孫崎享のレビュー一覧
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戦後の日本政治史は、対米追従と自主の2つの路線に分類される。大国である米国との外交姿勢が最も重要であり、なぜなのか分かりやすく解説されていてとても勉強になった。テレビ等のマスコミでは報道されない裏の部分も扱っているので、今後は情報(新聞・テレビ・sns)を客観的な視点で見るために、自分にできることは...続きを読むPosted by ブクログ
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2012年の8月に世に出たもの
それから11年半が過ぎようとしています
孫崎さんの おっしゃっておられることが
ますます 証明されているのが
たまらなく 悲しいPosted by ブクログ -
第1章 「安倍処分」の真相
安倍晋三を殺したのはアメリカだ
大転換する世界の行方
第2章 ウクライナ戦争の真実
なぜプーチンは嵌められたのか
ネオナチとウクライナ戦争の特殊事情
第3章 崩れた世界のパワーバランス
アメリカ一極支配の終焉
世界経済をリードする中国と新興大国
第4章 日米外...続きを読むPosted by ブクログ -
大学の政治学の授業で参考図書として薦められたので読んでみた。
ですます調で書かれている。中高生でも読めるような非常に分かりやすい本。
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衝撃すぎて心がついていかず、少しずつしか読めなかった。全国民必読。岸田新総理は果たして米国追随派か、それとも自主派か。注目していきたい。Posted by ブクログ
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外務省で各国に駐在し大使まで務めた、外交の専門家が著した書。
正直、驚きの連続だった。僕の学生の頃なんて遥か昔だが、日本近現代史はさらっとしか触れなかった。当然朝鮮戦争も本の数分のレベルの知識しかなく、此処まで掘り下げた知識はなかった。
日本がポツダム宣言を受諾し降伏したその日の夜に「日本人の要...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後の外交史を対アメリカ追随路線、対アメリカ独自路線を
軸に展開。歴史教育では駆け足になってしまう(それさえも何か思惑があるのか?)部分を重点的にわかりやすく解説。
今日現在の外交問題と結びつけて、何度も読み返したい。Posted by ブクログ -
なるほど、日本がかなりシステマチックにアメリカに支配されていることが理解できた。
と言うよりも、抵抗の動きもあったのだが、ことごとく潰されて来て、それを学習して来たやけですね。それでも立ち上がれというわけですね。Posted by ブクログ -
久し振りに本を読んで興奮し、そしてショックを受ける経験をした。
戦後の日本が歩んだ歴史における"タブー"に真っ向から挑んだ著者である孫崎氏には敬意を抱かざるを得ない。
本書における多くの書評にあるように、筆者は日本の戦後から2012年現在の野田政権までの歴史について、戦後の首相と外相を主人公として...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで日本の領土だと思っていた尖閣、竹島、そして北方領土は、本当に日本固有の領土なのか?
いつから日本の領土になったのか???
この書を読む限り日本固有の領土というには、根拠が弱いという印象を受けた。あらためて領土問題についてに考えさせられました。
この本を恵贈くださった山本先輩に感謝します。Posted by ブクログ -
2012年の創元社のベストセラー。2017月10月の衆議院選のころ読む。
日本の戦後政治と米国米軍との関係について、元外務省官僚の視点から叙述。
気づいたこと。
1、自民党結党時からの綱領の「改憲」とは、鳩山一郎総裁の「自主外交」とセットだったこと。自主外交とは、米軍に出ていってもらうこと、その上で...続きを読むPosted by ブクログ -
自主路線と対米追随。日本がいかにアメリカのいいようにされてきたかがよくわかる。日本が今後いかにして真の独立国となるかを考えさせられる本。政治家は皆読むべき。Posted by ブクログ
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ネットで検索すると、とっても評判が悪いです、この本というかこの著者(笑)。
著者の考えはともかく、事実は、ちゃんと受け止めるべきだと思いますし、日本側からの視点だけでなく、相手国側からの視点も述べている点で、新聞なんかよりも、よっぽど信頼できる内容だと思います。
また、考え方についても、そう...続きを読むPosted by ブクログ -
今すぐ読もう!以下、抜粋です。
「検察は米国と密接な関係をもっています。とくに特捜部はGHQの管理下でスタートした「隠匿退蔵物資事件捜査部」を前身としています。その任務は、敗戦直後に旧日本軍関係者が隠した「お宝」を摘発し、GHQに差しだすことでした」Posted by ブクログ -
「自主」か「追随」か。米国からの圧力に対する2つの路線を軸に、日本戦後史を総括しようとする。
日本が8月15日を「終戦記念日」と定めていることの欺瞞から、著者は筆を起こしている。本当に戦争が終わったのは降伏文書に署名した1945年9月2日。つまり、日本人は「敗戦記念日」に向き合ってこなかったのだ。...続きを読むPosted by ブクログ -
以前出版されたハードカバー「情報と外交」の新書版。あらためて一読したが、外務省での国際情報局長、分析課長、ソ連・イラン・イラク大使館での勤務経験を踏まえたインテリジェンス経験論には、説得力抜群です。
国内のインテリジェンス機関の拡充に関しても、単に拡充するのではなく、国益を考えて目的を明確にすること...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後再発見。高校生でも読める戦後史の本とうたわれています。元外務省外交官の著者が1945年~2012年までの日本と米国の関係を軸に、歴史を整理してくれています。池上彰さんの本では物足りない方に。「歴史は、終戦・占領・冷戦・講和条約と日米安保・自民党と経済成長・冷戦終結・9.11・イラク戦争後の世界と...続きを読むPosted by ブクログ
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この本を読めば戦後の政治、外交の隠れた部分が明らかになり、アメリカの戦後統治
が日本に対してどのように為されてきたのかが良く理解出来ます。
日本人ならば必読の良書です。Posted by ブクログ -
外務省国際情報局局長、防衛大学校人文社会科学群学群長等を歴任した元外交官が、戦後史を「自主」vs「対米追従」という二つの外交路線のせめぎ合いという観点からまとめた本。読者を高校生まで広げて書かれているので、分かり易い内容となっている。
かつて存在した「自主」外交路線は、今や死に絶えた。「日本を取り戻...続きを読むPosted by ブクログ