孫崎享のレビュー一覧

  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

    Posted by ブクログ

    こんなにも自分は歴史を知らないのか、と認識。そして今置かれてる日本の状況は本当に一筋縄ではいかない、と再認識。尖閣諸島問題、竹島問題、北方領土問題、いずれもどういう経緯があり現代に至ったのか、そして愚かな役人にや諸外国の影響によって翻弄されたか…
    棚上げする、とはネガティブな事だとばかり思っていたけれどそうでもなかった。その先にある事をどこまで考えられるかが大事。

    0
    2012年11月02日
  • 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換

    Posted by 読むコレ

    アジアは中国を中心に回り始めてい現実に目覚めよ、ということか。最近の孫崎さんの筆の鋭さは、心配なほどです。

    0
    2012年09月06日
  • 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換

    Posted by ブクログ

    台頭する中国と、それによる日米関係の変化についての本。

    タイトルになっている「不愉快な現実」とは、アメリカが日本よりも中国を重視し、日本だけが一方的に取り残されるという事態を指している。

    外交やパワーバランスについて、専門書を引用しながら書かれていて、日本を取り巻くアジア問題の入門書としてオススメ。

    0
    2012年08月23日
  • 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換

    Posted by ブクログ

    知ろうとせずお人好しからの脱皮を。ウィン・ルーズからウィン・ウィンへ、リアリズムから複合的相互依存の関係へ。客観的事実、現実直視。

    0
    2012年07月08日
  • 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特に8,9章が星5。
    外交は単純なものではない。
    白黒つければ良いというものでもない。
    紛争を起こさないために、グレーのままにしておくのも一つの方法。
    尖閣諸島を東京都で買うことに何か戦略があるのだろうか。
    この本にあるように、領土問題はこのまま棚上げして、
    この地域を両国間で有効に活用するのが、よりよい対策に思う。

    0
    2012年05月02日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    以前から読みたいと思っていた孫崎さんの著書。第八章の「日本の進むべき道」に賛同できた。以前から「日本のこれからの進むべき道」について考えてみても、どこかすっきりせずにいたが、孫崎さんの案には快く賛同できたように思う。

    0
    2012年04月25日
  • 不愉快な現実 中国の大国化、米国の戦略転換

    Posted by ブクログ

    まさに、タイムリーな一冊。多くの日本国民が、たとえ賛成はしなくとも、著者の提示する事実と主張を読んだうえで日本の外交戦略を考えてほしい。

    0
    2012年04月20日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    抑制とは得られる利益とはつりあわな​いリスクを押し付けることによって、相手にある行動をとらせない​ようにする試みである。
    キッシンジャーの言葉。

    0
    2011年12月22日
  • 日本の国境問題 ──尖閣・竹島・北方領土

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本に存在する(日本国として)領土問題。

    色々な意味で知っていなかったことがこの本で歴史的事実と一緒に分かった。
    日本固有の領土として主張する尖閣諸島も、日本古来の領土と言っているが1870年代以前に日本の領土であったことはないと言う事実。

    北方領土も第2次世界大戦で放棄したが、アメリカがソ連と日本の国交回復を複雑にするため領土問題を曖昧にし、日本は北方領土返還を主張しソ連との良好な関係が構築出来なかったこと。
    敗戦で領土を放棄し、その決着はポツダム宣言を日本が受諾したことにより決定したことであることを受け止めないといけない、それを国家は国民にちゃんと説明していない。

    ドイツは敗戦により

    0
    2013年05月24日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    ハンパメモ
    世界に脅威を作り出し最強の軍事力を維持しようとする米国。対米追従を国家戦略とするなった日本。
    日本人は戦略的思考が制服の人間に至るまでできない。シーレーン防衛構想も米のソ連戦略原潜を封じようとする戦略の一環だった。
    イラク戦争と石油には大きな関係はなかった。

    0
    2011年08月28日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    日本人が伝統的に局地的な戦術では強いが、大局を見る戦略思考に弱い事を指摘。過去の事例分析から、筆者独自の持論を展開する良書。いかに日本の国防意識が低いかを思い知らされる。

    0
    2011年05月04日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    敗戦後サンフランシスコ講和条約と抱き合わせで結ばされてしまった日米安全保障条約、つねに米国の主導の下、日本は、一貫して米国のいいなりである。それでも、吉田元首相をはじめ、心ある外務官僚の抵抗も、今は昔となってしまった。冷戦後、変質した戦争仕掛国家となってしまった米国と心中するつもりなのか日本。国連中心の集団安全保障の道筋を欧州諸国、そして中国をはじめとする東アジア諸国との地道な協議を模索すべき時に来ている。米国のあからさまな嫌がらせはあるだろうが、米国の覇権主義に対する世界の抵抗は一段と強くなっていくことを期待しながら・・・

    0
    2011年03月15日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    ・日本には戦略的思考がない
    ・陰謀をはなからないものと決めつけるな
    ・米国は軍事力で世界を変えることを志向している
    ・安保は以前米国に有利
    ・極東規模では日米は協調できるが世界規模ではそうでもない
    ・イラク戦争継続は軍を維持するため(石油ではない.むしろ石油では脱中東を目指している)
    ・オバマの戦略は既存勢力との協調
    ・核保有は日本の安保に利さない
     -核の撃ち合いになれば日本は初撃で壊滅させられる可能性がある
    ・経済力による抑止効果を考えるべきでは?
     -NATOとの協調も選択肢の一つ.

    0
    2010年09月06日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

     日米関係の見方、国益を確保するための国際戦略の考え方を精緻な理論で解説。著者は外務省で分析課長と国際情報局長にあった方である。
     主な論点は以下の通り。「真珠湾攻撃から9・11」「イラク戦争継続の理由」「核兵器使用の戦略」「アメリカの戦略の変遷と翻弄される日本」、そして最後に「これからの日本外交の試案」。
     日本参戦時のチャーチルの歓喜の理由を解説した上で、9・11を故意に防がなかったと思われる状況証拠を提示するなど、歴史が繋がっていることを分からせてくれる。この10年のアメリカ・日本・北朝鮮の動きも、当事者ならではの稠密な情報がコンパクトにまとめてある。
     現代史、外交に興味がある人は必読

    0
    2014年06月08日
  • 日米同盟の正体 迷走する安全保障

    Posted by ブクログ

    対米関係を主軸に日本の外交について書かれた本。私の主観だが、本質に近いことが書かれていると思う。論の立て方より著者は知性のある方と見え、この手の本にありがちな無責任にアジる本とは一線を画している。必読。

    0
    2011年02月12日
  • 日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか

    Posted by ブクログ

    真珠湾攻撃へと向かう国内の歴史を、多くの文献や証言などを交えながら、詳細に論じています。日本の今ととても似ている状況にあることが、過去の負の歴史から学ぶことができます。日本の未来を語るための必読の書です。

    0
    2025年04月03日
  • 世界が破壊される前に日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに孫崎享氏は偉い人なのだ
    第1章安部処分の真相
    第2章ウクライナ戦争の真実
    第3章崩れた世界のパワーバランス
    第4章日米外交の正体
    第5章スパイと日本外交のリアルな話
    第6章戦争しない国 日本の戦略
    おわりに

    2023/1/31第1刷
    2023/3/10第3刷

    副島氏はあいかわらず。元外交官の孫崎氏はその留学
    履歴からスパイでしょう。語っていることの過去の
    事象は陰謀論ではなくて、事実と思います。
    ただ、思想的には合いませんが。
    購入後、何度か読みかけて止まってしまったのは、
    そのためかもしれません。

    0
    2024年09月01日
  • アメリカに潰された政治家たち

    Posted by ブクログ

    孫崎享著『戦後史の正体』が出版されたのが2012年7月。これを補完するような形で2012年9月に出版されたのが単行本『アメリカに潰された政治家たち』(小学館)で、本書はその文庫化である。
    アメリカの「虎の尾」は「在日米軍の削減」と「日中関係の改善」の2つで、これらを踏んだ政治家はアメリカに潰されてきた。
    岸信介は対米自主路線の政治家だった。日米安保条約を改正して行政協定を改定することを企んでいた。その岸は「60年安保」の学生運動で退陣に追い込まれる。
    田中角栄は日中国交正常化(1972年9月)を成し遂げ、ニクソンの電撃訪中(1972年2月)に泥を塗ったため、ロッキード事件で逮捕された。
    アメリ

    0
    2024年08月04日
  • 日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作のテーマは「日米開戦」「真珠湾攻撃」。

    若者から面倒臭っ、古臭っ、みたいな反応がありそうです。ただし、氏のテーマ設定の背景は深遠です。『日本は今、「あのとき」と同じ歴史的曲がり角にいます』、と冒頭で述べます。

    ・・・
    今、TPP、原発はじめエネルギー問題、消費税増税、国の借金等問題がありながら、正論が叩き潰され、言論が密かに封殺されるような現代社会。

    今なら無謀な戦いだと理解できる約80年前にも、正論が覆され、自己の保身から統治責任を放棄した政治家や軍人たち、そして現状をあおったマスコミや論壇があった、という話です。

    現代を危機と捉えるものの問題には直接触れず、逆に80年前の状況を

    0
    2023年07月15日
  • 世界が破壊される前に日本に何ができるか

    Posted by ブクログ

    日本最高のインテリジェンスと外交のプロお二人の対談本。
    冒頭からその凄まじい内容に私の身はたじろいた。
    「情報なくして判断なし」本の帯に書いている通りの事が外交では起こっていることを痛烈に感じた。
    平和ボケに安穏としている日本人に一石を投じた警告本!
    もっと確かで多面的な情報を収集しそれに基づいた判断をすることの重要性を再認識した。

    0
    2023年06月18日