孫崎享のレビュー一覧

  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

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    日米同盟の実態を理解することができる。

    【概要】
    ●第1章 戦略思考に弱い日本
     第2章 21世紀の真珠湾攻撃
     第3章 米国の新戦略と変わる日米関係
     第4章 日本外交の変質
     第5章 イラク戦争はなぜ継続されたか
     第6章 米国の新たな戦い
     第7章 21世紀の核戦略
     第8章 日本の進むべき道

    【感想】
    ●現在の日米関係を見れば、この本の内容は合わない部分があるかもしれない。しかしながら、日米同盟の原理となるところは変わらない。
    ●このことからも、本書は、今後の安全保障を考えるにあたって参考になる点が多い。
    ●また本書は、平和ボケから目を覚まさせるのにもよい本だと思う。
    ●日本は、過

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    2023年01月15日
  • アメリカに潰された政治家たち

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    冷徹な国際戦略を思い知る。行動原理の根っこには、自国の利益、優位性を維持すること、自組織の生き残りが最優先であることを忘れてはならない。

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    2022年03月24日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    領土問題を歴史的分析した本。いかに自分はメディアの情報に印象操作されていたかが分かる。双方の主張をフェアにみないとどうしてもバイアスがかかってしまう(自分の場合は日本寄りに偏ってしまう)

    とはいえこういった歴史問題は水掛け論になりがちだし、ナショナリズム的議論になるのは目に見えてるから、瀧本さんが言ってたように、交渉と両国の妥協点が解決のカギになるんだろうなあと。

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    2021年03月26日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    内容は大変興味深く面白いのだが文章が...基本的な日本語ルールに沿っていないと思われる部分が散見されて非常に読みづらい。もう少し読む側に配慮した分かりやすい文章だったら満点だった。

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    2020年10月07日
  • 朝鮮戦争の正体――なぜ戦争協力の全貌は隠されたのか

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    ¨忘れ去られた戦争¨と言われる朝鮮戦争。なぜ起こったか、日本の関与について等の歴史を振り返りつつ現在の朝鮮半島情勢を語る一冊。

    「〇〇の正体」の著作で日本の外交の秘密を次々に暴く筆者の最新作は朝鮮戦争について。日本ではあまり知られていない戦争であるが敗戦からの日本の復興とその後現在まで続く朝鮮半島情勢を知るに朝鮮戦争の欠かせないだろう。

    本書は日本の敗戦つまり朝鮮戦争総督府の解体、朝鮮人による自治国、幻の「朝鮮人民共和国」、それをつぶすソ連とアメリカ、中国それぞれの立場から半島の分断に至る道を詳述。信託統治領から分割占領に変わるまで。大国の思惑と誤算により戦争に発展、国際政治は実に興味深い

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    2020年08月25日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    孫崎享(1943年~)氏は、駐ウズベキスタン大使、外務省国際情報局局長、駐イラン大使、防衛大学校人文社会科学群学群長などを歴任した、元外交官、評論家。一般向けの著書も多数。
    著者は本書について、「北方領土、尖閣諸島、竹島について、日本の帰属を考えるに際して、どうしても知っておいて欲しい事実を伝えることを主眼とした。少なくともこの本を読まれ、「そんな事実があったのか」と思われることは間違いない。その意味でこの本は領土問題を扱った本としては大変新鮮な本である。」といい、それぞれの国境問題についての歴史的背景、それぞれの立場・主張などを様々な角度から説明している。
    そして、最終章では、国家目標のうち

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    2020年04月29日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    2012年に購入したあと、何度も止まっては読み、読んでは止まり、8年かけてやっと読み終わった。2012年以後の8年を思うに、日本の対米追順路線は、もう思考停止に近い形で、当たり前になっている気もする。
    一方、中国の台頭で、世界のパワーバランスが変わり、米中の狭間にいる日本は、益々厳しい選択を迫られる。
    が、骨のある政治家が少ない、平和ボケ、ピンぼけの政治家ばかりなのが気になる。

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    2020年02月27日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    戦後史の正体、とあるが内容は大戦後の日米関係の歴史に特化している。新聞では報道されない情報がいかに多いか、新聞で知ったことが全て正しいと信じることがいかに危険か、を知らされることとなった。
    戦後の首相が「自主派」と「対米追随派」に大きく分けられる。自主派はアメリカの言いなりにはならない、ということだが、自主派の首相はことごとく短命で終わっている。あの手この手で首相の座を引きずりおろされることになる。福田康夫氏、鳩山由紀夫氏もマスコミのイメージは悪いが、自主派であった。
    最後に著者は「米国の対日政策は常に米国の利益が中心にある」と述べているが、当たり前でありながら非常に考えさせられることである。

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    2019年06月27日
  • 日本の「情報と外交」

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    元外交官の外崎亨が、日本の「情報と外交」について分析した一冊。

    インテリジェンスとは何かということを含めて、勉強にはなった。

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    2019年05月15日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

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    日本独自の戦略感を持ってアメリカと対峙するという主張がありながらも、その手段は是々非々で対処するという、さすが元外務省国際情報局長というキャリアならではの分析でした。
    戦略的思考の重要性を感じます。

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    2017年05月07日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    20世紀より今のほうが、日本はアメリカにやられっぱなし、というのが明確に。「自主外交路線」と「対米追随路線」で日本の歴代首相の政治を再評価している。一般常識(大手メディアの説?)とは全く違う見解が多数あって、唸りました。疑問な点もあるものの、異なる視点を得るために読む意義があったと思う。

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    2017年01月06日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    国外から見ると、なぜ日本の右派が親米という屈折した構図になっているか理解しにくいようです。
    しかし日本人の多くは、それが屈折してるとの認識すら持ってないのが現状でしょう。

    本書は米国からの圧力を軸に戦後史を紐解いたものですが、こういう視点でまとめられたものは少ないのでとても面白く読みました。

    米国が悪いなんて言っても始まりません。国家というのはそういうものだからです。それなら日本は日本の国益を追求してくれる勢力が国の舵取りをしているか。残念ながら、この国で長期政権を実現した為政者は押しなべて対米従属派で、小泉総理以降その傾向はますます顕著になっています。

    冷戦期のように、米国に追従してさ

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    2016年09月28日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    元外交官官僚で防衛大学教授の著者が、文字通り日本の国境問題である尖閣・竹島・北方領土について語った一冊。

    政府の要人だっただけあり、日本側の見方だけではなく、国際的な見方やアメリカの立場などについても書いてあって、とても勉強になった。

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    2016年08月14日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

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    少しハト派になった。ただ外交において謀は必須なのに、日本はそのお国柄か謀が下手な事に気付いていない人が多過ぎる、との意見は変わらない。

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    2016年03月08日
  • 日本の「情報と外交」

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    外務省で情報分野を中心に勤務し、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任した孫崎享氏が、情報分野をいかに考えるかというテーマを持ちながら執筆した回顧録で、2009年に出版された『情報と外交』を改題したものである。
    著者はまず、外交政策の立案において最も必要とされるのは「外部環境の把握」と「自己の能力の把握」で、この二つについていかに客観的で正確な情報を入手するかが極めて重要であるにもかかわらず、日本の外交においては、戦前も戦後も一貫して、「何がしたいか」という願望が先行して、外部環境の客観的な把握に失敗し続けてきたという。そして、近年の最大の外交問題のひとつである尖閣列島をめぐる

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    2016年01月16日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    ●読むキッカケ
    ・本屋で同著者の本を読み、それなりに正しいことを述べてる感を感じたため
    ・今後到来する未来を先読みしたい欲求があったため

    ●メモ
    ・直近でも、アメリカに対して反対の姿勢を持った権力者たちがいたという事実
     ーそして、それは儚くももろく押しつぶされてきたという事実
     ー結局民主的に打破するしか無い現状のシステムを考えた時、
      愚かな大衆化している日本に立ち直る可能性を見出すのは難しい気がする

    ・歴史の細部を知る必要は無いが、8割を構成する大きな流れ、大局的な見方を手に入れたいな
     ー恐らく、歴史は武力・闘争の積み重ねであって、覇権国・覇権者を中心としたそのせめぎあいを観るの

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    2016年01月09日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    元外交官が、対米追随と対米自主をさまよう日本の外交を解く。まさに今、新安保法案・TPPが成立し、完全対米追随が完了したか?石油が激安だった時代に突如原子力発電に注力はじめた原因、田中角栄をはじめとした中国に近づく政治家がなぜかスキャンダルで失脚する理由、対米追随路線を開始した吉田茂がいまだ有名なこと、などの経緯がよく理解できる。また、岸信介が対米追随のふるをして実は自主路線のため失脚したことは意外。しかし、著者の関心が官僚・政治家・財界のエリート層にだけあって、民間に注意が及んでいないのが残念。

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    2015年10月26日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    分かりやすく、新たな発見がたくさん!しかし、米国批判を前提に書かれた本で少し意見が偏っているように感じた。

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    2015年10月21日
  • 日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか

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    数年前位から自分で始めた企画ですが、年度が改まって8月の終戦記念日を迎えるまでに、先の戦争について解説された本を読もうを思っています。

    この本は、以前に読んで私にとっては「目からウロコ」であった、「戦後史の正体」を書かれた孫崎氏によって書かれたものです。日米開戦=真珠湾攻撃になぜ踏み切ることになったのかについて解説されています。

    私がこの本から得た結論は、株式市場がいくら好調のように見えても、ある程度を超えたところから上昇することが宿命となって無理をするために、いずれバブルが弾けなければならない、という自然法則に従ったためと思いました。どこかで弾ける運命にあったのだと思いました。

    本の中

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    2015年08月16日
  • 日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか

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    なぜ真珠湾攻撃と言う愚かな道を歩んだか

    森島守人著、 陰謀・暗殺・軍刀 岩波新書

    なぜだまされることを選択するのか、認知的不協和論

    伊丹万作、戦争責任者の問題、騙されていたと言って平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう、

    天皇陛下、満州事変に始まるこの戦争の歴史、

    日露戦争から真珠湾攻撃までの歴史について、

    満鉄は日本は満州を統治する機関、後藤新平、初代満鉄総裁
    民間の会社の装いの下、満州のポーチをする、インドにおける東印度会社、

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    2015年07月30日