孫崎享のレビュー一覧

  • 私とスパイの物語

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    私とスパイの物語 孫崎享 ワニブックス
    英国を皮切りにソ連イラクカナダ大使館に駐在の後ウズベキスタンとイランの大使を務める
    敗戦後丸腰にされ米軍の植民地となったニホンはスパイ天国と呼ばれる傀儡政府と日米合同委員会による支配の下で
    無防備極まりない地域となった
    そんな中枢で過ごしてきた孫崎さんが出合ったスパイたちとのリアルなお話である噂で知っている話もあるが
    オードリーヘップバーンの様にビックリする話も多い

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    2025年04月30日
  • 世界が破壊される前に日本に何ができるか

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     世界が破滅へと向かう中日本に何ができるのか。孫崎享氏や副島隆彦氏の言葉に耳を傾けると目の前の「常識」すら問い直される。多くの人が信じる道とは裏腹に真実は時に静かな声の中に宿る。
     正しさとは多数派の声ではなく問い続ける姿勢にあるのかもしれない。表があれば裏がある。広く流布する意見もあれば光の当たらぬ真実もある。誠実とは自らの思考を手放さず対話を拒まぬこと。小国・日本の誠意が世界の破滅を食い止める一石になることを願う。

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    2025年04月30日
  • 日米開戦へのスパイ――東條英機とゾルゲ事件

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    『戦後史の正体』の著者の近著。著者はあくまで実証に徹する。チャーチルは、指導者として米国を参戦させることで英国を守り、日本陸軍は挑発に乗って日本を滅ぼしたというのがゾルゲ事件の本質。
    ゾルゲの情報をモスクワが軽視していたというのは、議論の余地があるかもしれない。ゾルゲ情報により、スターリンが満州国境から戦車部隊を独ソ戦に振り向けて、戦況を逆転できたという説もあるので。
    陸軍がそれまで北方戦の準備はしていたが南方戦の準備はしておらず、ためにあたら多くの将兵をマラリアで亡くしたという指摘、御前会議の出席者の中で駐米経験のある陸軍関係者はいなかったという指摘は、容易に検証可能であり誰も否定しえないと

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    2024年10月21日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    教科書で簡単に説明される国境問題の複雑さをしっかり読み解けました。
    国境問題における各国との折衝履歴、歴史的解釈の違いなど、日本国民として知っておくべき内容がふんだんに含まれていました。

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    2024年09月06日
  • 日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか

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    (2015/11/13)
    つい先日読んだ「大日本帝国の興亡」をなぞるような本。
    歴史的事実に新しい発見はなかったが、
    これもつい先日読んだばかりの「ネット私刑」との共通点に驚く。
    誰が勝つ見込みのない、国の資源が10倍も違うアメリカに戦争をしかけたか。
    戦犯と思しき人たちが皆「自分は騙された。」と他者のせいにする。
    他者のせいにはするが、戦争を否定することはなく、むしろ喝采を浴びせる。応援する。
    無鉄砲な、勢いのいいだけの、考えなしの意見に同調する。
    無責任極まりない。
    少なくとも日本人は、いやもしかしたら人類共通の課題かもしれないが、全く進化していない。

    私が敬愛する小説家吉川英治ですら、

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    2024年09月04日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    あまりの読みやすさに一気読みしてしまった。
    自分の中に新たな軸ができ、
    ニュースや論壇以外にも、映画や漫画(エンタメコンテンツ)に触れる際にまた違った目線を入れて楽しめそう。

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    2024年08月11日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    戦後の日本政治史は、対米追従と自主の2つの路線に分類される。大国である米国との外交姿勢が最も重要であり、なぜなのか分かりやすく解説されていてとても勉強になった。テレビ等のマスコミでは報道されない裏の部分も扱っているので、今後は情報(新聞・テレビ・sns)を客観的な視点で見るために、自分にできることは何か考えさせられた。

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    2024年02月20日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    2012年の8月に世に出たもの
    それから11年半が過ぎようとしています
    孫崎さんの おっしゃっておられることが
    ますます 証明されているのが
    たまらなく 悲しい

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    2024年02月11日
  • 世界が破壊される前に日本に何ができるか

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    第1章 「安倍処分」の真相

    安倍晋三を殺したのはアメリカだ
    大転換する世界の行方

    第2章 ウクライナ戦争の真実

    なぜプーチンは嵌められたのか
    ネオナチとウクライナ戦争の特殊事情

    第3章 崩れた世界のパワーバランス

    アメリカ一極支配の終焉
    世界経済をリードする中国と新興大国

    第4章 日米外交の正体

    外務省と対米追随の戦後史
    外務省の対米追随派と自主派の対立

    第5章 スパイと日本外交のリアルな話

    ロシアとスパイの過酷な世界
    日本外交のリアルと大使のお仕事

    第6章 戦争しない国 日本の戦略

    日本が戦争しないために出来ること

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    2023年09月11日
  • アメリカに潰された政治家たち

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    大学の政治学の授業で参考図書として薦められたので読んでみた。
    ですます調で書かれている。中高生でも読めるような非常に分かりやすい本。

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    2022年03月14日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    日本で歴史を学んだものとして、信じられない内容
    事実を本当か確認したいが、現在の日本を理解する上で読んでおきたい一冊

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    2023年12月26日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    衝撃すぎて心がついていかず、少しずつしか読めなかった。全国民必読。岸田新総理は果たして米国追随派か、それとも自主派か。注目していきたい。

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    2021年10月07日
  • 朝鮮戦争の正体――なぜ戦争協力の全貌は隠されたのか

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    外務省で各国に駐在し大使まで務めた、外交の専門家が著した書。
    正直、驚きの連続だった。僕の学生の頃なんて遥か昔だが、日本近現代史はさらっとしか触れなかった。当然朝鮮戦争も本の数分のレベルの知識しかなく、此処まで掘り下げた知識はなかった。

    日本がポツダム宣言を受諾し降伏したその日の夜に「日本人の要請で」建国準備委員会が設立され、20日後には「(統一)朝鮮人民共和国」樹立が宣言されたこと。それが米ソ両大国の思惑で承認されず、南北の分割統治になったこと。だが米ソどちらも決して統一のための戦争は望んでいなかったこと。朝鮮戦争勃発にともない、秘密裏に日本人が参加していたこと、法律ではなく政令で警察予

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    2021年01月03日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    ネタバレ

    戦後の外交史を対アメリカ追随路線、対アメリカ独自路線を
    軸に展開。歴史教育では駆け足になってしまう(それさえも何か思惑があるのか?)部分を重点的にわかりやすく解説。
    今日現在の外交問題と結びつけて、何度も読み返したい。

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    2020年05月04日
  • 21世紀の戦争と平和 きみが知るべき日米関係の真実

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    なるほど、日本がかなりシステマチックにアメリカに支配されていることが理解できた。
    と言うよりも、抵抗の動きもあったのだが、ことごとく潰されて来て、それを学習して来たやけですね。それでも立ち上がれというわけですね。

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    2020年04月03日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    久し振りに本を読んで興奮し、そしてショックを受ける経験をした。
    戦後の日本が歩んだ歴史における"タブー"に真っ向から挑んだ著者である孫崎氏には敬意を抱かざるを得ない。

    本書における多くの書評にあるように、筆者は日本の戦後から2012年現在の野田政権までの歴史について、戦後の首相と外相を主人公として、様々な公式文書、論文、記事等を客観的証拠としながら、米国との外交を舞台に「対米追随路線」と「対米自主路線」という相反する対立軸を用いることで、「戦後日本史」というひとつの物語を展開している。

    そこには我々日本人がこれまで教えられたり、聞いてきたり、抱いてきた戦後歴史観とは全く

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    2020年01月29日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    今まで日本の領土だと思っていた尖閣、竹島、そして北方領土は、本当に日本固有の領土なのか?
    いつから日本の領土になったのか???
    この書を読む限り日本固有の領土というには、根拠が弱いという印象を受けた。あらためて領土問題についてに考えさせられました。
    この本を恵贈くださった山本先輩に感謝します。

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    2018年10月12日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    2012年の創元社のベストセラー。2017月10月の衆議院選のころ読む。
    日本の戦後政治と米国米軍との関係について、元外務省官僚の視点から叙述。
    気づいたこと。
    1、自民党結党時からの綱領の「改憲」とは、鳩山一郎総裁の「自主外交」とセットだったこと。自主外交とは、米軍に出ていってもらうこと、その上で防衛力を備えるための改憲のことだった。同じ憲法のまま、今の自衛隊は世界7位の軍隊になっているので、もはや、改憲は必要ないことになると思う。「自主外交」はいまだ達成されていない。
    2、著者は岸内閣の再評価が必要という。著者のいう反安保デモCIA陰謀説はいかがかと思うが、日米安保条約の内容は評価すべきと

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    2018年08月10日
  • 「戦後再発見」双書1 戦後史の正体

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    自主路線と対米追随。日本がいかにアメリカのいいようにされてきたかがよくわかる。日本が今後いかにして真の独立国となるかを考えさせられる本。政治家は皆読むべき。

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    2018年07月07日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

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    ネットで検索すると、とっても評判が悪いです、この本というかこの著者(笑)。

    著者の考えはともかく、事実は、ちゃんと受け止めるべきだと思いますし、日本側からの視点だけでなく、相手国側からの視点も述べている点で、新聞なんかよりも、よっぽど信頼できる内容だと思います。

    また、考え方についても、そういう考え方もあると思いますので、参考になりました。

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    2017年11月12日