平安、鎌倉時代では付添人、介添人として戦場の脇役としての立ち位置だったが、
混乱期にはむしろ徒党を組んで乱暴狼藉を働くはぐれ兵を指す言葉としての扱われ方が多かった。
しかし、戦国時代において長槍や鉄砲を用いた歩兵中心の集団戦術が発達すると、足軽は戦場の中心となる。
本書ではそんな時代における足軽の食、排泄、医療、博打、盗